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以前、
質問No.1169360「海外の送電方法は?」
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1169360
に対する回答で、
“アメリカなどは各都市に中小規模の火力発電所があって送電線は都市間をメッシュ状に結んでいます。送電線は負荷の状態に応じて常に変化し、電流の方向も変わります。”
という説明がありました。
これは、発電や負荷の状態などに応じて最適な運用を行うために、
系統の構成が(開閉器を切り替えることなどで)時々刻々と変化するということなのでしょうか?
参考URL、参考文献などもありましたら教えていただけると助かります。

A 回答 (2件)

系統の構成が(開閉器を切り替えることなどで)時々刻々と変化するということではありません。

(遮断器には機械的に動作回数が決まっていますので、系統の切り替えは修理点検などに限られます)

東日本では新潟、福島に大規模な電源があり、首都圏に送電していますからエネルギーの流れは常に北から南です。

アメリカは都市が分散しています。
大規模な発電所から送ると送電ロスが問題になります。発電と消費を同一地域内で行うことが原則です。
(ただし水力など安価・地域的に限定されている電源は長距離送電します)

完全に独立だと過不足が生じたときに困りますから地域間を送電線で結んでおき、過不足分だけを流すような思想です。

電力系統の構成は電力工学、発送電工学などの教科書に基本が書いてあります。実態は
エジソン電気協会(アメリカの事業者団体)
http://www.eei.org/
にOverview of the Electric Power Industry
という資料があります。

海外電力調査会でも資料があります。電中研報告にもしかしたらあるかもしれません(問い合わせれば売ってくれます。電力講座のある大学なら研究室にあるかも)

個人的に聞くなら東大の横山先生、理科大の関根先生か電力中央研究所の谷口さん。

大停電については、学会でシンポジウムがありました
http://www.iee.or.jp/honbu/katsudo020-1.htm
(資料は電気学会会員限定。ただし電気学会誌バックナンバーに掲載されていたと思う)

参考URL:http://www.jepic.or.jp/overseas/stance/usa.html
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この回答へのお礼

ご親切な回答ありがとうございます。
分かりやすく説明していただき、大変参考になりました。

お礼日時:2006/09/20 19:51

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