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命題とは、

言語で表現された「もの」でしょうか?

A 回答 (2件)

命題は「S = P」の構造でもって、判断内容を表現する機能をもつ文です。

S、Pは主部、述部とも言いますが、どちらも概念です。概念の表現形式を名辞(ターム)といい、内容をコンセプトといいます。命題はどちらかというと概念でいうところのターム、すなわち表面的な言語を、そして、逆に判断という言葉が言語内容を指すと私は考えて区別しています。普通はどちらでもOKです。

>言語で表現された「もの」

これは、上の理由から、私には2つの解釈ができるのです。
1)命題というのは言語で表現された内容その「もの」でしょうか?
2)命題というのは言語で表現された文字その「もの」でしょうか?

命題は、表現内容と、表現形式、どちらかというと、後者でしょう。
「命題Pに関して次のことが言える。Pかつ非Pであることはない」
このように言うとき、命題は内容を空にした、形式だと考えられるのです。
もちろん「判断Pに関して次のことが言える。Pかつ非Pであることはない」ともいえるのですが、どうも私には、この場合、判断内容が気にかかります。

ご質問の意図を、言語の「形式と内容」の区別ととらえました。的外れであれば申し訳ありません。

この回答への補足

ご回答いただき誠にありがとうございます。

>命題はどちらかというと概念でいうところのターム

名辞が概念の符号であるとして、まず名辞そのものの真偽は問えないと思います。

>そして、逆に判断という言葉が言語内容を指すと私は考えて区別しています。

判断とは対象の性質や他との関係の有機的な把握つまり対象の分類化、抽象化という認識の本質であり、その点で私は命題とは表現形式の意味内容であると考えます。

例えば
1、Cogito,ergo sum
2、私は考える、故に私は存在する

1と2は同じ命題である、ということです。

>命題は、表現内容と、表現形式、どちらかというと、後者でしょう。
「命題Pに関して次のことが言える。Pかつ非Pであることはない」
このように言うとき、命題は内容を空にした、形式だと考えられるのです。

これは形式的な真偽を問題にしているわけですよね。
とすれば文章自体を問題にしなければならなくなりますが、しかし感覚与件命題はどうでしょう?

補足日時:2006/09/28 17:18
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この回答へのお礼

さらに補足になりますが、

1、すべての昆虫は六本足である。
2、六本足で無いような昆虫はいない。

1と2は同じ命題ということでよろしいでしょうか?

お礼日時:2006/09/29 15:59

広辞苑によると文章も内容も命題と呼ぶようです。



確かに、私自身振り返ると命題と呼ぶときに、
文章そのものを指す場合、文章で表された内容(概念)を指す場合と使い分けていますね。



蛇足とは思いますが、命題と呼べる文章は
真偽を判断できる断定文であって、疑問文、感嘆文、命令文などは命題とは呼びません。

この回答への補足

ご回答いただき誠にありがとうございます。

>蛇足とは思いますが、命題と呼べる文章は
真偽を判断できる断定文であって、疑問文、感嘆文、命令文などは命題とは呼びません。

とのことですが、例えば

私は頭が痛い。

これは命題でしょうか?

補足日時:2006/09/28 17:20
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