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浪によく似た漢字で、『良』の部分の初めが点ではなく、一になっている漢字があります。

この漢字の読み方を知りたいです。教えてください。

A 回答 (3件)

#1さんの回答の通り、デザインの差に過ぎず、「波浪」の「浪」そのものです。


戦前の活字で「良」は「艮」の上が「一」でした。
戦後も活版印刷のころ「旧漢字・旧仮名」の個人全集では、わざわざその字を使っていました。
ただし旁になったときは、字によって違ったり、また9ポイントの本文では「一+艮」なのに、7ポイントの柱では「良」になっているなどのことはざらでした。
文字学的に言えば、「一+艮」でなければならない謂われはないので、新しい漢和辞典はすべて「良」の形のものだけを掲げ、別に“旧字体”を示すということもしていません。
ここでBiblos Font 外字セットというものを御覧下さい。
http://www.biblosfont.co.jp/pdffiles/g02sample.pdf
これは1983年のJISが“独自に”1978年のJISから字体を変更してしまった結果、表外字が“ワープロ略字”になったことに対処するために、“正しい字”を必要とする印刷・出版業界の需要に応えたものです。
その中で、シフトJIS#F9BDに「粮」、#F9C9に「螂」、#F9D0に「踉」の“旧字” が用意されていますね。
つまり出版社によっては印刷所にこの字体を要求することがあり得たのです。

そういうわけで、活字で印刷された戦前の出版物では、「浪」の旁は「一+艮」が普通でした。

では、なぜ Biblos 外字に「浪」の“旧字”が用意されていないのか? と思われるかも知れません。
それは、「浪」は常用漢字なので通常の出版物で“新字”を使うことに正当性があり、“旧字”はなくてもいいからです。
「粮」「螂」「踉」に“旧字”が用意されているのは、表外字であるにもかかわらず、1983年のJISが“独自に”字体を変更した文字として、「鴎」「葛」「祇」などとともに、それまでの在り方を変更無く継続したいという需要が見込まれたからです。

参考URL:http://www.biblosfont.co.jp/pdffiles/g02sample.pdf
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この回答へのお礼

回答どうもありがとうございます。

デザインの差ということですね。
別の漢字だと思っていました。

詳しく丁寧に解説していただき、
とても参考になりました。

ありがとうございました!!

お礼日時:2006/09/23 11:06

ギンと読むようです。




大漢和辞典の6巻1081頁17348番
にあるそうです。

この回答への補足

大漢和辞典で、調べてみたところ
一の部分がない漢字で
別の漢字のようでした。

でも、大漢和辞典という書物を
教えていただいて、
とても助かりました。
どうもありがとうございました。

補足日時:2006/09/25 11:32
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

大漢和辞典ですね。
早速調べてみたいと思います。
ページ数まで載せていただき、
助かります。

お礼日時:2006/09/23 11:14

「浪によく似た漢字」とは偏がさんずいで、旁が『良』の一画目が横棒になっているもの、ということですか?



その程度の違いならば、活字のデザインの違いなのではないでしょうか。
例えば、他にも「龍」という字も15~17画目が「三」ではなく「テ」になっているものがあります。

もし違いましたら、その漢字について詳しく教えてください。
偏とかどこで見たかとか。
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この回答へのお礼

回答どうもありがとうございます。

>「浪によく似た漢字」とは偏がさんずいで、旁が『良』の一画目が横棒になっているもの、ということですか?

はい、そうです。

デザインの違いとは、ぜんぜん思いもつきませんでした。
てっきり、別の漢字だと思っていました。
一応みたのは明治大正期の本で、
苗字の一部に使われていました。

どうもありがとうございます!!

お礼日時:2006/09/23 10:58

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