プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

香港・台湾は中国の都市のひとつかと思っていたのですが
中華人民共和国の特別行政区が香港で
台湾は台湾は独立した国だと主張していて
中国が台湾は中国の一部だと主張して食い違っている状態なんですよね?
ではこれらの地域を行き来する場合、
パスポートなどはどうなっているのでしょうか?
また、文化にそこまで違いはないと思いますが
言語や人々の意識などはどう違うのでしょうか?
またシンガポール等は繋がりがあるんですか?
色々知りたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

台湾に何回か行ったことがあるので、台湾からの見方を中心に。



台湾は、中華民国って書かれたパスポートを使ってますよ。
中国のものとは違います。

飛行機は、現在は、香港を必ず経由するはずです。
少し前に、直行便が特別にあったのをニュースで聞いたような気がします。

言語は、中国・香港・台湾、すべて公用語(国語)は、北京語。
日本で、普通に学ぶ中国語は、北京語です。

香港や中国南部では、広東語。中国の方言ですね。
また、台湾の北京語は、発音や単語の意味に違いがあります。
あと、台湾の漢字は繁体字。中国の漢字は簡体字です。
簡体字は日本の漢字より、簡略化されています。
繁体字は、昔、日本でも使っていた難しい感じです。廣島(広島)とか。
あと、台湾語という台湾独自の言葉があります。
話し言葉だけで文字がありません。現在でも、話す人はいますが、若い人はあまり話せないと思います。

人の意識は、私が知る限り、
中国の人はほとんど、中国・香港・台湾は中国だと思っています。
香港の人は、返還で中国の一部になったことが嫌だった人が少なくないと思います。
台湾の人は、2つに割れていて、親中と反中の人がいます。
親中の人は、国民党(現在は野党)の人が多いです。
反中の人は、多いですが、反中の人でも、台湾が独立するべきだと思っている人だと、数が減ります。本当は独立したいけれど、中国との経済的な繋がりを失うことや、中国と戦争になることを恐れています。

文化は、中国は古い歴史がありますが、台湾の歴史はあまり古くありません。台湾にある中国の文化は、中国の清の時代に伝えられたものが多いです。あと、第二次大戦後に中華民国・国民党によって伝えられたものもあります。中国の古い芸術品が納められている一番有名な博物館は台湾にあります。

台湾は、中国・香港とは違い、50年ほど日本領だったので、日本の文化が残っています。

私が感じるのは、中国は歴史も古く、国の面積も大きく、人口も多く、大国なので、中国が1番だと思っています。周りの国(台湾、朝鮮、東南アジアなど)は小国なので、中国には逆らえないと思っています。
日本は、中国の言うことを聞かないので、中国は日本が嫌いです。

台湾は、1500年ぐらいまでは、原住民が住んでいるだけの島で、中国のような歴史・文化はありません。歴史的に、あまり国としてまとまることが少なく、独立心が少ないと思います。日本統治をあまり嫌っていなかったのも、中国の一部になっていいと思う人がいるのも、まだ独立できていないのも、そのような気質が理由だと思います。

私も20歳ぐらまで、中国と台湾、韓国と台湾の違いを気にしませんでしたね。どうでも良かったですね。

日本にとって、避けて通れない話しなので、多くの人によく知って欲しいです。
    • good
    • 31
この回答へのお礼

台湾は歴史が浅い国なのですね
よく親日だと聞きます。
しかし中国は反日報道など一時期すごかったですね
この説明で中国の人の意識がよくわかりました。

それと人々の意識についてなのですが
やはり区分が違うと言っても
中国・香港・台湾ではまるっきり
他国という意識はなく
日本が中国や韓国を見る目とは違いますよね?

お礼日時:2006/06/23 19:59

香港人です。



<パスポートなどはどうなっているのでしょうか?>

香港人が中国へ行く場合、2回通関要ります。
まず"香港IDカード"で香港海関を出て、次は"回郷カード"で中国に入国。

香港人が中国以外の国(日本など)へ行く時、"回郷カード"は使用しません。IDカードで出国してから、パスポートで外国に入国。(パスポートは中国に行く時、使用禁止)

香港人が台湾へ行く時、パスポートと"入台証"が要ります。台湾空港に着いたらその場で申し込むです。

香港人がマカオへ行く時、香港IDカードで行けばいいです。なにもパスポートやビザが要りません。

中国人は自由に香港へ行けません。事前に政府に申し込むことが必要です。たまに申請は難しいですが。

例として、私の中国同僚は、香港に研修に来る必要になります。湖南人で、珠海で仕事。申し込んでから3か月もビザできなくて、聞いたら、政府の手続き、結構面倒くさいです。

まず申込書を故郷の政府市役所に送る、政府はその社員の過去の履歴を調べるほかに、彼女の家族の全員の履歴も調べるんです(犯罪?国民党関係?密入国?などやったことある?)

結局ビザ取ったら、申請の半年後になりました。

法律上、中国人は今までも、台湾へ一切行けないはずです。

逆に台湾人は、中国に行けますが。

以上、ご参考です。




また、文化にそこまで違いはないと思いますが
言語や人々の意識などはどう違うのでしょうか?
またシンガポール等は繋がりがあるんですか?
色々知りたいです。
よろしくお願いします。

この回答への補足

とても詳しい説明有難うございます。
パスポートのほかにも必要なものがあるんですね
色々複雑なシステムみたいです・・・
中国人は台湾に行けないというのは初めて聞きました。
観光はもちろん留学も駄目なんですか?
国際電話や、郵便も何か制限があるのでしょうか?

補足日時:2006/07/01 23:56
    • good
    • 14
この回答へのお礼

皆様回答有難うございました
とても参考になりました

お礼日時:2006/07/01 23:54

#5です。

 再入場させてください。

> 日本に住んでいる人も同じだと言うことは性質的なもの?
華僑の方々の語学堪能はとても不思議です。 ここが解明できれば、我々日本人にだって可能性があるということですから。

現地語、英語,中国語の最低三カ国語ですから驚きます。 そして羨ましい限り。 マレーシア、シンガポールの中国人には秘訣を聞いた事があるのですが,日本にお住まいの中国の方に伺ったことはありません。 

性格的なものと、中国語の微妙なニュアンスをマスターできると、他の言葉はやさしく感じるのかも知れません。 兎に角、中国人の語学力は本当に凄いです。 

日本にも『バイリンガル』が増えると良いですね。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

是非その秘訣を知りたいですね
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/02 00:00

香港:


中国と英国とのアヘン戦争の講和の条件として香港の租借が認められ、1898年、植民地となる。 (99年間) 元々は小さな漁村。

19世紀の中頃に中国で起った『太平天国の乱』というクリスチャンの大衆伝道運動が弾圧され、中国人のキリスト教徒は国外に逃れました。 彼らが、中国人ビジネスマン『華僑』の起りです。 華僑は現在、東南アジア各地に住み、絶大な経済に対する影響力を持っています。

台湾:
この島はフォルモサ(美しい島)としてヨーロッパに古くから知られていました。 それは16世紀半ばに初めて台湾沖を通航した、ポルトガル船のオランダ人航海士が、その美しさに感動して「Ilha Formosa(ああ 美しい島)」と呼んだことに由来するといわれています。

国民党による中華民国政府樹立の経緯は省略。

香港、台湾、マレ-シア、シンガポールの関係
これらの地域は中国人が絶大な経済力をもち、しかも互いに緊密な関係を維持しています。 例えば、マレーシアの中国人は『ブーミープトラ』という国の政策によって、大学進学が制限を受けたりします。 その時は香港、台湾の大学へ自由に進学しています。 

一般に、華僑とその子弟は語学が堪能です、 現地語、中国語、英語の最低三カ国語は自由に話せる人が多い。 これは日本に住んでいる中国系の人々にも共通しています。 
    • good
    • 4
この回答へのお礼

香港、台湾、マレ-シア、シンガポールの関係
は色々複雑なものがありそうですね
回答ありがとうございました。

華僑の方々が語学が堪能なのは環境でしょうか?
日本に住んでいる人も同じだと言うことは性質的なもの?

お礼日時:2006/06/23 20:02

NO3さんに1票投票しました。

(この回答は参考になった)
台湾からの視線は参考になりました。
実際に足を運ばれた方ならではの回答だと思います。

ところで重箱の隅をつつきますが、沖縄那覇から台北へ直行便が出ていますね。
数年前に乗ったことがあったので現在はなくなったのかな?と思い調べたら今でも運行しているようです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

沖縄から台北は別に問題は無いですよね?
日本ですし・・・

お礼日時:2006/06/23 19:59

ちょっと追加しますね。


中国人というのは一つの民族とするにはあまりにも地域性とか方言とかが
多すぎるのです。方言なんてまったくの外国語と言っていいほど違います。
中華人民共和国の標準語は「普通話」と言って北京方言と東北方言を
ミックスしたもの。台湾・香港・シンガポールの標準中国語は
「華語」と言いますが、基本は「普通話」と同じ。実際はかなりの
方言差があります。台湾オリジナルな方言は「ビンナン語」、
香港は「広東語」。シンガポールは福建地方出身の人が多いので
「福建語」がかなり通じます。ちなみにタイのバンコクには
広東でも潮洲地方出身の人が多いので「潮洲語」を元にした
タイ独自の中国語が存在します。
これらの「○○語」はお互いに意思疎通は難しいぐらいに違います。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

殆ど標準語で通じる日本から見ると
同じ国なのに言葉が通じないというのは不思議な感覚に思えます
再びありがとうございました

お礼日時:2006/06/23 19:51

少し本を読めば分かる内容だと思うのですが、学生さん?


少しは自分で調べる習慣をつけたほうがいいですよ。

第2時世界大戦以前に中国は国民党政権が支配する中華民国という国でした。
第2次世界大戦が終わった後、中国は中国共産党と国民党の2つの政党が
対立して内戦状態になります。その後、軍事力で優った共産党が
北京を首都にした現在の中華人民共和国の建国を宣言し、敗れた
国民党は台湾に逃れました。しかし中華民国はあくまで国民党が
正統な中国政府と主張していて、その国土は現在の中華人民共和国を
含んでいるのです。しかし現実的には台湾と中華人民共和国とは
別の国になってしまったので、戦後に生まれた世代を中心に
台湾独立国家を主張する人が増えているというのが現状です。
香港は清朝の時代にアヘン戦争の戦後処理としてイギリスが
租借(植民地)していた所。1997年に租借期限が切れて中国に
返したものの経済格差が大きかったので特別行政区として
半独立状態を継続しているものです。
シンガポールは民族として中国人(?)が多いだけで政治的には
関係ありません。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

高校生です
少しネットで検索したのですが、
はっきりとわからないのでok webで質問しました
台湾分裂の戦争との関わりがよくわかりました
ありがとうございました。

これからはちゃんと本も読んでみようと思います。

お礼日時:2006/06/23 19:49

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!