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アフリカが植民地にされたのって随分前だけど、
エチオピアだけは1940年くらいまで独立を保ってたといいます。
何故でしょう?

A 回答 (4件)

一言でいえば、僻地だからです。


意外に思われるかもしれませんが、
スエズ運河が開通するまでは
ヨーロッパからも最も遠いアフリカの国だったわけです。
占領するにしろ軍隊を派遣するにしろ
アフリカ大陸を一周しないと
エチオピアには到着できませんでした。
当時、鉄道もなく、道路も不整備だったので
地理的位置以上に遠い国だったのです。
この状況が変わるのは1869年のスエズ運河開通。
これの直後からイギリスによる
エチオピアの保護国化が始まり、
ついでイタリアによる介入があって戦争になります。

ちなみに交易地として重要な海岸部は
このときイタリアと組んだティグレ族によって
エトルリアとして独立していますから
エチオピアには紅海に面する部分はジプチなど一部だけ。
エチオピアの大半は高地にあり、
植民地としては魅力のない土地だったことも
武力介入したのが後発帝国主義国のイタリアだけだった
という背景にあります。
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帝国主義による植民地支配に、乗り遅れたイタリアは残っていたエチオピアに目をつけ、侵略を開始しました。

1895(第一次イーイ戦争)しかし王様に忠実な国民は、はだしで銃を持って集まり奮戦して、軽視していたイタリア軍は敗退しました。
イタリアは飛行機、装甲車の近代兵器を動員して再度攻め込み、1936(第二次イーイ戦争)エチオピアを占領し、イタリア領としました。
それまで独立を保ったのは、地理的有利性もありますが、強固な王制によるものでしょう。
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当時エチオピアは王国で強大な権力を持った王様が国内を統治しており、市民はその当地に対して何の不満もなくむしろ王様は神の使者と信じていたため絶対王政に対しての反発もなく国内でも内乱が起きたりすることもなく国民と統治者には絶対的な信頼関係がありました。


運悪くドイツがアフリカに触手を伸ばすことにより今まで平和だった国が列強各国のパワーバランスに巻き込まれてしまい、最新式の兵器を持った国に脅迫される形で植民地になってしまったと言うのが真相です。
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東南アジアで唯一タイだけが独立を保てたのと同じ理由だと思います。


エチオピア地方はインド、アジア貿易に欠かせない紅海南部に面しているためアフリカ縦断政策の英、横断政策の仏の両国とも植民地化を狙っていました。そのため英仏の正面衝突を避けた両国の思惑で独立が保てました。
19世紀末にはイタリアがその空白を狙って侵入しますが、フランスの援助を受けたエチオピア帝国は逆にイタリア侵攻軍に大打撃を与えて撃退します。
こうして第二次大戦頃まで独立が保たれました。
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