プロが教えるわが家の防犯対策術!

つい先日のこと、駅前でバスを待っていると大きな声が聞こえてきました。
「こっちこっち!!ほらこっちだよ!」
見ると、男性が目の不自由な若い女性の手を引っ張っていました。

しかしよくよく見ると、女性には困惑している様子が伺えます。
「有難う御座います。もう大丈夫ですから。ここで結構ですから・・」

彼女は親切な気持ちに対して本当に感謝していたと思います。
ただ、男性が酒に酔っていた事、声が非常に大きかった事、ぐいぐいと腕を引っ張っていた事で、
ほんの少しだけ、恐怖感を抱いているように見えました。

すると男性は「何だよ!人が親切にしてんのに!!」と、言い出しました。
このままでは、双方気まずい思いのままで終わってしまうのではと思った瞬間、
私は無意識のうちに行動を起こしていました。

「やあ!○○ちゃん、お帰り!同じ電車だったんだね。」(名前はでたらめです)
男性には「親切に有難う御座いました。今日は人が多くて混雑してたので大変助かりました。
近所の人なので、ここからは私が・・・」
と告げると、男性は納得したように
「じゃあ、お願いします。気をつけてね」と言い残し、去っていきました。

この女性はいつもこのバスを利用されているようで、何度か見かけておりましたが、
勿論名前など知りませんし、住まいも知りません。
ただ過去に一度だけ言葉を交わしたことがありました。
異常な交通渋滞で、ダイヤが乱れていた時に、到着したバスの行き先を尋ねられたので、
それにお答えした程度ですが、女性は私の声を覚えていたようで、少しだけ安心したようです。



障害、とりわけ目の不自由な方との接し方は、どうする事が最も望ましいのでしょうか?
詳しい方がいらっしゃいましたら、教えて頂きたいと思います。

私の行動の是非については、自分の中でまだ整理ができておりません。

A 回答 (4件)

こんにちは。


better-lifeさんは、間違えたことはしていないと思います。
その女性はその時、恐怖でいっぱいだったと思います。

基本的にどんな障害であれ、彼らは「特別扱い」を嫌いますよね。状況を自分に置き換えて考えれば、当然ではないでしょうか。街中を”一人で”歩いているという事は、本人は「自立する」ことを望んでいるはずです。相手の意思を尊重する事が大切だと思います。やっぱり、変に意識しない事も大切ではないでしょうか?

以下は、私が行っている「接し方」です。いろいろな方から、伺った事や、経験です。何度か、失敗もしました(--;。

・目立つ事は避ける
 緊急を要することでもないので、目立つ事をするのは、逆効果です。自分の事で騒がれたら嫌ですよね。

・親切の押し売りは避ける
 助けを求めていない時は、見守ってあげましょう。それが、優しさです。本人には「特別扱いはいや」という感情があると思います。一人での外出は「自立」するんだという意思の現れです。・・・自分に置き換えたら、どうでしょう。

・手を貸す時は
 目を瞑った状態で、突然触られたらどうでしょうか?驚きますよね。
 なので、『手を貸す』時は「どうぞ」と手を上に向けて差し出します。相手が手を出そうとしたら、その方向に自分の手を移動して”相手から触れてくる”ようにしてあげてください。握手を求めるイメージですか。こっちから、触る場合は「触りますよ」といってあげた方がよいでしょう。電車で、席を譲る時も、空席を教える場合に有効です。

本当は、もっと障害のある方と話ができる環境があればよいのでしょうが。
でわ
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この回答へのお礼

Haizyさん、早速のご回答有難う御座います。

やはり見守る・・・・・・と言う事が基本なのですね。
必要以上の干渉は、ご本人には迷惑である事も考えなければいけないですね。

手を貸すときの注意点はどこかで聞いた記憶があります。
引っ張るのではなく、方向を示す程度が望ましいと。

様々な障害をお持ちの方がいらしゃいますが、常日頃何かお手伝いをと思っていますが
実際に行動を起こす時は、躊躇してしまう事も多いですね。
ただあまり難しく考えないほうが良いのかも知れませんね。

おっしゃる通り、自分に置き換えて考える工夫をしたいと思います。
大変参考になりました。有難う御座いました。

お礼日時:2002/03/19 12:22

詳しいわけではありませんが、いずれ「目の不自由な方」になりそうな者として回答させて頂きます。


他の障害を持たれている方についても同様だと思いますが、まずは「手を貸しましょうか?」、「手が必要ですか?」、という確認が不可欠だと思います。
押し売りになってしまっては有り難迷惑でしょうからね。
以前テレビで視たのですが、障害者の方々は私達が思っている以上に自立したいと考えていらっしゃるようです。
手を貸して頂くのは嬉しいけれど、それが当然といった感じで来られるのは嫌だと仰っていました。
ですから、もし障害を持った方を見かけたら、近くからそれとなく暖かく見守っておいて、いざ困っている、または困りそうな場面の時には先程のように「手を貸しましょうか?」とアプローチするのが良いのではないかと思います。

尚、better-lifeさんのなさったことは素晴らしいことだと思います。
特に、相手が酔っぱらいであることを考慮すれば、これ以上ないくらい適切な行動だったのではないでしょうか。
私はそう思います。(^_^)
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この回答へのお礼

naturalさん、有難う御座います。

♯1のHaizyさんも仰っているように、障害をお持ちの方は『自立』を望んでおられるのですね。

お手伝いは「してあげる」ものでも「させていただく」ものでも無いのですね。
一人の人として同じ目線で「手をお貸ししましょうか?」という姿勢が良いのですね。

健常者であっても助けを請うことはある。という事を考えれば当然なのかもしれません。

障害をお持ちの方が、住みやすい社会になる事を願わずにはいられません。

参考にさせて頂きます。
有難う御座いました。

お礼日時:2002/03/19 12:33

better-lifeさんの行動は悪くないと思います。


私自身は目の不自由な方と直接お会いしたことはありませんので、
あまり良いアドバイスにならないと思いますが…

身体的障害は、人の持つ「属性」のひとつだと
考えると良いと思っています。
「白人」「長身」「手が無い」「学生」などは、
『人』というものにくっついている属性だ、と。

認知科学の分野では、目の見えない方が、世界を
どのように把握しているかを観察し、人間が
ものを認識するとはどういうことかを考えます。
そのような本やビデオを参考になさると、
接し方もおのずとわかってくるように思います。
目をつぶって駅の雑踏を歩く実験などもあります。

目が不自由といっても、程度はさまざまで、
光を感じられる方もあれば、色を感じる方もいます。
色盲の方でも、赤と緑が同じに見える方や、
青と黄が同じに見える方も稀にいらっしゃいます。
でも、赤と緑と青と黄が違う色に見える私には、
その世界を知ることはできません。
ただ、このような見え方をしている人は、
日本人男性の5%を占めます。
仮に3人集まって、私以外の2人が赤と緑が同じだと言った場合、
赤と緑が違うと思う私が障害を持つ者だとも言えます。

話がだいぶそれましたが、参考になれば幸いです。
佐々木正人氏のアフォーダンス研究をぜひお読みになってみてください。
入りやすいところで…『知覚はおわらない』青土社2000
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この回答へのお礼

kamatoさん、有難う御座います。

>身体的障害は、人の持つ「属性」のひとつ・・・
こう考えると、接し方も自ずと判断しやすくなるかもしれません。

私自身は障害を持っておりませんので、障害をお持ちの方の心中や苦労はわかりません。
また障害の種類や程度によっても様々であろうと考えます。
ただ少しでも知りたい、近づきたいとは思っています。
到底すべて理解出来る訳もも無いのですが。

「視覚」ひとつとっても、これだけの考え方があるのですね。

大変参考になりました、有難う御座います。

お礼日時:2002/03/19 12:44

母のボランティア講習の聞きかじりですので、あまり詳しくなくて申し訳ありません。



better-lifeさんのとっさの機転、とりあえずその酔っ払い?を引き離すことができてよかったと思います。
ただ、その女性が「機転」とちゃんとわかっていただけていないと、知らない人がいきなり訳のわからないことを、と余計不安にさせてしまう可能性もあったかな~とも思いますが、最後のほうの「近所なので、ここからは私が...ありがとうございました」程度でもOKだったかもですね。
若い女性に若い?男性(ちゃんと男性とわかっております、今度こそ!)better-lifeさんのお声では、その女性、不安かもしれませんよ~。(笑)

better-lifeさんのご質問の主旨は、タイトルそのままでいいんですよね?
今回のケースに遭遇したら、と限定されているわけではなくて、一般的に目の不自由なかたに接する場合ということで書かせていただきます。

まず、腕をぐいぐい引っ張るのは全然ダメですね。
目の不自由な方は、自分が歩き慣れている道であれば、ちゃんと感覚で認識されていると思いますから、余計な手出しはかえって要らぬお世話になってしまいます。
歩道のマーク(すみません、正式名わかりません)を確認しながら、音や触感などいろいろな外からの情報をキャッチされます。
道路が混んでいて危ないと感じたり、何かお手伝いしたいと思われたら、杖を持っていない側の背後から、「お手伝いしましょうか?」などと声をかけると同時に軽く肩をポンと叩いて合図するのがいいそうです。
「お願いします」と言われたら、杖を持っていないほうの腕、ひじの辺りを軽く支えながら、ゆっくり歩いてください。
杖はとても大事な物です。その方の目の代わりですから、触れることのないよう。
必ず杖を持たないほうを“軽く”です。

それと「こっち」とか「あっち」などというまぎらわしい言葉は使わない。「前・後ろ・右・左」とはっきりわかる言葉がわかりやすいそうです。

better-lifeさんの望まれる回答になっているかまったく自信ありません。
こういうことでよかったんでしょうか...。
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この回答へのお礼

kyonnさん、有難う御座います。

私の臨んでいるとおりのご回答です♪
今後は自信を持って、目の不自由なかたに手を貸す事が出来そうです。

冒頭の御指摘の点ですが、質問文の文字数制限を超えてしまった為に、
省略した部分が御座いますので、ここで補足させて頂きます。

過去に一度だけ話したことがありますが、バスの行き先を教えただけではなく、
もう少しだけお話をさせて頂きました。

勿論プライベートな事や障害そのものの話などはしませんが、バスの到着まで10分程、話をしておりました。
それで声を覚えていらしたのだと思います。

余計なことをしてしまったか・・・・と、思っていましたが、
男性が去った時に小さな声で「ありがとうございます」と私に仰ったので、
御指摘のような不安はなかったのでは、とは思っております。
それ以上の関わりは、御迷惑であると考えておりましたので、その後は
私は黙ってバスを待っておりました。

ただ全く接点の無い方でしたら、どうすべきだったかは未だ分かりません。

御丁寧なアドバイスを頂き、感謝しております。
有難う御座いました。

お礼日時:2002/03/19 13:29

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