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アレキサンダー大王の行動パターンは織田信長と通ずるように思いますが、彼は宿敵ペルシャに復讐する為にペルシャに侵攻しますが、ペルシャ征服後も進撃をやめずインドまで進んでいます。

この間に度々本国から増援を得て兵力の回復を図っていますが彼の飽くなき征服欲に部下の兵や指揮官の反乱が度々起こっているにもかかわらず、強圧的に鎮圧して進撃を続行しています。

勿論ペルシャ侵攻後次第に心境が変化したことは承知していますが、彼がそこまで進撃に拘った理由は何でしょうか?

単なる征服欲、病的な偏執狂だったのでしょうか?

A 回答 (1件)

部下の兵や指揮官の反乱はアレキサンダーの「支配地との同化政策」にありました。



つまり、
「征服しに来たのか?征服されに来たのか?わからん。」
「勝利した旨みが無い。」
という非常に現実的な不平不満です。

一方、アレキサンダーを突き動かしていたのは
「世界は統一できる!」
という、古代ギリシア的な世界観でしかわからない「夢とロマン」であり、
軍事的天才、超人的強者というイメージだけでは捉えられない「別の理由」です。

むしろ「宗教的価値観と現実的価値観は別」と考えていた織田信長とは対極をなす人物だ、と思いますよ。

「私は冷たく湿ったエレメントから火へと突入しなければならない、インドへの進軍を行なわなければならない!」

この言葉の意味は参考URLをご覧下さい。

参考URL:http://www.bekkoame.ne.jp/~topos/steiner/weltges …
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この回答へのお礼

私の予想もしなかったご回答で目を洗われる感じでした。

アレキサンダーの東征は当初ギリシャ文明による統一を目指したのが、ペルシャの高度な文明や統治法に驚きこれとの同化に路線変更したのですが、確かに部下将兵に説明不足で理解できなかったと思います。

しかしそれだけなら戦線離脱して本国に帰る手段で良かったのに、反乱のなかにはアレキサンダーの暗殺まで企てるものまで出てきます。

アレキサンダーは「そんなに本国にかえりたければ、ギリシャ兵は除隊して良い。 東方の征服地の兵だけで前進する。」とまで言ったそうで、この辺になると確かに宗教的な感じですね。
マケドニア的軍事訓練のない兵を率いてでも前進しようとしたのは些か神懸かりのような印象でその点ますます信長に似てくる印象ですが如何。

参考URLは拝見しましたが秘儀の解説で頭が混乱してしまいました。
ご回答有り難うございました。

お礼日時:2006/07/04 12:40

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