プロが教えるわが家の防犯対策術!

今、物理の勉強で大苦戦しております。
本を読んでいると、必ず壁にぶちあたります。
一生懸命考えても、どうにもわからないことがあります。

大学生になり、バラバラに研究室配属され、研究室の中でも
学生によって研究テーマが違うから、使っている本もバラバラ。
そのため、「○○という本の(3.5)式が導出できない。」
なんて質問を他人にしたって、どうにもならない。
そこで、他の本を参照する。すると、前後関係や記法が
微妙に違っており、結局その本も最初から読まないとわからない。
で、他の本を読んでいると壁にぶちあたる。
こんなことばっかり繰り返していると、非常にむなしくなります。

で、対処の仕方はいろいろ考えられると思うのですが,

1.一冊の本を、よく考えて熟読する
2.2冊、3冊ぐらいの本を同時に買い、並行に読んでいく。
  いろんな本を、あれやこれやと右往左往する。
3.わかんなくてもいいからとにかく最後まで読む。
  とにかくいろんな本を読みまくれば、そのうち見えてくる。
4.最初から詳しい記述がなされている洋書を読めばいい。

このうち、どの道を選ぶべきなんでしょうか。
どえらい学者さんは、どの道を歩んで学問の頂点へ登りつめたのでしょうか。

A 回答 (6件)

私は、1もしくは3の方法をとります。


2はやってはいけないと思います。4は、英語が得意ならよいですが、英語の文そのものがわからなくて時間ばかりかかる場合もあります。

まず、指導教官もしくは助手に相談しましょう。教官は、学生の質問に答える義務があると思います。忙しそうで、こんなこと聴くのは恥ずかしいとおもわず、教官は積極的に利用しましょう。
教官にまず良い本を推薦してもらうのが良いと思います。そして良く考えても自分でわからなければ、その教官に質問すればよいのです。

まず、基本的な教科書は1の方法で、良く考えて熟読しましょう。そして、その分野の大雑把な理解をして全体を広く浅く知ることが大切です。
3の方法で読む本は、基礎的な本を読み終わって、次にかなり専門的な本を読む場合は、とにかく途中がわからなくても読みきってしまいましょう。わからないところも、後のほうを読んだらかえってわかったということもあります。時間と共にわかってくることもあります。

それから、物理の場合、その本を読んだといえるのは、最低3回繰り返し通読したくらいに思う必要があると思います。1回読んだだけではほとんど理解できないと思います。その本が血となり肉となるには、3回くらい読まないといけないとおもいます。
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2,3,4が良いと思います。

3について言うと部分がわかれば全体が見えてくるんです。2や4については、とにかく,ひとつの切り口ではなくいろいろな切り口から見ることが最終的な理解につながります。いろいろな考え方やアプローチの仕方がありますし.専門家から見て美しい叙述の本が初学者の理解に長じているというわけでは必ずしもありませんから.それにはっきりいって物理の書籍にはその一冊の本で全てが間に合い,書いてあるような本はありません.ほとんど最初から知っているわかってあたりまえということを前提にしてかかれています。わかっている人がわかっていない人に説明するというのはえてしてそんなものです。わかって当然という感じで書いたり説明したりしてしまう。
まあ,だから多少わからないことがあって当然です。
1に関して言うと、その分野に他にそのことがかかれている本があれば別ですが,そうでなければ必要ありません。ていうか、そのうち、このことが書いてあるのはこの本だけというような時がくるでしょう,だから必要ありません。
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siegmund です.



> 本に対する愚痴になっちゃうんですが、
> 「しっかりと導出していない事項に対しては、
>  『導出は省略する』と明記したり、『文献○○によると』
>  と明記してほしい。」
> と思うのは、僕だけでしょうか。「容易に得られる」とか書いてる
> 割に、導出してみると全然容易じゃなかったりします。

レベルが上がるにつれて,親切性(手取り足取り傾向というと語弊があるかな?)
は減少していく傾向にあります.
大学1年くらいのテキストでしたら,読者がどれくらいのバックグラウンドを
持っているかの想定もできますし,筆者もそういうつもりで書いています.

レベルが上になると,読者のバックグラウンドが様々ですから,
あることに熟達していればすぐ見えることがそうでないとなかなか大変ということもあります.
筆者の想定も,
「これくらいのレベルの話を読もうという読者なら,
多少の難関は自力で突破する経験を積んでいるはずだろう」だったりします.

私が大学に入ったばかりの時に,担任のK先生から
「siegmund 君,大学に入ったら悪い本も読まなくちゃダメだよ.
何か自分で新しいことを発見したりしようとすれば,それが整理し尽くされた形で
君の目の前に現れることなんてまずないんだ.
悪い本が読めないようじゃ,発見なんてできないよ」
と言われました.
悪い本というのは,記述が不統一になっていたり,説明が抜けて(不十分)いたり,
などで,読みにくい(読むのに苦労する)本のことです.

> よくまわりに要領のいいタイプの人がいて、必要なところだけ
> うまく取捨選択してやってく人がいますけど、
> そういう能力を持っている人がうらやましいです。

良い言い方をすれば「うまく取捨選択」ですが,
悪い表現なら「途中経過を十分理解せず,結果だけ拾ってきている」
という言い方もできます.
下手すりゃ,適用を誤ることもあります..
自分で苦労して勉強したことは忘れませんよ.
将来,どこかで「あ,これは卒研(?)の時苦労した話と似ている」
ということが起きるかも知れません.
そうやって,知識の量は増え,問題解決の能力は磨かれていくのだと思います.

> 何しろ、今まで情報系でやってきて、研究室が物理系だから、
> 低学年でできなかった基礎勉強をやりながらで、すごい時間的にきつく、
> 睡眠時間を削るより他はない状況です。

大変だと思いますが,努力すればしただけのことはあります.
しばらく経てば,自分が格段に力をつけたことがわかるでしょう.
msndance さんのご健闘をお祈りします.
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この回答へのお礼

力強いアドバイスありがとうございます。
自分が今している苦労は、どのような熟練者でも歩んできた道なのですね。

ところで、もう一つ本を読んでいて不思議なことがあります。
巻末を見ると参考文献が何十冊もワーワーワーワー書いてますけど,
「ほんとに筆者はそれだけ読んだのか?」
って思います。どこにそんな時間があるんだろうと。

お礼日時:2002/03/27 16:46

物理屋の siegmund です.



msndance さんの1~4はどれもそれなりに大切です.
裏を返せば,決定版はないということでもあります.
決定版があるなら私が知りたい!
どえらい方は知りませんが,私で言えば壁を乗り越えるのに1~4のどれも経験があります.

> そこで、他の本を参照する。すると、前後関係や記法が
> 微妙に違っており、結局その本も最初から読まないとわからない。
そりゃそうですが,どうしたって違いは避けられません.
論文なんかになれば,もっといろいろ違いは出ますし,
主張していること自体も微妙に,ときには正反対に違ったりします.
そこらへんは,結局苦労して実力を身につけるより仕方がないでしょう.

1.熟読,熟考はやはり大切です.
私も,何週間も悩んでいてある日突然「そうか,わかった!」
という経験はずいぶんあります.
アルキメデスが風呂から飛び出して裸のまま走り回った,
という伝説(?)もわかる気がします.

2.ある場合には,難しいところを簡単に触れていて,
記述は短いけれどちゃんと書くと何十ページにもなってしまう,
なんていうこともあります.
これだと,単に熟読しただけではまず突破できませんね.
他の本を参照したりすることが必要なゆえんです.
「右往左往」というと悪いイメージになってしまいますが,
「いくつかの情報を総合して理解を深める」といえばプラスイメージになりますね.

3.多少わからないところはおいといて先に進むという手はあります.
chukanshi さんの言われるように
> わからないところも、後のほうを読んだらかえってわかったということもあります。
もよく経験します.
執筆者はAを理解してからBという順番で考えていても,
ある読者は先にBの方がわかりやすかったということなんでしょう.
知識のバックグラウンドは人によって違いますからね.

4.sssohei さん:
> よく分かってないことを、よく分かってない言語で読むわけですから、
> 苦労が倍増、へたすりゃ2乗です。
msndance は学部の4年生ですか?
物理系の大学院でまともなことをやろうと思ったら,
洋書(普通は英語ですが)あるいは英語の原論文を読んで理解する能力は欠かせません.

○ sssohei さん:
> 多少違っても議論することが理解を深める良い手段になると思います。
そうなんです.これ,大事なんですよ.
誰かをつかまえて,「ちょっと壁にぶち当たってるんだけど,話聞いてくれない?」
とやって相手に説明する.
あ~ら,不思議,相手に説明している間に自分で壁を突破できちゃった.
あるいは,相手が何かちょっと言ったらそれが重要なヒントになって突破できた.
よくあります.
別に,相手が自分より理解しているわけではないんですがね.
顔をつきあわせたディスカッションが重要だと言われるのもこういうことにあるのでしょう.
ただし,こういうことが起きるためにはやはりその前に真剣に熟考していたということが
必要なのでしょうね.
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。

本に対する愚痴になっちゃうんですが、
「しっかりと導出していない事項に対しては、
 『導出は省略する』と明記したり、『文献○○によると』
 と明記してほしい。」
と思うのは、僕だけでしょうか。「容易に得られる」とか書いてる
割に、導出してみると全然容易じゃなかったりします。
中には洋書からいいかげんに抜書きしたような和書も見られます。
数万ぐらい高くても、良い本であれば、こちらは買うんですけどね。

今は、主として読んでいる本でどうにもわからないことがあり、
飛ばして読むとさらにわけがわからなくなるので、
他の本で同じことが書いてあるところを読み始め、
その箇所で参照されている「前の章」を読んでいるところです。
しかも、どんどん戻されます。
3日ぐらいすれば、解決すると思いますが。
何しろ、今まで情報系でやってきて、研究室が物理系だから、
低学年でできなかった基礎勉強をやりながらで、すごい時間的にきつく、
睡眠時間を削るより他はない状況です。

洋書に関しては、初めから読めば、和書よりスムーズに読めるかんじですが、
ものすごい分厚つくて、必要なところにたどり着くのがしんどいです。

よくまわりに要領のいいタイプの人がいて、必要なところだけ
うまく取捨選択してやってく人がいますけど、
そういう能力を持っている人がうらやましいです。

お礼日時:2002/03/20 18:40

畑違いなのですが、コンピュータを専攻しています。


なかなか日本語の名訳がなく、(迷訳ばっかりで困っています(笑、なら訳せよ、とか言わないでくださいね^^)
その経験を踏まえて書きます。

3が良いと思います。後から納得、ぐらいの方が効率がいいと思います。一度全体を通してみれば、「流れ」みたいなものが何となくつかめるので、すこし理解しなすくなります(だからどうなの?というのが少な目に:p)
一発で分かる人なんてそうそういないでしょうし、かといって、悩んでれば分かると言う程巧く行きません^^

4は悩みが増えそうです。よく分かってないことを、よく分かってない言語で読むわけですから、苦労が倍増、へたすりゃ2乗です。

1回目、斜め読み。でもって、2、3冊違う本を読んでみると(これらも斜め読み:p)不思議と、ああ、あれはこうじゃなかったのか???というのがでてきます。
そうなったときに初めて詳しく読んで理解するようにしています。
2、3冊読むという点では、右往左往に近いように思いますが、全然違ってきます。一度通して読むことが重要だと思います。
後からでも余裕で戻れます。本は逃げません(絶版とかありますが

1だと、いくら時間があっても足りないと思いこのような方法でやっています(理解が曖昧で困ることもありますが)曖昧な分は誰かと話をしているときにぼろが出るので、そのとき勉強しなおしています。そうすると、私には忘れにくくて良いんです。

多少違っても議論することが理解を深める良い手段になると思います。知らない人に教えると尚良いです。新しい発見があって面白いです:p。この喩え良いなとか、くそ、なんでこんなわかりにくい説明しか出来ないんだ!みたいな感じで(笑

逆に専門的な本>基礎的な本とかでやってみても巧く行くことがしばしばあります、いつも不思議だと思うのですが。コンピュータの世界では専門的になれば抽象度が高くなるからかもしれません^^。
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読んでいて分からないことがあればここで質問すればいいのではないでしょうか?


レスポンスが早いですからね
本の評判を聞くのもいいかもしれませんね
しかし質問は前提条件がいらず短く簡潔で正確なものに仕上げなければなりません
何を質問しているのか分からないものや
抽象的なものや
いろいろな前提条件を知っていないといけないような質問は駄目です
できたら専門外の人でも分かるような質問にして出せば答えてくれるのも早いです
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この回答へのお礼

たしかにそのとおりなのですが、
個性あふれる本のどまんなかに出てくる式の導出などに関しては、
ここでは質問のしようがないんです。
本を最初からそこまで読んでいないとわからないわけですから。

お礼日時:2002/03/20 18:42

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