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No.3
- 回答日時:
アルコールはエタノールと同義ですが、バイオと言うのは生物起源(トウモロコシ・サトウキビの残渣など)で採れるものを言います。
京都議定書で決めた二酸化炭素排出削減ルールでは、生物起源の燃料はそれまでに光合成で二酸化炭素を減らしている事から、排出量はゼロと言う考え方になり目標達成に寄与します。
海外での実績からエタノール混合5%までは車に悪影響を与えないとされているので、3%混合までを法律で定めて導入しようとしています(その後色々な展開はありますが)。
一方ガイアックスの類は、20%以上混合したらトラブルになるとの事実がありながら、ガソリン税を逃れるために50%以上の非混合を行い(高濃度アルコール燃料)、53.8円の利ざやを稼いでいました。
その後予想通りトラブルが発生した事と、道路の上を走る用途に供されると言う事で32.1円の軽油税が課せられた事で販売は途絶えてしまいました。
いずれにせよ原価(税抜き)ではガソリンよりアルコールのほうがリッター20~30円高いので、混合するメリットはないのが実情です。
No.2
- 回答日時:
ガイアックスのアルコールは天然ガスから製造したもので、バイオアルコールではなかったようです。
ガイアックスはアルコールを混ぜてガソリンの比率を50%以下にすることにより、ガソリンに課かる税金を逃れて安くするのが目的だったのですが、課税されることになって、意味を失いました。
バイオエタノール燃料は地球温暖化対策の一環として、化石燃料の一部を代替することによって、二酸化炭素排出量を削減することが目的です。
国内ではバイオエタノールを添加したガソリンの計画や実証が行われていますが、石油会社はガソリンにバイオエタノールを直接添加することに反対しており、代わってバイオエタノールを原料とするETBEを添加することを主張しています。
No.1
- 回答日時:
「バイオエタノール燃料」は、植物を原料として生産されるアルコール燃料ですが、
これは炭酸ガスを循環させることで国際的な炭酸ガス排出規制をクリアするための「手段の総称」といえます。
「ガイアックス」は燃料用高濃度アルコールの「商品名の一つ」です。
燃料用アルコールという意味では、差異はありません。
しかしながら、今後輸入・販売が再開されるかどうかは微妙なところでしょう。
理由は2つ。
1つは輸入燃料では炭酸ガス排出規制に対して有利に働かないこと。もう1つは国内で高濃度アルコールを燃料用に使う目途が立たないからです(政府の計画では、ガソリンに3%程度混和するところから始めるようです)。
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