「みたいな」と「みたい」
よく、物を何かに喩える時に「○○のような△△」と言いますよね。
より口語的な表現だと、「○○みたいな△△」ですが、時々この「~みたいな」の「な」が略された表現を目にします。【例文】天使みたい寝顔(=天使みたいな寝顔)
会話では「みたいな」しか聞いたことがないのですが、文章でよくこういった表現を見かけます。
私は、言うのも書くのも「みたいな」を使っていたので、「みたい」の直後に名詞が付くのには違和感があります。
これって正しい日本語なのでしょうか?方言のようなものなのでしょうか?
「○○みたいに△△」を「○○みたい△△」と言うのは耳にしたことがあります。
たとえば、「ウソみたい大きい」「天使みたい可愛い」など。
しかし、この「みたい」の直後は名詞ではありませんね。
「天使みたい寝顔」というような文を、わたし自身は見たことはないのですが、今のところ、そういう日本語は認められていないと思います。
そもそも「天使みたい」の「みたい」は「みたいだ」という単語です。「-みたいだ」は形容動詞ダ型の活用で、少なくとも、このような形容詞型の活用にはなりません。また、手元の国語辞書4冊すべてにも載っていませんでした。
おそらく「わたし、あなたのことが好きになったみたい……」というような言いかたをすることから、形容詞(型)のように考えてしまったのでしょう。
もしくは、形容詞型の活用をする「宇宙へ行って・み・たい」というときの「み+たい」と混同しているのかもしれません。これは、「みたい」と一語ではなく「行き・たい」「し・たい」と二語なのですね。
もちろん「天使みたい」の「みたい」とは別のことばです。
いずれにしても、いまのところは誤用といえるでしょう。また「あなたみたくなりたくないの」とか「すっかり恋人みたくなちゃって」というような言いまわしも間違いです。
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