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 完結編が製作されることになったエヴァンゲリオンですが、あの作品って思春期の少年に見せたら悪影響が出るものじゃないですかね?
 というか自分がそうだったんですけど、放映時に私は14歳の中学二年生でした。
 主人公と同じ年齢というのもあって、すごいシンジ君の内面の葛藤に「解るわ~」としみじみ共感を覚え、アニメとしてもこれまで見たこともないハイクオリティで斬新な映像表現と、意味解んないけどなんとなく自分の内面にも共感を覚えるシュールな描写にこれまで味わったことのない衝撃を受け、ハマりまくっていました。
 しかし、単純に自分の人生に喜びだけを与えてくれただけではなくて、これまであまり自分でほじくらないようにしていた、自分のこれまで伏せてきたコンプレックスや孤独についていちいち考え込む癖が付いてしまいました。へんに哲学を説きだしたり、言動が支離滅裂になったり、しかもそんなトリッキーな自分に陶酔していたりして(今考えると恥ずかしい・・・)自分で気づいてはいたんですが、その高揚感が止められませんでした。
 毎日エヴァのことばっかり考えるようになって、それはまさに「恋」でした。高校受験前なのに徹夜で友達と池袋の限定テレカ付き前売り券を買いに行ったり、周りが「エヴァいいよね~」とか言ってると「俺が先に見つけたんだ!俺だけの物だ!見ないでよ」という独占欲に駆られたり、特に自分は前からオタク系だったので、それまでこちらをさげすむような目で見てた普通の人がこちらの領域に入ってくるのが不愉快でした。
 あのアニメに出会ってかなり人格・人生に良くない影響を与えられたように感じます。
 よくバトルロワイヤルに影響を受けた事件というのがありますが、あれを見て精神的におかしくなった人っていませんかね?。
 自分だけでしょうか^^;

A 回答 (16件中1~10件)

大人になってから、エヴァンゲリオンにはまった一人です。

(笑)

基本的に良作だと思いますよ。
大人から子供(といっても、下は中学生くらいか)まで、共感できる仕掛けが随所に施されています。

まず引き込まれるのは、迫力ある戦闘シーンですね。ロボットアニメが好きな少年は、ここでまずはまってしまうと思います。

次に、共感を呼びやすいキャラクター。
内気な主人公、碇シンジには質問者の方も相当共感しているようですが、他にも才色兼備で、周囲にズケズケと物を言う惣流・アスカ・ラングレーも女性層からかなりの共感を得たようです。
人気No.1の綾波レイについては、知人いわくSFでよく登場する『幻想の少女』に該当するとのこと。
綾波レイ以前に似たキャラを知らないので、この指摘は参考になりました。

その他、ミサトやリツコ、加地などの大人たち、さらにはトウジやケンスケ、ヒカリなどの学校の友人など、脇役のキャラクターもしっかりと描写されており、脇役もからめたドラマは大人が鑑賞しても十分な質を持っています。

その他、話の随所で語られる物語の謎は、最後まで視聴者の興味を引き付けました。
エヴァの謎については、アメリカ製海外ドラマ『ツイン・ピークス』同様、ラストでは謎が謎を呼びすぎて、矛盾が解けずに破綻している側面もなくはないのですが、ある程度ストーリーの裏を読める大人の視聴者の、興味を引き付ける要素になったことは事実かと思います。


そのエヴァンゲリオンが、これだけ綿密に構築されていながら、すっきりしないラストを迎え、多くの物議を醸した点については、後で調べてわかったのですが、製作サイドの事情が大きかったようです。
最後の方になると自転車操業に陥っていたとか、途中で予算がカットされ十分な作りこみができなかったという話を、あちこちで聞いています。

しかし、そのすっきりしない終わり方が、更なるエヴァ熱を呼んだという点では、製作側の意図とは反してはいたのでしょうが、商業的に大きく成功する要因の一つとなったのではないかと思います。


長々と述べましたが、エヴァンゲリオンは知れば知るほど、視聴者の興味を書き立てる仕掛けが、作品の全編にちりばめられています。
この混沌(カオス)にどっぷりはまった人が、そこから脱却するには、相当なエネルギーが必要になるでしょう。

質問者の方も感じていたようですが、私の分析するところエヴァンゲリオンに深くハマると、ユング心理学でいうところの影(シャドウ)と向き合うような仕掛けになっています。(そのことを製作側がどれだけ認識していたかはわかりませんが)

つまり、自分の暗い側面、見たくない、目を背けたい自分自身と向き合ってしまうのです。
これは大人はともかく、自我が十分に発達していない少年少女にとっては、かなり大きな試練です。
質問者の方のいうところの悪影響というのは、知らず知らずのうちに自分のシャドウと向き合った体験がベースとしてあるのではないかと思われます。

まあ、大人になって自我が成熟すれば乗り越えることはできるので、ある程度は時間が解決する問題だと思います。
しかし、この作品の青少年の心理に対する影響度については、大人の方でもきちんと認識しておく必要はあるのではないかと私は思います。
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この回答へのお礼

確かにシンジのぐだぐたしているの以外でも単純に面白い作品なんですよね。
人にもよりますが、高校生くらいの子ってにきびがあるだけでも悩んだりするケースもあるじゃないですか。まあ、若いと言えばそれまでですが、あの作品にすべてを一気に提示されたような気分に当時なったと思います。

お礼日時:2006/09/23 07:57

嫌なら見なければいいのではないですか?


完結編というのは知りませんでしたが、悪影響があると思うなら、あなたはそれを見なければいい
でも見たいと思うから見るのでしょう?
そう思わせる魅力が悪影響以上にあるのではないでしょうか

考え込んで変な哲学して支離滅裂
何もないところからこうなったなら悪影響かも知れないけど、元々そうなる資質があってエヴァなどなくてもそうなったとも思える
なんせ陶酔して喜んでいたんだから
今だって悪影響から抜け出したみたいなこと書いてますが、とうに抜け出したエヴァの悪影響という、ある意味どうでも良いことについて考え込んでいる
つまり、エヴァなどなくてもあなたはこういう性格なんでしょう

前売り券についても、単に受験勉強したくなかったのとそのテレカと前売り券が欲しかったのが重なっただけで、ある意味利害の一致という単純な理由で買いに行ったわけでしょう
単なる逃避行為の一つかと
徹夜で並ばないと手に入らない物だったのかは知りませんけどね

独占欲とかの話は…私にはまったく理解不能です
面白いなら他の人にも見てもらいたいと思わなかったのかな?
自分1人だけが見てるというのがそんなに楽しいのでしょうか?
この辺が主人公に共感したのかも?とか思ったり
だとしたらエヴァの影響ってよりは、たまたまエヴァだったのでは

結構こじつけクサいですが
作品の影響でこんな鬱の悪人の妄想癖になっちまったんだー!
ってのは馬鹿な言い訳じゃないでしょうかね?
と思ったのでこじつけてみました
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 とりあえず、テレビ版できちんとオチはついていたと思います。



 この物語は、奥さんに小言をチクチク言われながら、朝飯を前に新聞を眺めてるおっさんの垣間見た妄想話であると。よく言えば、1人の人間が次の生き方を模索するため自身の内なる声に周囲の事を訊き、結果、生まれた白昼夢なのだと。

 とりあえず、現実の世界に溢れている嫌な家庭、嫌な仕事場、嫌なこれまでの人間関係。そうしたものは今までと同様、これからも"ボク"に付いて回るかもしれないけれど、「他の可能性」…つまり「他人」ときちんと相対してゆくことさえ出来るのであれば、誰もその場におけるボクの存在を禁じる事は出来はしない。誰が目の前に居ても健やかに、ここに居て良いのだ!と確信する事が出来る(少なくとも年少の時代にそうした確信を得られれば、将来ボーっと妄想に耽ってしまう大人には成らずにすむ)のだと。

 予算配分が失敗してああなった…などの噂話は有りますが、他の方も言われていますとおり、意味ではなく、ライブ感を含めた表現としての面白さを追求ためあそこまで進めた演出や物語展開を反証として使い、そして話の行き先をこの決着に辿り着かせる事を監督さんはやり遂げています。その事に対し、私は素直に敬意を表したい気持を抱いています。

 現実の人間の生とは、常に複雑です。笑いの中に涙が有り、涙の中に笑いが有ります。
 にも拘らず現代においては、幼児番組のお兄さんお姉さんも、ミ○キーマウスも、客商売の店員さんも、いつでも決まって笑顔だけを見せてくれます。私たち自身もテレビその他の影響や日頃の人間関係を保つ必要から、何かと笑みを浮かべます。
 そして人工的な感情操作に何時の間にか慣れ、笑顔が見られる「面白い」と笑顔が見られない「つまらない」の2つしか感情の無い状態に至った人にとって、エヴァンゲリオンは、なまじ監督が本当の気持を込めて作った分、ダークな部分も含めて人間の生に対する新鮮な驚きを提供したのだと思います。

 人間であれば誰もが必ず持っている薄暗い感情。それが自分の中にも有る事を知らない人間は、そうした感情を全くコントロールする事が出来ず大変危険です。当時おかしなハマり方をした人が多かったのは、残念ながらこうしたタイプの感情との付き合いにあまりに不慣れな方が多かったと言う事なのでしょう。

 エヴァンゲリオンは良い作品だと思います。或る程度分かって、ハマり方さえ間違えなければ、永く楽しんでゆける種類の物語なのではないでしょうか。
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現在高校生で、エヴァにはまっています。


初めて見たのが中二のときだったので、時期的には質問者様と同じくらいです。
初めて見た時から2年間、ハマりっぱなしですがそれほど悪影響を受けたとは思ってないです。
まあ、ハマった部分が「斬新な映像手法」なので、心理描写の部分にさほどのめり込まなかったからかもしれないですけど。
悪影響を受ける、受けないは個人差があるでしょうがエヴァンゲリオン自体は非常に良作だと思いますよ。
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この回答へのお礼

高校生とはヤングですな~。
そういうハマリかたもあるんですね。
なんかこういう質問をすると誤解を招きそうですが、本当にエヴァは単純にアニメとして単純に「面白い」作品なんですよね。
難解な心理描写や多くの謎の伏線をもし抜いたとしてもそれだけで十分面白い作品ですよね。

お礼日時:2006/09/23 18:03

 放映当時既に社会人で、オタクでした。

エヴァの前にガイナックスがどんなもの作ってたかとかも知識はありました。

 個人的には大笑いしてましたね。いかにも意味ありげな描写に、マニア受けするシチュエーション。いろいろ言われてるけど、個人的にはアレには別にメッセージなど込められていなくて「受けそうな要素を並べただけ」だと思ってみてました。

 これはかなりひねくれたマニアとしての見方ですが、元々込められてもいないメッセージを読み取ろうとして深みにはまってしまった人が多かったんじゃないかと感じています。無いものを探そうとしたらそれは出口もなくなりますよね。

 なまじ、キャラ萌えして二次創作やってた人の方がよっぽど正しい見方をしていたんじゃないかと思いますね。
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この回答へのお礼

確かに、今見るとしたたかな戦略が理解できるようにもなりましたが、
当時は知識もなくストレートな感性でしたので深みにはまりましたね。
>>無いものを探そうとしたらそれは出口もなくなりますよね。
この点が面白さでもあり中毒を招く危険な点でもあるんですよね。というか、なんかもてあそばれたむなしさも今となってはあります。相手の術中にはまったの悔しいです!!

お礼日時:2006/09/23 07:48

こんにちは。



エヴェンゲリオンは、TVシリーズを1回しか観てないけれど、
終局的な答えは視聴者に帰する物語だと感じました。
(悪いニュアンスではなくて、多様性を感じさせられたというニュアンスでの印象です)

ただ、観て、自分を眺めるときに明確な変化や決定的な影響は受けなかったと思います。
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この回答へのお礼

うちの兄も同じようなことを言っていました。
結局は「自分で考えなそれが答え」というメッセージがあったのではないかと。
今考えるとそういうメッセージが意図されていたかはわかりませんが、そうなるかなと自分も思います。

お礼日時:2006/09/23 08:26

本放送当時高校生でしたが、年齢的にもう半分大人だったので、そういった部分に強く惹かれる事は無かったけど、これは危険な陰を落とすなと感じてました。


特に予想以上に引きずる(悪影響を受ける)思春期の子供が、ブームを過ぎても増え続けていたのが恐かったものです。

シンジのとった行動に感銘を受けオタクである自分を正当化する為の『盾』を手に入れ悪影響というか思想的に共感出来ない人たちを増やした事は間違いないと思う。
アニメ夜話のエヴァンゲリオンの回で、「NHKによろしく」の滝本竜彦が語っていてとても痛かった。
彼がエヴァ世代の第1クリエーター世代だと思う。
大人になれない子供を賛美するジャンルを作ってしまったのはエヴァの悪影響としか言いようが無い。

確かにエヴァにハマったけど、痛いくらいにハマってる人を見て一気に冷めましたね。
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この回答へのお礼

アニメ夜話見ましたよ。
滝本氏は怖かったですね。確かに、ハマっていた当時なら恋敵のような目で見ていたかもしれませんが、「こりゃ痛いわ~」と当時の自分を見ているようで恥ずかしかったです。
>>確かにエヴァにハマったけど、痛いくらいにハマってる人を見て一気に冷めましたね。
その一歩俯瞰で見る姿勢が自分にもあれば・・・

お礼日時:2006/09/23 07:52

見る人次第ではないかなと。



感化されやすい人は、主人公の年齢とか全く関係なくノメりこんでしまいますし。
感化され難い人はタダの一作品としか見ないし。

ただ、類似境遇での共感的なのめりこみというのは、結構危険な要素を含むのではないかなとは思います。

要するに、自分と似たキャラを自身に当てはめ過ぎて、どちらが自分なのか判らなくなってしまうまでのめり込んでしまう。結果、現実でアニメと似たシーンに遭遇した時にフィードバックして、思いも掛けない突飛な行動に走ってしまったり。

なかなか表には出てきませんが、そういった奇抜な事が事件化しているという例も無きにしも非ずなようですので。
全く影響が無いとは思いません。

ただ、こういったことは、あくまでほぼ同じ境遇であるという条件的なものがあると思いますので、ほとんどの人には悪影響というほどのことでもないかと。

現在は脱却されているようですが、文章を見る限りでは、当時、かなり危険なレベルにまで行ってしまっていた気がします。(いくらアニメ好きでも、ちょっと異常的です)

つまり、作品そのものには何のトリガーもありません。器があるだけ。

その器にあまりにも見る人という中身がぴったりと適合してしまい。さらに作品の内容自体がダークだったり狂気じみていたりしたときに、初めて
悪影響というトリガーが発生するのではないかなと。

で、そのトリガーを引いてしまうかどうかは、その人自身が持っている、感受性とか、抑制力とか、そういった総合的な人間性が関わってくるのだろうと思います。

でも、人ですから、何かの所為にしたいわけで。
結局は作り物が悪の根源として見なされてしまうのではないかなと。

こう言うことは、絶対的に1つの事象では成り立ってません。
対象の物と、自分自身との精神的(?)な関連性、少なくともこの2つが事象として存在するはずです。

だから、この作品だから悪影響があるというのは無いと思います。
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この回答へのお礼

確かに、ドンとブレイミー効果というのがあるみたいです。
何か事件を起こした人が自己肯定をしたいが為になにかのせいにする(漫画のせいだとか映画のせいだとか動機供述で語る)のがありますし、何でも媒体からの影響というのはあり得ませんよね。
しかし、あの当時の自分は潜在的にトリガーを引いてしまう条件がそろっていて、キャラクターに自分を投影しまくっていましたね。
本当に自分でも「どうしたんだ、俺!」と自分を止めようとはしていたんですが異常なまでに爆走してしまいました。

お礼日時:2006/09/23 08:25

私は20代になってから見ましたが。



中学生が主人公のアニメにしては難しくて、でも、自分の内面と向き合うというメッセージには共感できる部分もあったので、それほど悪影響があったとは思えませんね。

映画の部分などは本当に難しいし、中学生ぐらいの子が見ても理解できるのかな?

私には、限定テレカを買いに行ったり独占したくなるような「恋」が、どうして生じてしまったのかがわからないので、あなたが受けた悪影響というのが、今一わかりません。ごめんなさい。

私もはまりましたが、「シンジ君」には興味なかったですね。どちらかというとエヴァの世界観や「カジさんとミサトさん」の方に興味をそそられました。(失礼!)
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この回答へのお礼

そうですか。
なんというか、自分で後から検証した結果、「尾崎病」だったんだと思います。
自分にとってはシンジ君が尾崎豊だったんです。
私は逆に女性のキャラにはあまり興味が無くて、「解るよ~、シンジ君~。俺もさ~君と同じ孤独なエンジェルだよ~」的なシンジ君というキャラクターに激しい共感を感じてハマっていました。
ですから、正直「人類補完計画」とか「セカンドインパクト」とかも当時はよく解っていませんでした。

お礼日時:2006/09/22 13:40

何でもそうですが。


エヴァだけじゃ悪影響だと思います。

アニメってのは結構隠れたメッセージが数多く隠されています。小説でもそうですが。
それを大人になってからどれだけ気付く事ができるのか。

ガンダムでもリアルタイム時の世の中、前後の番組を見ていくと気付く所がでてくると思います。

後ろ向きでキレる少年エヴァの翌年に超・前向きに吠える少年ガンダムXはいい刺激になったと思います。

やはり、いっぱい色んな作品を見ようよ。ってことなんですが。
色々見てば最初は悪影響かもしれませんが、いい方向に向くこともあるのです。
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この回答へのお礼

なるほどね~。
いろんな作品ですか。
エヴァにはどんな隠れたメッセージがあるのかな・・・
完結編に期待せずにはおられませんな。
正直、自分としてはもうエヴァからの呪縛に解かれたかったのでちょっと複雑ですが。

お礼日時:2006/09/22 13:46

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