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沢登りの経験がある方にお伺いします。

泊まりの場合は焚き火をすることが多いと聞きますが、その際に流木だけでなく、空き缶や不要になったビニール袋などを一緒に燃やしてしまうことについてどう思われますか?
また、そもそも自然の中で焚き火をすること自体について問題は無いのでしょうか?(普通の登山道を歩く場合は問題ありとされるでしょうが、沢登りなら許されますか?)

昔と今とで山のマナーやルールも多少変わってきていると思うのですが、やはり現在のほうが厳しいのでしょうか。。。

A 回答 (4件)

難しい問題ですが、環境に悪い、と言う時、純粋に科学的に考えるか、感情論で考えるかでこの問題は平行線をたどると思います。



たとえが悪いかもしれませんが、日本が調査捕鯨をして、科学的にある種の鯨が増加していることを証明しても、鯨がかわいいと考える人たちは、日本以上の科学的根拠なしに、絶滅の危険があるという説を譲らないようなものです。彼らが真に反対しているのはかわいい動物を殺すなという感情論ですから、日本は永久に説得できないでしょう。

ビニール類を燃やしたり空き缶(アルミ缶)を燃やすことが環境に悪い、というのはいかにももっともらしいですが、では何故でしょうか。

まずビニールを含むプラスティック類ですが、まず頭に浮かぶのはダイオキシンでしょう。しかし最近の研究ではダイオキシンは普通に薪を燃やしても発生することが証明されています。そしたらキャンプ場の焚き火も問題ですよね。それと日本のマスコミはまず報道しませんが、ダイオキシンはほとんど無害であるという説は科学者の間では根強くあります。最近ではウクライナでしたっけ、大統領候補のユシチェンコ氏が暗殺目的に致死量とされる量の15000ないし20000倍のダイオキシンを食事に盛られたにもかかわらず、にきびが出るだけで健康被害はなく、改めて無害説が世界的には脚光をあびたものです。また、催奇形性もほぼ否定されております。(下記URL参照)
結論から言えば、沢で焚き火をして多少のビニールを燃やしたところで問題となるような土壌汚染は起きない、というのが科学的立場です。

次にアルミ缶ですが、アルミは軽金属であり、重金属と違い健康被害はありません。またアルミの融解温度は660℃と高温であり、この温度ではビニールを燃やしてもほとんどダイオキシンは発生しないことの知られております(冷却時に一部再合成されるようですが)。

以上のことより、焚き火でビニールやアルミ缶を燃やしても、科学的には問題ないと考えられます。ですから後はやはり感情論でしょうね。
というか、こんなことが問題となるのは一日に何組も入渓する都会の話で、私が住む田舎のように、一月に一組入渓するかどうかなんていうところでは問題にもされないかもしれません。やはりオーバーユースの問題もあるでしょうね。

ちなみに私は持って入ったものはすべて持って出てきます。また私の友人に根っからの源流渓流釣り師がおりまして、年休のすべてをシーズン中に浸かってしまうほどのキチガイですが、彼はお酒をたくさん持って入渓しますので、一概に釣り師は飲まないとは言えないかも(笑)。

参考URL:http://www1.accsnet.ne.jp/~kentaro/yuuki/chemica …
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この回答へのお礼

問題点を整理していただき、モヤモヤが取れてすっきりしました。ありがとうございます。

捕鯨の例えはわかりやすいですね。ダイオキシンが薪を燃やしても出ることや、俗に言われているほど有害ではないことなど恥ずかしながら全く知りませんでした。勉強になりました。

今回の質問の契機になった件は、ツアーで沢に入ってキャンプ撤収した後に焚き火の中にビニールや空き缶の燃えカスが残っていたということなんです。つまり燃やしただけでなく、後始末をせずゴミすら持ち帰っていないんですね。これを地元の沢でやられたと聞いては、さすがに感情的にムカっときます。問題外ですよこういうツアーでお金取るなんて…

渓流釣り師も酒飲みはいるということで、勉強になりました(笑

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/03 20:13

私は沢登りをしても焚き火をしたことがないのですが、やはりビニール袋や空き缶は環境的にはNGだと思います。


焚き火をすること自体は、必要性はあまり感じませんが、娯楽の一つとして許容範囲内だとは思います。
ただ、国立公園内など、禁止されている場所も多いですし、人の多い沢でも好ましくないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

ビニールや空き缶はやはりダメですか。

沢で釣った魚を焚き火で焼いて食べる…とかいうシチュエーションに憧れています(アホです^^;) 考えてみれば焚き火の必要性ってあまり無いのかもしれませんね、どっちにしろ燃料は持っていくのでしょうし。国立公園内は焚き火も釣りも厳密にはダメでしょうね、気をつけます。

お礼日時:2006/09/02 23:43

草鞋に関して


自分は フエルトソールなので 使用経験が無く詳しくないのですが
最近のものは 少なからず部分的に ナイロンやビニール紐などが使われていて 100%自然素材でないとかが 理由では有りませんか?
草鞋くらいなら 焚き火で燃やしても 止む無し、黙認と個人的には 捨てて来るより良いと思いますが

また 昔はレジャーで沢登などする人もなく 
山菜取り、釣りで 食量調達の為に入渓する人だけだったので 今日では 異常に入渓者数が増え 環境保護と注意勧告が必要と思われます。

質問者様は、一般常識を持った方と察します
ご自身で 出来る範囲の事をなされていただければとお願いします。
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。

草鞋は全体が草で出来ていれば、燃やしてもかまわないのですね。

ビニールやアルミ缶などは、名の通ったガイドツアーも燃やしているそうで気になって質問してみました。私のように経験の無い者は「ガイドさんがやっているのだから」と素直に真似してしまいそうですが、自分の頭で考えなくてはならないと思いました。

お礼日時:2006/09/02 21:34

ビニールを燃やすと ダイオキシン発生させますし 燃えカスが残り 自然環境に残してくる事になります。


山に残して良いのは 足跡だけとか言いますねー

荷物 特に食品類は出来るだけ パッケージなど 外せるものは 剥がして持込み ゴミを持ち込まない様に準備します。
最小限出た ビニールごみも 持ち帰るのが マナーです。
山ルール、マナーは基本的に変わっていないと思います。昔はペットボトルなどが存在しなかっただけですかねー
渓流釣りで 山奥へ入りますが 酒のビンがよく落ちてます コレは 山屋さん仕業と思われます。
日帰り源流釣師は まず沢歩きに危険なので飲みません
大自然 空気の良い山で飲む酒は さぞかし美味しいものでしょうが 自分だけ良い思いし 瓶を捨てて帰る様な族にならないで下さい
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この回答へのお礼

素早いご回答ありがとうございました。

やはりビニールもダメですよね。酒ビンのポイ捨ては無論でしょうが、ビールのアルミ缶なども焚き火で燃やしてしまう人がいると聞いたので…つぶして持って帰っても重くもかさばりもしないのに、何故燃やしてしまうのかわかりません。私は絶対しないよう、無駄な荷物を持ち込まないよう気をつけます。

>山ルール、マナーは基本的に変わっていないと思います。
そうなんですか。例えば沢ですと、昔は履きつぶしたワラジは捨ててくることが多かったと聞きますが、最近はそれも眉をひそめられると聞きました。このへん多少の違いはあるのでしょうか。

お礼日時:2006/08/31 22:25

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