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はじめまして、十数年ぶりにラジコンを始めようかと考えています。

大きさやデザインなどからシャーシはMシャーシを考えているのですが、フラットダートでのレースを楽しみたいので4WD化が出来ないか考えています。

過去のオークションには出品があったようなのですが
4WD化のキットなどは市販されているのでしょうか?

<オークションのMシャーシ4WD化>

http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n3 …

A 回答 (1件)

Techのキット、懐かしいですね。


本題に入る前に、Mシャシーの説明が必要かもしれません。

Mシャシーは大別して、M01/M02系とM03/M04系との2系統に分かれます。
前者はモノショック、後者は4独サスが大きな特長の違いです。さらにそれぞれ -L や -M といったホイールベース長のバリエーションや駆動系の違いで細分化されますが、ここでは割愛します。

御提示のTechのキットは、前者M01/M02系用のコンバージョンキットです。
このキットを探すのも大変ですが、M01/M02系シャシー自体も最近ではほとんど見掛けません。部品欠損等の対応も困難になることは容易に想像できます。従って、M03/M04系のシャシーをベースにするのが現実的と言えます。

さて、M03/M04系シャシーの4WDコンバージョンキットですが、残念ながら私はその存在を知りません。ただし条件によって、様々なアプローチがありますので、私の知る限りで説明します。

質問文通り、あくまでMシャシーの4WD化にこだわる場合:
1.前輪駆動系のM03と後輪駆動系のM04を切って貼る。
2.M03と部品共有同系列の4WDシャシーである、TL01(ツーリングカーサイズのシャフト4WD)を短く詰める。

タミヤ現行型ツーリングシャシーのmini化:
3.シャフト4WDならTT01やTB02等、ベルト4WDならTA04やTA05等を短く詰める。

miniサイズの4WDなら何でも良い場合:
4.他社製同一サイズのシャシーキットを購入する。

1はビッグフットのクロカン仕様に仕上げられる場合が多く、一部では「ゴブリン仕様」などと言われる物です。
キットを二つ用意するか、どちらかのキットに必要なパーツだけを買い足して製作します。
ツインモーターの4WDとなりますので、重量・燃費や前後輪の回転差をワンウェイベアリング等で補正する必要(気になる場合w)がありますが、オフロードにおけるダイナミックな走りは秀逸です。

2はTL01シャーシ(少々旧型であるも、まだまだ入手可)のホイールベースを短縮する手法です。
ホイールベース短縮に伴い、前後ギヤボックスを連結するシャフトも加工が必要となりますが、サスペンション周辺部品はM03のパーツが無加工で使用可能なため、最も安価かつ簡潔な手法と言えます。
シャシーとシャフトの切断以外は、信頼のTLシャシーそのままであり、ピーキーなモーターを搭載しない限りは安定した走行性能が得られることでしょう。
1,2共、web上でシャシー構造が公開されており、検索エンジンの活用で豊富な情報の入手が容易です。

3は現行ツーリングシャシーを短縮する手法です。TL01に比べ、比較的走行性能の高いシャシーがベースとなっています。
この手法はマニアと呼ばれる人達が独自に製作するケースが多く、走行性能も非常に高くなる場合が多いです。反面、製作難易度も高くなり、いろんなメーカーの部品に対する知識や高い加工技術を必要とします。
以前某有名団体の有志がTB系シャシー用ミニコンバージョンのカーボンシャシーを、一括製作・数量限定販売していましたが、ごく短期間で完売した経緯があります。

4は他社の同寸4WDシャシーをそのまま組み立てるだけです。
昔はABCホビーから「カレラ」、HPIから「RS4-PRO」といった製品が販売されていましたが、割と短期間で両者共市場から姿を消しました。その後このカテゴリーは暫くの間低迷しました。
しかし最近になってまた、ABCホビーから「ジェネティック」をはじめ、数社から同種の品が発売されています。
現在販売中の月刊誌「RCマガジン」8月号では、これらの特集記事があったように記憶しています(3日後に来月号が発売されてしまいます)。
この手法に関するメリットは、特筆するまでもありませんネ。ただひとつ言える注意点は「基本的にオンロード用」であるということです。

こういったメーカー各社の動向を見ると、質問者様はある意味「時代を先行」しているのかもしれません。
ひょっとしてブームになりつつある現在、一定の人気が確率されれば、大御所が新シャシーを発売することになるでしょう。ただし先述のとおり、オフロードに関してはMサイズ用のタイヤが潤沢でなく、「タムテックギア」と称される小型バギーを売り出した事もあり、メーカーは様子見といったところでしょうか。

総じて考え方は何通りかあると思います。
・あくまでMシャシーの4WD化に拘る。
・ひたすら自作の道を選ぶ。
・他社製のキットをダートに使用する。もしくはオンロードに甘んじる。
・タミヤが興そうとしているミニバギー(即走行可フルセット:2万円)の流行に乗る。

私が質問者様の立場なら、2の手法を用いてTLを切り詰め、サス周りはTLそのままを使用してラリーブロックタイヤを履くでしょう。ハミタイヤになるので、Mシャシーボディのタイヤハウスを大きくカットしないと干渉します。その後、社外品で小径のオフ用タイヤが見つかれば、Mシャシー用の短いサスに戻します。


長文ついでの余談:

私はM03を前後逆にしたRR車を自作所持していますが、暗中模索・試行錯誤しながら苦労して製作した割には走行性能が悪く(まぁ想定内でしたw)、現在ではその特性を生かしたミニドラッグ仕様となってしまいました。タミヤサーキットでは軽く前輪を浮かしながら加速しますが、ストレートが短く車速が伸び切りません。さらにはそんなスピードで曲がれる筈もなく、横転しながら壁面に激突して停止します。
自己満足だけを追求すると、こんな結果を招くこともあります。
怪我のないよう、安全に楽しく遊びましょうネ。
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