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現代純文学作品の評論集を読みたいのですが、私が知っている評論家の名前と言えば、吉本隆明、高橋源一郎・・・くらい・・・。
そんな、評論においては初心者な私にお薦めの評論集があれば教えてください。
晦渋なものは読めないと思うので、やさしめのものを…。
できればここ数年に出版された新しいものが知りたいです。
書籍名と著者名、簡単な内容紹介と著者紹介、出版社と価格を表記してください。
出きるだけたくさん紹介していただけると嬉しいです。

A 回答 (3件)

評論、という事であれば、小林秀雄氏、をお読みになればいいのではないか、と思います。



新潮文庫(?)5~600円で、「作家の顔」というのが出ています。
 同じ著者で、「私小説論」も参考になるのでは?

 また、新潮社から、同氏の講演記録のカセットテープも出ています。こちらは、ちょっと、高いかも・・。(4~5000円だったかなぁ・・・?)
 内容は、本居宣長(古事記伝の著者)、信じることと知る事、など。

 また、すこしご質問の趣旨から、反れるかもしれませんが、石原慎太郎氏の「わが人生の時の人々」文芸春秋社、も、一種の人物評論(アンソロジー)で、いろいろな文人や政治家等との出会いの挿話も多く、興味深いと思います。評論家の竹村健一氏も、この本を褒めています。
こちらは、単行本で、確か、2~3000円位だと思います。

・・・・・取り急ぎ、ご参考まで・・・。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!!!
なにしろ評論のことはまったく何もしらないので、紹介されたものを読んでみたいと思います。評論って高いんですね・・・。図書館で探そっと(笑)。

お礼日時:2002/03/19 14:28

東京大学教授の工藤庸子氏の著作を当たってみられてはどうでしょう?


明晰かつ平易な文章、「難しいことを判り易く」書くことに、とても長けた文学者だと思います。
フランス文学の翻訳家としても、第一線で活躍中です。

以下は、ややエッセイ風の少し軽めの評論ですが、私が実際に読んで面白かったものです。
「プルーストからコレットへ -いかにして風俗小説を読むか」中公新書 602円
→何度も挑戦しては挫折したプルーストの「失われた時を求めて」をかいつまんで読んだような気分になれました。風俗小説とは言っても、19世紀や20世紀初頭の「風俗」ですから、今では純文学の扱いを受けている小説を取り上げています。

「小説というオブリガート -ミラン・クンデラを読む」東京大学出版会 2900円
→これまたクンデラも苦手な私ですが、この本は面白かった。

「フランス恋愛小説論」岩波新書 640円
→文句なしに、おすすめです。たくさんのフランス小説を肴にしているので、「次はこれ読んでみよう」の対象が拡がりました。

それと、翻訳書の方もお勧めです。
アマゾンでは「工藤庸子」で上記のも含めて25件ヒットしました。
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この回答へのお礼

工藤庸子工藤庸子工藤庸子・・・覚えました!有難う。

お礼日時:2002/03/20 19:17

追加します。



「妊娠小説」斉藤美奈子 ちくま文庫 680円
日本文学における「望まれない妊娠」を読み解く。出版当時、話題になった評論。斉藤美奈子氏は現在朝日新聞の日曜日の書評欄に定期的に登場していますが、ジェンダー理論に基づいた、なかなか辛辣な批評を展開します。

「紫式部のメッセージ」 駒尺喜美 朝日選書 1100円
現代純文学、では無いのですがお勧めの一冊。「光源氏は強姦者だった」という新しい視点から源氏物語を解釈しており、私はこれを読んだとき非常に衝撃を受けました。
貴方がもし女性ならば(勿論男性であっても)、是非一度読んでみることを強くお勧め致します。
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この回答へのお礼

関係ないんですけど、今、原文で「紫式部日記」読んでるんですよね…。繋がりのありそうな「紫式部のメッセージ」から読んで見ます。有難う。

お礼日時:2002/03/22 16:14

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