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詩篇第76篇「神の幕屋はサレムにあり神の宮はシオンにある」という記述がわかりません。

サレムはエルサレムで間違いないと思います。
問題はシオンです。私の今までの理解では、シオンはイスラエルともユダヤとも重なります。

ユダ王国は南半分で、イスラエル王国は北半分の時期があったことからユダは南、イスラエルは北と捉えることもあるかもしれませんが、普通は両者同じ意味だと思います。シオンはどうでしょうか?

A 回答 (2件)

 シオンもエルサレムを意味しています。


 シオンは元来イスラエル以前のエルサレムの名称、ないしは「エブス人の町」のあった丘(エルサレム南東部にある丘)の名称です(サムエル記下5:7、列王記上8:1)。以後伝承によって南西部の丘が「ダビデの町」と見なされ、さらにシオンと呼ばれるようになりました。ソロモンの時代にエルサレムが拡張されるにあたって、シオンは北東部の丘も指し示すようになり、後にエルサレム全市、あるいは神殿のある丘をシオンと呼ぶようになりました。
 詩篇76篇では、ユダとイスラエルは質問者の推察の通りほとんど同義語として用いられていて、神の臨在する場所という意味合いかと思われます。またサレムとシオンも同義語で同様に神の神殿、臨在する場所を指し示しています。
 回答には『旧約新約聖書大事典』と詩篇の注解書を参照しました。
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   『シオン』は、そもそもエブス人の砦ですが,後に「“ダビデの都市”」と呼ばれるようになった場所です。

(王一8:1、代一11:5)

   ダビデはシオンの山を攻め取った後,そこに王家の居住地にしました。(サム二5:6、7、9)

   詩篇2:6は,ダビデが神の油そそがれた者としてシオンから支配することを述べています。
(「わたしは,まさしくわたしは,わたしの聖なる山シオンにわたしの王を立てた」)

   シオンはダビデがそこに「契約の箱」を移した時,エホバにとって特別に聖なる山となりました。(サム二6:17)

   後に,「シオン」という名称はモリヤ山の神殿域(契約の箱はソロモンの治世中にここに移された)を包含するようになり,この語は事実上エルサレム全市に適用されるようになりました。(イザ1:8;8:18)

   契約の箱はエホバの臨在と関連があり(出25:22),シオンは天にある実体の象徴であったので,シオンは神の居住の場所(詩9:11),また助けや祝福,そして救いの生じる所として言及されています。(詩53:6;134:3)
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