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ドラマ『医龍』にはまりました。
そこで、ちょっと疑問に思ったので質問させてください。
最終回前まで、加藤助教授が完成になっていたバチスタ論文の内容は
バチスタ手術をする際、肥大化した心臓のヘンセイ部位(すみません、漢字が分かりません)を特定する方法論だったと記憶しています。
ドラマ中ではバチスタ手術の際のヘンセイ部位の特定は朝田医師の指先に頼っていて、最終回では患者が生後数ヶ月のため朝田医師でも特定はできず、新しい術式として心臓のある部分(詳しくは忘れました)を切り取って縫い合わせ、通常の大きさに作り変えるという内容でした。

ヘンセイ部位=心臓を肥大化させている悪い部分→切除しなくてはいけない
と考えていたのですが、最終回の術式だと悪い部分かどうか関係なく小さくしてますよね?
ヘンセイ部分=悪い部分ではないのでしょうか?
だとしたら、なぜ加藤助教授はヘンセイ部位の特定する論文にあれだけこだわっていたのでしょうか?
専門的なことがいまいち分からないので最終回が終わっても疑問です。
どなたか教えてください。

A 回答 (3件)

こんばんは。

医師ではなく、薬剤師ですが投稿をさせて頂きます。
拡張型心筋症の何が悪いか、という事を理解して頂ければお分かりになるかと思いますが、本来、正常のサイズである心臓がなんらかの理由により肥大しております。しかしながら膨らんでしまっているために心筋が薄くなり、ポンプとしての機能が不十分になり、結果として心不全を起こしえる疾患であると思われます。
つまり、心室のサイズを小さくしなくてはなりません。逆に言えばサイズを小さくできれば理論上は良いという事になります。ただ現実的に臨床データがでているかは微妙です。
その際に切除されるのは心筋としての機能が失われている変性部位であり、当然正常な部位は残されます。
朝田先生はその機能していない部位を触診で見極めて切除をしていたのだと考えられます。

最終回では心筋をオーバーラップ(重ね合わせ)した手術を行いましたが、これでも最終的に心室サイズが正常にまで縮まれば理論上は良く、原作にも書いてありましたが自然な形で心筋を保存可能です。
変性部位特定は正常な機能を持つ組織を可能な限り残すためのものです。
喫煙者などは喫煙する度に心組織にダメージがいってます。その意味では変性部位と類似した症状を人為的に起こしているのです。しかし切除はしないですよね。

極論すれば、上記からもお分かり頂けると思いますが、変性部位があるからと言って心臓がダメになるわけではありません。
変性部位だけを取り除くことで機能している心筋を切り取る必要が無いことも加藤先生が変性部位同定を研究しているファクターの一つであったと思います。

最後に、「変性部位=悪い部分」はそうだと思いますが、「変性部位=切除すべき部位」ではないのだと思います。

長文、乱文失礼致しました。
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まったく専門ではないので、想像ですが、



>加藤助教授はヘンセイ部位の特定する論文にあれだけこだわっていたのでしょうか?

「拡張型心筋症」の手術法であるバチスタ手術は
変性部位を切り取って正常な大きさの
心臓にするという方法であるため、変性部位
の特定がキモであるという固定観念が強かった
なんじゃないかと思います。

心臓外科医なら誰にでも特定できる方法
(調べ方?)がわかれば拡張型心筋症で
苦しんでいる患者の多くを救うことが
できるため、こだわっていたのだと
思います。

最終回では、患者が赤ん坊だったことから?
変性部位を特定できなかったため、朝田が
以前から自分で考えていた変性部位の
切除以外の術式(オーバーラッピング法)
を試したんじゃないかと思います。

ただ、変性部位は残ったままなので、
あの術式で今後問題は生じないのかな
という疑問があったのですが、ドラマでは
説明がなかったように思います。

ちなみに調べてみたんですが、
オーバーラッピング法なる
拡張型心筋症の術式はなさそうです。
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専門家でないので、間違っているかもしれません。


この「バチスタ手術」は「拡張型心筋症」の治療法です。
つまり大きくなった心室を小さくする方法です。
簡単にいえば、風船を膨らませたり、しぼませたりを繰り返すことを考えて下さい。
(まさにこれが心臓の動きになります。)
この際に大きな風船と小さな風船とでは、小さな風船の方が楽にできます。
つまり大きくなった心室を小さくするのが第1目的の手術だと思っています。
その際に大きくなった理由の一つに「変性」部位が関り、これは一種心筋が弱っていたり活動できない部位になるはずですから、
これを切り取って小さくする方法がこの「バチスタ」になると思っています。
この放送での「新バチスタ」とは変性部位を除かず(特定せず)に切って重ねて縫合することによって、
心室を小さくしようとしたということのようです。
変性部位に関しては患者が幼児ということで、再生される可能性にかけたんでしょう。
専門家(心臓外科医)からの回答がでることを待っています。
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