プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

皆さんはじめまして!中2の女子です。
今私は、吹奏楽部でクラリネットを吹いています!

いつも部活で合奏前に、チューナーでB♭の音を合わせるんですけど、私はすごく音程が高いんです!
特に夏なんかは、少し吹いただけですごく音程が高くなって、管を抜いてもまだ高いんです!音が低いときは、ひたすら楽器を温めればいいと思うんですけど、
管を抜いても高い場合、どうすればよいのでしょうか。
やっぱりしばらく吹かないで冷ましておくのですか?
教えてください!!!(>_<) 文おかしくてすみません!!!

A 回答 (5件)

アマチュアのクラリネット吹きです。



クラリネットに限らず、吹奏楽器は、口を締め付けたり、のどを絞めたりして吹くとピッチがあがる傾向があります。呼び方はさまざまだと思いますが、私たちの間では「音がうわずる」というような言い方をしています。

吹奏楽器の基本は、1にも2にも息のコントロールを確立することです。これは、言葉で説明しただけでは伝わりにくいことですが、これができていれば、ピッチの問題も、運指の問題も、タンギングの問題も、半分以上は解決できるといって過言ではありません。

ありがちなパターンは、使う息の量が少なくて、それで音を出そうとするために口やのどを締め付けている場合です。管楽器初心者や、体力的に余裕のない小中学生にはよくみられるパターンです。
もう1つは、指を動かす際に楽器が揺れてしまって、これを無意識のうちに口で支えていたり、フレーズを一息で吹ききろうと無理をして力んだり、正しいピッチを意識するあまり口やのどを締めてピッチを調整している場合です。こちらは、ある程度腕に覚えのあるプレーヤーにありがちです。

まずは、息の圧力とスピード感をしっかり意識することが大切です。口は、息が漏れず、ほっぺたがふくらまず、歯と唇の間に空気が溜まらない程度なら、ダラダラに脱力してかまいません。これでリードが反応しなくなっていたら、そのリードの選定かマウスピースに問題があります。

その上で、たっぷりの息で、遠くに飛んでいくような速い息をイメージして音を出します。音は何でも良いのですが、解放のソはクラリネットの特性上、音が開きがちなので、ロゥベー(下のド)あたりから最低音に向かって、半音階で下がっていくと良いでしょう。1音をできるだけ長く保ち、ド > シ、シ > シb、シb > ラ・・・という具合に、半音ずつ1グループとします。ミまで下がりきったら、逆に上がり始めます。解放のソまで、同じ息で上がっていきます。

要するにロングトーンの練習ですが、とにかく息がしっかりキープできているか、口やのどによけいな力が入っていないかだけに注意します。チューナーは、当面、みる必要はありません。どんなときでも正しい息が使えるようになってから、個々の音のピッチを調整していけばよいのです。

ロングトーンの練習としては、他に、たとえば最低のファを吹きながらレジスターキーを押してチューニングBbに上がる、解放のソの下のファからハイBbに上がるなど、「同じ息のままで」高い音が出せるか確認するというのもあります。口やのどを操作せずに高い音が出ないなら、息のスピードが足りていないということになります。ハイBbが楽に出せる息のスピードで、他の音も演奏するように心がけると良いでしょう(ただし音出しは低い音から)。

チューニングの際には管の抜き差しを行いますが、できれば全部差し込んだ状態で吹きたいところです。というのは、今はまだ分からないかもしれませんが、マウスピースからベルまで、たとえ解放のソであっても、全体が振動している状態がもっとも響きがよいからです。そのためには、コルクだけでパーツがつながっている部分をなくし、硬い部分同士が接触するようにしなければなりません。

とはいえ、そうも言っていられませんから、抜く部分を考えます。バレルと上管を離すと、楽器全体のピッチが下がりますが、とくに解放のソとその前後のファ~シb、レジスターキーとの組み合わせで出るハイBb~その下のシbあたりのピッチがとくに下がります。上管と下管を離すと、ロゥBbの前後、チューニングBbの上のソ前後の音に大きく影響します。下管とベルを離すと、チューニングBbやその下のシに大きく影響します。ほんらいは、これらを組み合わせて最適なバランスに調整する必要があります。

なお、バレルですが、メーカーや機種によって微妙に異なりますが、ふつうは650mm前後の長さで、全部入れた状態でチューニングピッチ440~442Hz程度に合うように作られているようです。コルクが見えるぎりぎりまで抜くと、そこから2Hzほど下に合うのが一般的のようです。
もちろん、季節が変わればピッチも変わりますが、楽器が暖まった状態での変化量は、これも2Hzくらいに収まるはずです。したがって、全部入れた状態で442に合う楽器は、夏場は全部抜いて442、冬場は全部入れて442となるはずです。
また、メーカーやモデルによっては長さの異なる交換バレルが売られています。また、音色や吹奏管に変化を与えることを目的としたバレルも、各社から出ています。これらは、正しく使えば非常に有効で、楽器を変えるの同じくらいの変化が望めます。しかし、それだけに、音色やピッチのバランスまで含めて選定しなければならず、楽器本体との相性もありますから、できればプロの先生に同席してもらって選ぶくらいの慎重さが必要です(ある程度熟練したプレーヤーなら、最低限、自分の奏法と自分の楽器に適した1本を選ぶことは可能です)。

長々と書きましたが、いずれにせよ、息と口の問題が解決されれば、明らかにピッチがおかしい、調整がきかないということはなくなると思います。逆に、そういうときは、周囲の環境が明らかにおかしい(気温が高すぎる/低すぎる)とか、自分の体調がおかしいとか、判断ができるようになるでしょう。

最近はピッチ調整だけを主眼に置いたバレルも何種類かあるようですが、お勧めはしません。それで解決できる問題なら使ってもかまいませんが、もし息や口の問題であるなら、そういった根本的な問題を解決しない限り、道具にだけ頼る小手先の対策にしかなり得ません。
全国レベルのバンドをみれば明らかなように、道具に頼らなくても良い音が出せる中高生はたくさんいます(もちろん、良い楽器を与えられている学校もありますが、それは道具で解決できる問題を解決するために良い道具を選んでいるのであって、プレーヤー自身の問題を道具で誤魔化すためではありません。良い道具なればこそ、使い手の力量も問われます)。
息を正しく使うのは、体力も使いますし、なかなか簡単なことではありませんが、これさえできれば技巧練習などは見る間に上達します。何より、楽器を吹くのがほんとうに楽しくなりますから、めげずにがんばってください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!!

息のコントロールって大切なんですね。
私は楽器に息が入ってないのもあると思うのですが、口や喉で音程を調節してるのもあるかもしれません・・・
遠くに飛んでいくような早い息をイメージですね。次からはそのイメージを大事にしたいです!!
やっぱりいい楽器ばかり頼るのもダメですよね。まずは自分の力で頑張ってみたいと思います!

こんなに詳しく、そして練習法まで教えてくださり、ありがとうございました!!!

お礼日時:2006/08/23 17:03

私もクリリネットを吹いていましたが、夏場の音程には悩みました。


吹いているうちにどんどん楽器は温まってきてしまいますから、「吹かないで冷ましておく」というのは無理ですよね。
それに、管を抜くのにも限度があります。

まずは、吹き方を見直してみて下さい。
これで解決できるのが、一番望ましい方法だと思います。
口を締めすぎていると、音程は上がってしまいます。
とは言え、質問者さんのアンブシュアがどうなのか分からないので、これ以上はなんとも言えないんですが...。
一度先輩や、先生に吹き方をもう一度確認してもらったらどうでしょうか。

それから、タル(バレル)を長いものに変えるという方法もアリなのかもしれませんね。
ただ、音色などが変わってしまわないよう、充分に試してみて下さい。
ちなみに私はマウスピースを買い換えたとき、たまたま少し長めのものを買ったので、夏場はタルを抜かなくても音程が合うようになりました。
その分、冬は低くなってしまいますけど。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!

夏場は本当に大変なんですよ・・。私だけなんか以上に高いというか・・(泣)
その分冬はすぐ温まるのでいいんですけどね・・・
前、講師の先生が来たときにアンブシュアを見てもらいましたが、特に私は何も言われませんでした。
やっぱり息が足りてないのかもしれません。。
いろいろ詳しく教えてくださって、ありがとうございました!!!

お礼日時:2006/08/23 14:41

こんにちわ



クラリネットのピッチ、季節ももちろん、なんだか年がら年中、悩まされますよね。

中学高校の吹奏楽部だと、根性と愛情であっためて・・・
的なおはなしになりがちですよね^^;

この真相はやはり、#1のかたのおっしゃるとおり、「バレル」の長さ、短さが、コルクの抜き差し範囲でおさまらないことが主な原因ですから、「私の根性と愛情が足りないのかしら?」と音楽とは無関係にこころを痛めつける結果となる話しには「はいはい、そうね」と聞き流して、マイ楽器持参で大きなお店に行って自分に合ったバレルを一本お買い求めになってみてください。

ぱっと世界が開けると思います。

私は、参考URLの下の方に写真が出ている「クリックバレル」を愛用しています。

これは、1ミリずつだったか、0.5ミリずつだったか、カチカチってクリックすると正確に伸び縮みしてくれるんですよ。
固いコルクをくねくね回しながら「あら行き過ぎちゃった!」なんていう悩みからおさらばできるすぐれものです。

本式の木管アンサンブルやオーケストラにいる人だと、「こんなものは音質が悪くなるから使っちゃ行けない」と怒られるかもしれませんが、学校吹奏楽だったらメリットの方が大きいと思いますのでおすすめです。

お持ちの楽器とぴたりと合うかどうかはつけてみるまでわからないので、必ずマイ楽器で試奏して購入してみてください。

参考URL:http://www.kkdac.co.jp/cgi-bin/mimiyori/mimiyori …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!

やっぱりバレルの長さとかって大事なんですね。全然知りませんでした・・・
参考URL見ました!!バレルってこんなに種類があったんですね。バレルを変えるだけで音が変わるんですかぁ・・なんだか欲しくなってしまいました(笑)
いろいろ詳しく教えてくださってありがとうございました!!!

お礼日時:2006/08/23 14:19

マウスピースのくわえ方・息の入れ方でだいぶ改善するかと思われます。



クラリネットの特性上、口や喉を締め付けたり、息をしっかりと入れていなかったりするとピッチが上がってしまいます。はじめから音が鳴るように息を楽に吹き込んでやってください。口は楽に締め付けず。

あと余談ですが、たるの部分をたくさん抜いてチューニング音を合わしても、他の音の音程が安定しなくなります。たるを抜くのは多くて2mmくらいまでです(あくまでも目安ですが)。

吹き方を変えるのは苦労するかと思いますが、正しい奏法をマスターすれば、より良い音を正確なピッチで演奏できるので、是非頑張ってください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!

あ。。もしかしたら息をしっかり入れてなかったのかもしれません・・喉を絞めすぎるのもいけないのですね。次は気をつけて吹いてみたいと思います!いろいろ詳しく教えてくださってありがとうございました!!!

お礼日時:2006/08/23 09:44

私は金管奏者なので、詳しくは知りませんが...


たるの部分を長いものに変えればよいというのを聞いたことがあります.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!

そうなんですか!?たるの部分を長くすればいいんんですね。とても参考になりました!
金管奏者の方なのに回答してくださってありがとうございました!!

お礼日時:2006/08/23 09:14

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