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吹雪型以降の駆逐艦の主砲として広く採用された12.7センチ2連装砲は最大仰角85度で対空砲としても使用できましたが、砲身を水平に戻さないと次の砲弾を装填できないという不具合があったと思います。
この不具合はどのタイプの艦から解消されたのでしょうか。

A 回答 (5件)

既に回答があるように、解消されたのは秋月型からですが、ちょっと誤解があるようなので。


#1氏のURLにあるA~Dというのは、砲自体ではなく砲の周り砲架台のタイプです。各型で照準窓の形や仰角などが微妙に違いますが、中身は同じ3年式12.7cm砲です。
砲架台の改良はA~Dまで続けられましたが、砲自体の改良はありません。
また、3年式12.7cm砲の最大仰角は85度で正しいですが、砲架台とセットで考えると#1氏の最大仰角になります。
3年式を使う限り不具合は変わらず、ということですが、初期の頃の駆逐艦の対空火器の主力は機銃でしたので、秋月型、松型が登場するまで延々と使われつづけたのでしょう。
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お礼日時:2006/08/28 16:39

No4さん、補足どうもです。


たしかに、1のURLだと砲架との区別が曖昧に書かれていますね。
まあ、あんまり過敏になる必要もないのでしょうけど・・・

結局のところは、設計思想の違いなんです。日本駆逐艦は重雷装を好んでいましたから、雷撃距離で撃つだけの砲ならば、水平装填だけでも十分ですし・・・余計な機能をつけると、重量が増しますから、ただでさえ連装が前提の、駆逐艦には重たすぎる砲ですし。
あと、両用砲を実現し切れなかった日本海軍の技術力の限界、というのもあるのかと思います。
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お礼日時:2006/08/28 16:40

No2の方の回答についてなのですが・・・さすがに無視できない間違いなので・・・



松(もちろん2代目のほう)はすでに高角砲になっておりますから、解消云々の対象にはなりませんね。そもそも3年式自体を使用していません。さらには建造したのは秋月よりもだいぶ遅れます。

参考程度に、各型の駆逐艦の砲を並べますと(3年式が使われたもの以降。基本は竣工順)

吹雪型:3年式A~C
初春・白露型:3年式A~B・C
朝潮型:3年式C
陽炎・夕雲型:3年式C~D
秋月型:65口径10cm連装高角砲
島風:3年式D
松型:40口径12.7cm連装高角
橘型:40口径12.7cm連装高角

となっています。
で、最も早く3年式をやめたのが秋月で、1942年6月13日竣工となっています。

また・・・回答の補足としては、もともと、3年式のもつ「水平時のみ装填可能」というのは、不具合というよりも、仕様でして、対空砲火なんていう考えのまだ非常に薄かった時代の産物です。つまり、何十度も仰角を上げて何発も連続で打ち出すという戦術思想ではつくられていません。
水平状態で撃つならば、毎分10発撃ててかつ高初速である、なかなか優秀な砲です。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/吹雪型駆逐艦
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お礼日時:2006/08/28 16:39

自信ないのですが、松型途中からの3年式からではないでしょうか?解消された艦はあったはずだとお思います。

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お礼日時:2006/08/28 16:39

解消されていません。


通常の連装砲は、秋月より前までの駆逐艦に延々と搭載されており、A~D型までが存在します。
なお、仰角については少々質問者さんが間違っておられまして
A型:40度
B型:75度 
C型:55度
D型:75度
となっています。で、最終型であるD型ですら解決されていません。
この砲の対空戦闘時の欠点は、結局高角砲装備になるまで、ずっと続いていた問題です。
この辺では、米軍が実用化していた両用砲に大きく差がありますね。

回答としては・・・高角砲装備に切り替わった秋月型、からですね。解消されたのは。

参考URL:http://www.general-support.co.jp/column/columun0 …
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お礼日時:2006/08/28 16:39

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