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 ああ、ゼロ金利時代……。このぶんでは、銀行におカネを預けると、逆に預かり代を取られかねません。
 じっさい、数百年前のヨーロッパではそういうこともあったらしいのですが、よく知りません。
 逆転の発想で、むかしのヨーロッパでは、銀行は貯金にたいして利子を支払わず、逆に貯金預かり代(保管料?)を取っていたのでしょうか? それから、日本でも将来そういうことになりそうなんでしょうか?……よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

あなたが懸念されていることは、もうすでに始まっています。

つまり、あなたの言う「預かり代」を一部の口座で取り始めています。

これは、何も今に始まったことではなく、米系銀行などでは、ずっと以前から(主に当座預金ですが)一定の残高に満たない口座からは、毎月手数料を取っています。

銀行の「採算」を考えると、残高の少ない口座からは手数料を取るということは、決して不条理なことではありません。口座を管理しておくのに、コンピュータ費用や通帳代・印紙税など、さまざまな経費がかかります。

つまり、バブル崩壊以前のように、好景気で大銀行が1年間に何百億円もの利益をあげていた時代には、これらは「銀行のサービス」で済んでいたのです。

ところが、利益どころか銀行経営が赤字となるに至って、これまでの「サービス」は続けられなくなってきたのです。

今のところ、現金を日中(たいていの場合、午前8時45分から午後6時まで)に引き出すのに手数料を取る銀行はありませんが、そのうちに手数料を取るようになるでしょう。これは、銀行が現金を用意する(準備しておく)のに費用がかかるからです。

そして、最後には、現金を預け入れるのにも手数料を取るようになるでしょう。その理由は、(銀行が)預けられた現金を保管・運搬するのに費用がかかるからです。

これらの費用も、大きな利益をあげられる体質だった時代には、顧客へのサービスとして提供できたのです。しかし、これからはそうは行かないでしょう。

それにしても、政府・日銀による金融経済政策の大失敗がもたらしたゼロ金利という異常事態ですが、日本ではそれによって暴動が起ることもなく、当分解消しそうにありません。

100万円を1年間普通預金に預けて、利息はわずかに10円。そこからさらに税金を20%取られて、残りは8円。これは、国民財産への搾取行為です。それでも日本人は、おとなしい国民です。上からの言われるままで、不景気だから仕方ないとあきらめて、良い方向には向かいません。つまり、日本国という組織は、その構成員(国民)を不幸にする組織であることを、金融の側面からも実証している訳です。
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この回答へのお礼

 くわしいご回答を頂きまして、たいへんありがとうございました。「日本国という組織は、国民を不幸にする組織である……」というコメントに、考えさせられました。
 政治家は構造改革をさかんに言っていますが、やることが断片的というか、目の前のほころびを、急場しのぎに幼稚な手つきでつくろっているだけでは……? ぜんぜんスケールの大きさというものが感じられません。
 金融問題をはじめ、教育、雇用、文化全般の展望などもふくめた、《新日本建国10ヵ年計画》のようなスケールの大きな改革案が出ないかと思っています。
 

お礼日時:2002/04/01 19:40

こんにちは。



現在すでに口座管理料を取ることを発表している銀行があると思いましたが。
「?円以下の預金の場合は月々?円口座管理料を頂きます」っての。
口座に管理料以下の残金しかない場合、入金があった時点で自動的に徴収する、と聞いています。

規定以上の残高がある場合は問題ないですが、それが数十万とかだと結構厳しいですね~。
そうなったら、タンス預金かなぁと思ってますが。
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この回答へのお礼

 ご回答いただきまして、たいへんありがとうございました。“口座管理料”という名の保管料を、すでに取っているんですね。知りませんでした。

お礼日時:2002/04/01 19:10

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