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従来から検査被爆については賛否両論あり、マスコミによる報道や一部書籍では否定的な側面が強調され、実際の医療現場における医師をはじめとする専門家たちの間では肯定的に受取られる傾向にあったと思います。
もちろん、あくまでも一般論であり例外もあると思い
ます。
最近の新聞で、職場の健康診断においてレントゲン検査を若年層に限って省略する方向で検討している、という記事を読みました。(参照http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/arch …
厚生労働省が検討しているということは、できるだけ放射線を浴びないほうが良いというコンセンサスが出来上がったのでしょうか?
僕は、あまり神経質にならないように、どこか調子悪ければ、積極的に検査を受けようと考えていたのですが、役所のお墨付きがあるのであれば、できるだけ検査を受けない方向あるいは、受ける検査の回数を注意深く覚えておかないといけないのかな?と考えるようになりました。
何か良いアドバイスをお願いします。

A 回答 (9件)

レントゲン被曝はもちろん、放射線被曝ですから、全く無害というわけではありません。

しかし、医療においては、被曝による不具合のリスクと、検査を受けない事によるリスクとを天秤にかけて検査をするかどうかを決めるわけです。したがって、明らかに不必要であろうと思われる被曝については避けるべきであるとなります。

どのくらい害があるかというと、一枚の胸部レントゲンで受ける被曝は、日本人が年間に受ける自然被曝(地中の放射性元素や宇宙線による自然界から受ける、不可避的な被曝)の約1/10から1/20程度です。また、もっとも問題となる胎児への影響でも、放射線被曝による影響が出るとされる放射線被曝量は胸部レントゲンに換算すると約500から1000枚分となります。従って、例え妊婦であっても、理論的には健康診断で受ける胸部レントゲン程度であれば、まず害はない、と考えられます。

健康診断での検査の必要性は、その検査による疾患の発見率と予防による経済効果などを考えて決定されます。若年者においては胸部レントゲンで発見される異常頻度が低いために、胸部レントゲンを撮る事に重要性が少ない事が解ってきたのでしょう。被曝の事だけを考慮しての事ではないと思います。コストも考慮されているはずです。

医療被曝について以前話題になったのは、イギリスの医学論文で発表された「日本は医療被曝が多く、癌患者の約3%が医療被曝によって引き起こされたものである可能性がある」というものがきっかけだと思います。これは先進諸国のCT設置台数と検査件数から一人当たりの放射線被曝量を計算し、「直線しきい値なし理論」という仮説から放射線被曝による発ガン率を計算したものです。この計算方法はあくまで仮説に基づいたものであるため、現実を反映していない可能性があるので、賛否両論となるわけです。しかし、CT検査はレントゲンの10倍から100倍程度の被曝がありますので、不必要なCT検査は絶対に避けるべきです。

しかし、かといって過剰に被曝を怖がり、そのために早期発見を逃したりすることのないように注意する必要があります。やはり担当医師と相談の上、必要性を十分に吟味して決められるのがよいと思います。
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この回答へのお礼

誠実で丁寧な説明ありがとうございます。真摯に対応してくれて感謝しています。
全体の文面から感じることは、医療用でいくら少量と言えども放射線は危険な物・人体には有害である、ということです。しかし、胸部レントゲン検査ぐらいは神経質になる必要はないみたいですね。ただ、CT検査については、危険率はアップするのかなと思いました。でも、ここで疑問なのですが、『不必要な』あるいは『必要性』と言う判断はどうやってするのでしょう?病院に行っている地点で何か症状がある訳だから
原因を探る上で精密検査は避けられないのでは?と思いました。また、担当医師と十分吟味というのも実際問題、外来の現場では難しいと思いました。時間の制約もありますし、医師も不快に思われるかも知れませんし。
すいません。長くなってしまいました。要は、放射線検査を受ける場合、余計な心配などに煩わされずに、何も考えず、安心して受けたいと考えていたのですが、CT検査に限っては、そういう訳には行かないのでしょうか?

お礼日時:2006/07/30 11:01

こんばんわ。

#2・3・4です。

CTはMRと較べて、撮影時間が短くて済みます。ですから、緊急時や、長時間じっとしていられない方や、体力を消耗すると危ない方の場合は、CTを選択します。

胸に溜まった水を見るのにもCTはGoodです。
保険点数の「まるめ」もありますし、病院―保険者間で言えば、やはりCTのほうが保険請求し易いようです。

でもMRとCTって、機械の値段ほど保険点数には差が無いようです。

MRの利点は、何と言っても縦横好きなようにスライスできる事です。最近はヘリカルCT等開発されて来てはいますが、いろんなタイプの組織を綺麗に画像に表す能力はMRのほうが上です。
ですから、脊髄を上から下まで とか、椎間のヘルニアを見たり とか、整形Dr.はMRが大好きです。

他に、脳外的に較べた場合、脳梗塞になって数日間は、その異常がCTには現れません。でもMRでしたら直ぐ分かります。この差は大きいです。

追加質問への回答としては、
MRはCTより遅いのが欠点だが、画像能力的にはCTより上であり代用は可能。でも、病院としてはCTより保険請求し難い事がある といった感じでしょうか。

余談ですが、Evidence Based Medicineが謳われ もてはやされている昨今ですが、理由付けを求める事にばかり愛(i)を注いでしまうと、Evidence Biased Medicine(エビデンスに「偏った」医療)になってしまいます(笑)。
上記はただの言葉遊びですが、現実として患者様に「心から納得して頂ける説明」をおこなうためには、数学の証明問題のようにデータを提示して説得するだけでは無理な場合が殆どです。
もともとは文系出身の私としては、Narrative(語り) Based Medicineを心掛けていきたいと思っています。
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この回答へのお礼

前回今回とお世話になりました。
知識を消化するのは難しいと思いますが、なんとか役立てたいと思います。

お礼日時:2006/08/01 15:07

たびたび失礼します、3たびNo.1です。



MRIとCTの違いはNo.7さんが的確に回答しておられますので、補足的に回答しますと、
CTはX線を周辺に当てて、そこで得られた画像をコンピューター(Computed)で解析して断面像(Tomography)を作り上げるものです。
一方MRIは強力な磁気(Magnetic)を当てて細胞内の原子核にエネルギーを与え(共鳴させる:Resonance)、そのエネルギーの反射信号(のようなもの)を機械で捉え、それを画像化(Imaging)し、断面像を作るものです。
少々専門的になりますが、決定的な違いは、CTはX線による影絵をコンピューター解析して画像を作るので、そこにないものは絶対に写らないのですが、それに対し、MRIは出てきた信号のみを捉えて画像化しますので、時にはないものが写ったり、あるべきものが写らなかったり、大げさに写ったりすることがあります。これがMRIの最大の欠点でしょう。

画像解像度(画像の細かさ)は最近ではCTの方が優れていますが、組織解像度(組織の違いをコントラストとしてはっきり描ける能力)はMRIが断然優れています。これは圧倒的なメリットですので、MRIの方が有用な事が多いのは確かです。

以前はMRIは任意の断面(どの方向からでも断面が作れる)というのが利点とされていましたが、近年のヘリカルCTの出現でCTでも任意断面が作製出来るソフトが出てきていますので、この点は機械さえあればどちらも同じです。

しかし、MRIは水分含有の少ない組織(代表は骨)は描出できません(骨髄は血流が多いのでよく描出できます)。我々整形外科の範囲では骨の形を見る事が多く、この場合はMRIよりもCTの方が優れている事が多々あります。また、MRIは長時間じっとしていられない場合(痛みが強い場合や幼児など)は麻酔をかけて眠ってもらわないと検査出来ません。

ですから、何を、どの程度見たいのか、によってCTをするか、MRIをするかが必然的に決まります。両方必要な事もあります。
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この回答へのお礼

度々の回答ありがとうございます。
病院受診の際に役立てたいと思います。

と言いつつ今までと変わらず、何かあれば病院に飛んでいくと思いますが・・・
専門的知識を身に付けるのは難しいというか、生兵法は怪我の基という気もしました。

お礼日時:2006/08/01 15:01

CTとMRIですが、撮影の原理がまったく違っていることは、ご存知と思いますが、


それぞれに向き不向き・得手不得手があって、どちらかが選択されます。
CTで出来る検査を、MRIが全てカバー出来る訳ではもちろん無く、
また仮にCTでもMRIでも、どちらでも良いような検査であれば、
通常はMRIが選択されると思います。

例えば頭部の単純な検査の場合、CTの画像は単にX線吸収の差を現していますが、
MRIの画像は、組織の質的な差を現しているとも言え、より情報量が多いとも言えます。

同様の検査であれば、医師はより情報量が多い検査をオーダーしたいでしょう。
また病院の収益の点からも、MRIの稼働率を上げたほうが有利ということもあります。

あとは個々の医療機関の、検査予約状況などによって決まると思います。
わざわざ長期間の予約を待ってまで、MRIでの検査を優先するほど、
CTの被曝によるリスクは高くない、という判断で、
比較的待たずに済む、CTでオーダーされるというケースも多いでしょう。

質問者さんのおっしゃる「画像解析度」というのが、どういったことなのか分りませんが、
CT・MRI装置本体の開発が進んでいることに加え、画像解析ソフトの開発等によって、
最先端の医療に於いても、それぞれの特徴を利用した画像が作られます。
一方的にMRIが優れている、という事はありません。

様々な角度での断面画像が得られるということでしたら、
施設によってはMRI同様、かんたんな作業で可能です。
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この回答へのお礼

お礼の返事遅くなりすみません。気付きませんでした。また、同様の質問がすでになされてたのですね。
調べるべきでした。


今回、思いの外多くを勉強することが出来ました。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/08/01 14:50

こんにちは。



被曝と一口に言っても、色々なケースがあり、分けて考えるべきです。

まず医療被曝です。医療被曝には限度はありません。
こちらについては他の質問で回答しましたので、ご参照願います。
http://security.okwave.jp/kotaeru.php3?q=1990100
例えば放射線治療における被曝は、通常のX線写真やCTなどに比して、
桁違いともいえますが、正当化・最適化の下には、制限を受けません。

次に今回の「健診における胸部X線検査」ですが、
健診において胸部レントゲン写真を撮影する根拠は、たしか「結核予防法」です。
この法律に基づいて、検診時の項目に胸部X線検査が行われておりましたが、
若年層においては検査によって教授される利益が、リスクを上回る事が明白でないため、
正当化の検証が出来ないということだと思います。

その他被曝には「職業被曝」「公衆被曝」があり、こちらには被曝限度があります。

正当化・最適化を評価するための研究は、勿論なされており、
例えば「1回の胸部CTによる被曝は、肺がんの自然発生率を何%増加させる」
といった計算式等もあります。
それらに基づいて、通常に行われている(必要とされている)X線撮影やCTの場合、
個々に被曝の影響を算出するなど、必要性が無いと判っているともいえます。

以上のような点から、全ての労働者に課す健診と、
怪我や病気で医療機関にかかってする検査とでは、
(X線に限らず)検査の正当性に関する評価は、当然変わってきます。
すなわち、医療機関にかかりに行った時点で、
病気や怪我などが潜むリスクが高い集団に分類されるのです。

今回の厚生労働省の方向転換は、年々進む研究の結果に応じて検討されている事で、
全ての医療被曝をなるべく受けないという事ではなく、
これまで通り必要な検査は受け、不必要な検査は受けないということで良いと思います。
また、明らかに被曝のリスクが高い場合には、説明されて当然でしょう。
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No.1です。


なかなか鋭いご指摘で、確かに「必要であれば行うが、極力避ける」というのは歯切れが悪いですね。その判断基準もわかりにくいと思います。

医師が検査を行う手順としての原則は、まず、患者さんの苦痛を伴わない事と侵襲を与えない事を優先して行います。もちろん、侵襲を加えてでも優先的に検査しておくべき検査というのはあります。侵襲というのは一般的には「痛みを伴う」事を言いますが、経済的負担もある意味侵襲ですし、体に危害を加えるという点ではX線検査も侵襲検査となります。
極端な話、腹痛の患者さんが、腹を切ってでも原因を調べてくれと言われた場合、通常の手順を踏まずに患者さんの希望通り開腹手術をする医者はいないと思いますし、患者さん側も通常は理解されるでしょう。これは開腹手術という侵襲を伴った、目に見えるリスクを医師側も患者さん側も認識しているわけで、それ以外にもっとリスクの低い方法で原因を特定出来る検査があるであろう事が理解出来ているからです。被曝の場合、このリスクは目に見えたり感じたりするものではないため、認識が少なくなってしまうのでしょう。
ただ、すでに述べたように被曝のリスクというのは開腹手術のように高いものではないため、患者さんが上記の事柄を十分に理解した上であれば、検査をする事によって利益が得られるかどうかの最終決定権は患者さんにあると思います。

しかし、被曝を伴う検査が「必要」か「不必要」かの判断は患者さん側でして頂くと言うのは酷な話で、基本的にはそれに対する専門知識を持った医師側でした方が無難です。ご指摘のように、病院へ来られる場合、何らかの異常を感じてこられるわけですから、特殊な事例でない限り、通常は検査が「必要」となります。しかし、CTなどの精密検査となると別です。それは、CT等の特殊検査は特性があり、検索出来やすい原因とそうでないものとがあるため、受診した段階での症状がCT検査で何か手がかりがつかめる可能性がある場合と、検査してもほとんど意味がない場合とを判断する必要があるからです。この判断には専門的知識が必要ですので、この点は医師側が説明し、判断するべきだと思っています。しかし、現実的には患者さんが強く希望されると検査しておく事が多いです。理由は、すでに述べたように、CTなどの被曝は現実的にはそれ程危険性のあるものではないからであり、検査する事で患者さんの精神的不安が取り除かれ、症状緩和につながるのであれば、それも治療の一つであると考えられるからです。

ただ、目に見えない分、例え理論上とはいえ、危険性が多少なりともある事を知っている医療サイドとしては、「不必要な検査は避ける」ことを前提として説明していきますので、このような表現になるのです。この辺、ご容赦ください。

あと、「病気であるかどうか判明して良かったけれども、その判明のために10年後、ガンになるのであれば、長期的なスパンで見ると利益不利益プラスマイナス0になってしまう」ですが、現時点での判断基準としては、「将来的に不具合が生じる確率」と「現時点で病気を診断しない事によって生じうる不具合の確率」とのかねあいになるでしょう。しかし、現実的には確率的にどうのこうのと能書きをたれるよりも、上記のように精神的満足が得られる事の方が重要かも知れません。No.2の方も仰るようにやはり多少のリスクは「後回し」にしてでも現時点を心地よく生きていくのもある意味健全かも知れませんしね。
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この回答へのお礼

ややもすれば気まぐれで且つ失礼な質問ととられてもしかたないのに、またそれにご回答頂くとしても氷山の一角の部分だけでもいいのに、氷山全体にわたって詳しい説明頂きありがとうございます。

木を見て森を見ず状態に得てしてなりやすい僕にとって、視野が狭く、小さな事にこだわりがちな僕にとっては、参考になるご意見頂けました。検査受ける際の拠り所となりました。

大変恐縮なのですが、No.3の方にお願いした質問、CTとMRIの違いについて、myachide様のご意見も頂けないでしょうか?
お願いします。

お礼日時:2006/07/31 18:19

#3です。

間違いが…

×利益考量
○利益衡量

×トランシルバニア
○ペンシルバニア

…お恥かしいです。
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こんばんわ。

以前お尻が痛いと仰っておられた方ですね。

さて追加質問の件です。
結論から言うと、論理的・科学的に「貴方に安心感を与える証明」は私には出来ません。ゴメンナサイ!

医療行為は多かれ少なかれ「身体的侵襲行為」ですから、良い面・悪い面両方の顔を併せ持っています。
そして、利益考量は「医療側」がおこなうモノではなく、「患者様」が御自身の判断でおこなうモノです。本当は必要性を、ご本人に納得していただけるまで説明する義務が医師にはあります。それが出来ていない事が問題なのですね。

ところで「人生をおくる目的」とは何でしょう?
その人がその人らしく、喜んだり愉しんだり出来る時間を、可能な限り多く、且つ大切に過ごすこと なのではないでしょうか。

「その人らしく」健康被害を考慮して「検査を受けない」という選択肢もアリだとは思います。
でも、そのために悪い病気の発見が遅れてしまい、結果、短命で終わってしまう可能性が高い という状況を作ることは、本来の「自分の健康を気にして心配すること」の主旨にそぐわない 本末転倒な判断のように感じるのは私だけでしょうか。

現代生活において、「身体に良くない」のは何もX線だけではないですよね。食品・食品添加物等に使用が認められている「毒となり得るモノ」も沢山あります。
飽和度の高い油やトランス脂肪酸を含まないスナック菓子を捜すだけでも大変です。殆どのワインには亜硝酸塩あるいは二硫化硫黄という毒が入っています。
ワインやポテトチップは無くても生きていけますし、そういう危険因子を含まない製品を選ぶことも可能です。でも、やっぱり欲しいときに気軽にサッと買って来て、大切な時間の中で「不健全な栄養補給」をしているほうが、今のところ私の人生は「豊かに過ごせる」気がします。
夜中お腹が空けば、1食で1日分の食塩量を摂ってしまうようなカップラーメンを、汁まで一緒に食べちゃったりもします。
そのせいで寿命が数年短くなるかも知れませんが、仰るようにずっと先のことは分かりません。
時間が長いと「危険がゼロに収束する」から「不健全を許している」訳ではなくて、人間は先のことは「後回し」にしてしまう弱い生き物だからだと思います。←言い訳です(笑)。

トランシルバニアのような地域に暮らして、宗教的に正しく過ごし、毎日を健やかに送ることが可能なのであれば、それはとても善い事です。但、そういう生活はなかなか実行するのが大変ですよね。

現代の医学教育では、画像診断を重用視しています。そのこと自体は決して悪い傾向ではないと思います。でも年配の医師には聴診や触診・打診等が神業的に上手い方が多いのは事実です。
最近では、そういったDr.の講義をDVDメディアとして販売して結構売上を伸ばしていたりもするようです。
現状の中で「なんか違うのでは?」と感じている医師が増えている事の現れかも知れませんね。

以上、まったく回答になっていませんが、一見解として…
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この回答へのお礼

病院には病気を治すために行っているのだから、診断と治療のために適切な方策を見つけようとすることを戸惑ったり、疑問を呈するようなことは、仰るとおり、本末転倒で、それだったら、病院に行かなければいい、と思ったりしました。ただ、徒に不安がることも一理あると思います。その理由としてディスインフォメーション(だと考えられるもの)に惑わされることが大きいと思います。患者自身の情報処理能力というか、情報を上手く取捨選択する能力が問われると思いました。

画像診断を重要視するというのは、一患者の立場から考えると大いに賛成です。聴診、触診等が神業的に上手いとしても、なんていうんですかねえ、科学的な裏付があれば、より納得すると思いますので。

今回たくさんのアドバイスを頂きありがとうございました。知識をより充実したものとするため、厚かましいですがもうひとつ質問させてください。

CTとMRIはどう違うのでしょうか?

被曝が気になる人にはCTの代わりにMRIを実施するというのは合理的なのでしょうか?
もちろん緊急の場合は除くとして、時間的余裕があるのであればMRIをお願いできるものでしょうか?
撮影時間が長いとか、予約が混んでて日数がかかるというのは患者にとってはデメリットにならないと思われますし、耳学問として聞き知っている限りでは、画像解析度はMRIの方が優れているらしいし、いろんな角度から解析できるらしいですし。

よろしくお願いします。

お礼日時:2006/07/31 17:57

今回の件は「危険だからなるべくおこなわないようにしよう」という積極的な否定説に依るのではない と思います。


費用対効果の観点から省略に至った と捉えています。まぁ、理由付けは色々あるでしょう。

若い人の場合この検査をしても病気が発見される頻度が少ない現状ならば、「必要性がありそうな人にだけおこなうようにしよう」と思いますよね。
「必要なさそうな方」を、お金をかけて、あえて被爆させる必要はないですものね。

でも、「必要かも知れない」「撮ったほうが安心」な状況であれば、きちんと検査はすべきです。

普通、同一病院で撮影を何回も受けている場合は、被曝回数や量を考慮してくれるので、安心していて大丈夫です。
でも、あちこちの病院で検査を受けると、データの蓄積が出来ないので、結果として被曝し過ぎてしまう可能性も否定できません。ですから、御自身で何時どんな写真を撮ったかを覚えておいて、それを医師に伝えることには意義があります。
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この回答へのお礼

度々の回答ありがとうございます。KAAZ様の親切さに甘えてついでに質問させてください。

放射線検査(レントゲン、CT等)に過剰に心配してしまう原因は情報過多に陥っているからだと思います。
専門家である医師や放射線技師が、放射線被曝の有害性を説いていて、しかもその人数が(ごく一部ではなく)一定の割合で居られるのであれば説得力を感じます。
また、被曝を気にしなくてもいいという肯定的な姿勢を示されている先生たちでさえ、『もちろん不必要な検査は反対です。』と最後に付け加えられるのが普通ですから、賛成反対どちらをとっても検査を受けるのに躊躇いが生じると思うのです。
さらに、検査に際し、よく言われることが、利益(病気の発見とか症状の原因特定など)が不利益(放射線を浴びること)を上回るのであれば検査を受けたら良い、と聞きますが、この論法もイマイチ納得できないところがあります。直近の目の前にある現実だけを見るのであれば解りますけど、放射線障害なんて(あるとしたら)恐らく5年、10年、20年先に現われるのでしょうから、たちまち病気であるかどうか判明して良かったけれども、その判明のために10年後、ガンになるのであれば、長期的なスパンで見ると利益不利益プラスマイナス0になってしまうような気もします。

以上の考察を踏まえれば、絶対的に安心して検査を受けられる論法というか科学的な説明はあるのでしょうか?

お礼日時:2006/07/30 14:40

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