No.9ベストアンサー
- 回答日時:
rei00 です。
yoisho さん,私の方こそフォローありがとうございます。「勇み足」とか「素人の回答としては、不適切だったかもしれませんね」と書かれていますが,そんな事はないと思います。むしろ私の方こそ,ペーパーとはいえ薬剤師として配慮を欠いた回答だったかと少し反省しています。私個人の意見としては yoisho さんに全面的に賛同いたします。
ただ,先の回答にも書きました様に,薬としてのメリットも毒としてのデメリットも持ち合わせている化学物質が「薬」です。そして,デメリットが現れたとき,取り返しの付かない事になりかねないのも「薬」です。
メリットとデメリットのいづれが現れるかは,使用する人によって,その人の状態によって,使用の仕方によって,等種々の要因で変わってきます。ですので,メーカーに一般的な事を問い合わせるよりは,実際に診察して処方したお医者さんやその処方に基づいて調剤した薬剤師さんに問い合わされるべきです。
私が言いたかったのはこの点で,キチンと問い合わされた上で,お医者さんの指示にしたがって使用されている分には,何ら心配される事はありません。先に私の回答で不安になった方がおられたとしたら,私の説明不足だった点お詫びいたします。
No.8
- 回答日時:
rei00さん、フォローありがとうございます。
少々勇み足な回答をしてしまいましたこと、反省しております。
そう言いながら潔くないのですが、少しだけ言い訳をさせてください。
医薬品の添付文書は、薬の基本になる情報で、重要かつ有益な物です。ただし、これは医療関係者が読むことを前提に作られたもので、一般の患者さんがきちんと読みこなすのは、多少難しい面があります。
たとえば妊婦への投与についての注意事項などは、添文を読みなれた方なら、「たいがいの薬に記載されている決り文句」というのがわかりますが、一般の方が目にしたら、かなりドキッとしてしまう内容かと思います。
こんな内容を読んでしまうと、主治医から薬を使用しても問題ないといわれても、一部の方はどこかに不安を残してしまうことになります。(お医者さんに食い下がって質問できる患者さんは、実際にはごく一部です。)
特に、一般の方は「ステロイド」という名前にかなり敏感です。そのため、吸入や点鼻などの局所投与製剤を経口剤と同レベルで恐れてしまうことが多々あるように思います。
このような背景から、(多少の抵抗はあったのですが、)必要以上に過敏にならないで欲しいという気持ちで、「べつに気にしないで授乳もOK」といったニュアンスの回答をしてしまったわけです。(たしかに、素人の回答としては、不適切だったかもしれませんね。)
最後に、専門医(大病院)を薦めるようなアドバイスの言い訳です。
一般の開業医では、添付文書の内容だけで「授乳もOK」とは、なかなか言えないと思います。
一方で実際には、メーカーのMRが日参していたり、薬剤部で独自の調査ができるような病院でないと、母乳への移行についての情報を得るのは、けっこう手間のかかることです。
開業医が信用できないと言うことではなく、こういった背景があるということで、前回のアドバイスを書かせていただいたことをご理解ください。
No.7
- 回答日時:
rei00 です。
度々すいません。yoisho さんの回答を拝見して少し補足致します。
yoisho さん,
> 薬の基本的な使用方法は、お医者さんがメーカーの
> データや医学文献から、治療効果と副作用などを総合的に
> 判断して、処方されます。
先の回答は,ネット上にある「フルナーゼ点鼻液の添付文書情報」(お医者さんや薬剤師さんに渡るメーカーのデータ)に基づいています。
> ただし、点鼻薬の場合、一日の使用量が、多くても
> せいぜい数百マイクログラムであり、飲み薬に比べれば、
> かなり少ない量です。
1噴霧でプロピオン酸フルチカゾンとして 50 μg だそうです。で,通常,成人では各鼻腔に1回噴霧を1日2回だそうですので,1日 200 μg になります(1日の最大投与量は8噴霧 = 400 μg)。決して少ない量とは言えないです。
ここで問題になるのは,どれだけの量が母乳へ移行するかです。先にも書いたように『薬物動態』の項には母乳への移行に関する記載はありません。が,「健康成人に 200 μg 又は 400 μg を単回並びに 200 μg を1日2回(400 μg/日)14 日間連続鼻腔内投与した場合でも,血中濃度は検出限界(50 pg/mL)以下」だそうです。また,「ラットにプロピオン酸フルチカゾン 10 μg/kg を鼻腔内に単回投与した結果では,投与後 45 分に大部分の組織が最高濃度を示し,消化管,鼻粘膜,下垂体,甲状腺に高い濃度が認められた」そうです。
以下,私の個人的意見です。
上記の記載から考えると,母乳への移行は少ないかも知れません。が,こういったものには個人差があります。また,その時の身体の状態によっても差が出る事もあります。ものがステロイド剤と言う事を考えると,注意した方が良いと思います。
薬は,薬であると同時に毒でもあります。医者や薬剤師は,各患者さんにとっての薬としてのメリットと毒としてのデメリットを考慮して,どの薬をどう使うかを決定しています(yoisho さんがお書きの例でお分かりかと思います)。ですので,あなたを直接知っているお医者さんや薬剤師さんにご相談になるのが一番です。
No.6
- 回答日時:
実は私も子供へ授乳中の身です。
(ただし混合です)昨年の今ごろ、花粉症がひどくフルナーゼを処方されました。
ちょうど妊娠中(5・6ヶ月頃)でしたが大丈夫との事でした。
産婦人科の先生も大丈夫とおっしゃっていました。
ことしも発症しすこーし残っていた薬をつかってしまったのですが・・・
妊娠中で大丈夫なんだから大丈夫でしょ!!って・・・
まずいんですかね?
No.5
- 回答日時:
以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか?
「Fluticasone Propionate」
このページで「Warnings and Precautions:PREGNANCY AND LACTATION」の項が参考になりますでしょうか?
ご参考まで。
参考URL:http://www.cipla.com/ourproducts/05/flohale.htm
No.4
- 回答日時:
rei00さんがおっしゃるように、鼻炎(花粉症?)で受診しているお医者さんに確認してください。
通常、製薬メーカーは、一般の患者には詳細な薬のデータは開示してくれません。(情報がもらえるのは、医者や薬局などの医療機関だけです。)
薬の基本的な使用方法は、お医者さんがメーカーのデータや医学文献から、治療効果と副作用などを総合的に判断して、処方されます。
メーカーに聞いても、「主治医に確認してください。」としか答えてくれません。
以下は、私の一般人としての勝手な回答です。(あまりあてにしないで、お医者さんに確認するまでの予備知識程度に考えてください。)
この薬は、かなり脂溶性(水に溶けにくく、油に溶けやすい性質)のようですので、体内に吸収された場合、母乳へ移行しやすい性質があると思われます。
ただし、点鼻薬の場合、一日の使用量が、多くてもせいぜい数百マイクログラムであり、飲み薬に比べれば、かなり少ない量です。
また、鼻水といっしょに飲み込んでしまった場合は、この薬剤の性質では、その大半が吸収された直後に肝臓で分解されてしまいます。(飲み薬としては、作用も副作用もほとんどないものです。)
以上から、母乳への移行はほとんど無視できる量になると思います。
(少なくとも、坑アレルギー剤などの飲み薬に比べれば、ずっと影響は少ない。)
rei00さんのアドバイスは、薬剤師さんの立場としてまったく正しい物だと思います。
ただ、このような薬の添付文書に記載してある注意事項は、注射や経口投与した場合のステロイド全般のことを言った物で、ラットに点鼻投与した結果によるわけではありません。
製薬メーカーの立場では、万一のときに責任を取りたくありませんので(もしも子供に、薬が原因ではなくても、何らかの異常があった場合に、薬との因果関係がないことを証明するのは、とても難しいことです。)、このような表現で逃げておくのです。
(1)鼻炎は、命に関わる病気ではないので、授乳期間は我慢して薬を使わない。
(2)子供は母乳でなくても育つので、花粉の季節は粉ミルクにする。
(3)薬剤の母乳への移行は無視できる量であり、粉ミルクに対する母乳のメリットを考えれば、フルナーゼを使用していても、授乳したほうが良い。
いずれの判断も、まちがいではないと思います。
ただ、母乳のメリットを認め、授乳中の薬について普段から調べていて、この件についてかなり自信のあるお医者さんでなければ、おそらく無難に(1)か(2)とお答えになると思います。
もしも(3)のような回答を期待されるのでしたら、ステロイドの点鼻薬の使用経験が豊富な、大きな専門病院(または大病院の耳鼻科)へいらっしゃると、保証はできませんが、もしかしたら処方してもらえるかも知れません。
(フルナーゼより古くから使われている、アルデシンやベコナーゼを処方されるかもしれませんが。)
ちなみに、喘息の場合は、(鼻炎のように薬を我慢するわけにはいきませんので)授乳中でも吸入ステロイドを使うことはあるようです。
No.3
- 回答日時:
rei00 です。
投稿して回答を読み直してみると,チョット説明不足でしたので補足致します。
先の回答内容は『妊婦、産婦、授乳婦等への投与』の項に記載されているのですが,ご覧のように授乳婦に関する内容は出ていません。
また,『体液・組織内移行』の項を含め母乳に関する記載は見当たりません。その他,「使用上の注意」,「副作用」,「取扱い上の注意」等の項にも母乳に関しては出ていません。
母乳へ移行する性質があれば,これらに何らかの記載があるのが普通ですので,「母乳への影響は少ないのかも(?)」知れません(この辺り自信なしです)。
いづれにしても,先にも回答しましたように,少しでも疑問点があれば,お医者さんか薬剤師の方にご相談下さい。
No.2
- 回答日時:
ペーパー薬剤師の rei00 と申します。
一応「医療用医薬品の添付文書情報」を見てみましたが,『フルナーゼ点鼻薬』は「プロピオン酸フルチカゾン」というステロイドを主成分とする点鼻薬で指定医薬品(取り扱いに注意が必要という事です)です。
ご質問の『母乳への影響』ですが,動物実験(ラット)で副腎皮質ステロイド剤に共通した催奇形作用が報告されている事から,『妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること』になっています。
いかがでしょうか。詳細は診察されたお医者さんか調剤された薬剤師さんにご相談下さい(電話でも良いですよ)。
ペーパー薬剤師の書類上の知識ですので「一般人」としての「アドバイス」です。
No.1
- 回答日時:
私も同じ点鼻薬つかってるので見てみましたが
あいにく中に入っていた説明書を捨ててしまい
TEL番号みたいなのはわかりませんが
住所は書いてありますよね?
郵便で質問を出してみてはいかがでしょうか?
グラクソ・スミスクライン株式会社
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-6-15
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