キリエやグロリアは新教教会では歌わない?
キリエやグロリア、サンクトゥスにクレドはプロテスタント系の教会では歌わないのですか?
回答(2件)
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No.2ベストアンサー20pt
#1です。参考文献に挙げたものの中から少し拾ってみました。
プロテスタントでミサを行なってきた宗派にルター派がある。マルティン・ルターはカトリックの典礼を全面的に否定したわけではなかった。ただし、Kyrie と Gloria のみである。 また、イギリス国教会はカトリックから分離した時期が早かったため、典礼の中にカトリック的な要素が多分に残っている。 (以上、「ミサ曲・ラテン語・教会音楽ハンドブック」三ヶ尻正)
プロテスタントのハインリッヒ・シュッツ(1585-1672) は Kyrie をドイツ語で歌わせたり、J.S.バッハ(1685-1750)は「ロ短調ミサ曲」のテキストに自由な詩を用いている。(以上、「レクィエムの歴史」井上太郎)
J.S.バッハ(1685-1750)の「ロ短調ミサ曲」では Gloriaの冒頭に長い前奏を置いていて、カトリックのミサ典礼にはなじまない。(以上、「音楽史の中のミサ曲」相良憲昭)
カトリック、プロテスタントではなくても、ミサ通常文を用いたミサ曲として、レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928) の「グラゴル・ミサ」は、基本的に[Kyrie、Gloria、 Credo、Sanctus、Agnus Dei]を古代教会スラヴ語に訳したもので、他には、レナード・バーンスタイン(1918-1990) の「カディッシュ」はユダヤ教の祈りの音楽ではあるがが、ラテン語のミサ通常文[Kyrie、Gloria、 Credo、Sanctus、Agnus Dei]を含んでいる。
この回答へのお礼
[ルター派の礼拝でも「キリエ」と「グローリア」だけはラテン語で歌われる 習慣]
→シュッツがキリエをドイツ語に。
なるほど!
三ヶ尻さんの他の本は読んだことがあります(ドイツリートの本)。歌詞の単語が逐語訳されてあるので学習者にとって便利です。機会があればミサ曲...も読むつもりです。
バーンスタインのカディッシュはユダヤ教の祈りの音楽なのにミサ通常文を含むなんてすごく変ですね!
ユリオさんのおかげでバッハにもう一歩近づけました!
重ね重ね、ありがとう!
プロテスタントでは、Kyrie と Gloria はカトリックと同じ典礼文で歌いますが、Credo、Sanctus ではカトリック典礼文の一部が用いられ、Agnus dei は歌われません。
もっとも、現在のプロテスタント教会ではミサ曲そのものが歌われる機会が少なくなっているようです。
「カトリック-プロテスタント礼拝比較」
http://www.prmvr.otsu.shiga.jp/EnsembleVoce/Bach …
参考文献
「音楽史の中のミサ曲」 相良憲昭 (音楽の友社 1993)
「ミサ曲・ラテン語・教会音楽ハンドブック」三ヶ尻正 (ショパン 2001)
「レクイエム・ハンドブック」 高橋正平 (ショパン 1994)
「レクィエムの歴史」 井上太郎 (平凡社 1999)
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