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心理学をしている人、
あるいは先生に質問したいです。

私は心理学を専攻していまして、
授業で箱庭療法をします。

箱庭療法をした後、結果が出ますよね?
その結果を基に今後生徒と、
「この子はこういう子だから」という風な意識で、
接していくものなのでしょうか?
心理学を学んでいる分、
何か複雑です・・・。

説明がわかりにくいかもしれませんが、
教えて頂けませんでしょうか?

A 回答 (3件)

 No.1です。

あなたの質問の趣旨を誤解していたようです。あなたは、ご自分が先生から心理分析されるようなことに対して、不安感をお持ちなのですね。実際、防衛意識の強い方は、そういう傾向がありますし、一般的にも不安があるのは当然でしょう。しかし、安心して下さい。心理学を専攻しようという方は、その7~8割近くは、自分の心の問題について悩んでおられる方です。先生も、充分にそれを承知されているはずです。もっとオープンな気持ちになって、箱庭を楽しまれた方が得ですよ。また、専門家の道に進むには、自分自身をさらに知るために、一人の先生について、数年間の教育分析をし、自分についての理解を深めなければいけません。あまり、防衛意識を強く持ちすぎ、かっこのいい自分をみせようと努力ばかりしていては、心理学を専攻した意味がありませんし、先生もそれを見抜いていきます。まな板の鯉になったつもりで取り組まれた方がいいですよ。 
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この回答へのお礼

御回答、有り難う御座いました。
参考になりました。

お礼日時:2006/10/11 12:11

結果を基に・・・とおっしゃっておられますが、箱庭療法の目的は、結果の解釈よりもNo1さんがおっしゃっておられるように本人(箱庭を作る人)の浄化であると思います。



余計なことではありますが、箱庭療法は心理療法であって、アセスメントの要素は少ないと思います。箱庭を専門で勉強されているのであればまだしも、専門でないのならば、見立てをすること自体、難しいのではないでしょうか?
また、授業でするとおっしゃっておられますが、生徒によっては気分が悪くなることが考えられます。事前に同意を得る、もしくは何か指導されますでしょうか?
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箱庭療法は、スイスのユング派のカルフ女史が心理療法として発展させたものを、同じユング派の心理分析家、河合隼雄氏が日本に紹介して爆発的に広まったものです。

特に、言語表現の不得手な子どもを対象としたものですが、大人がつくってもかまいません。

 箱庭をつくる場合、あまり強制せず、「やってみる?」という程度で促して、本人が気が進まないなら、それにこだわらないことです。そして、本人がつくるならつくらせればいいのです。カウンセラーは、そのつくった箱庭に対して、知的に理解しようと、あまり質問しすぎないことです。質問が本人の無意識の流れをゆがめてしまう危険性があるからです。しかし、本人が置く玩具類に対しての解釈は、自分の中で考えていくことも必要です。

 また、箱庭の個々の内容に対して、こだわる必要はありません。つくること自体に癒しの効果があるのです。自分がつくりたいと思っていた作品が、つくれた時の達成感が心の浄化につながるのです。また、箱庭の場合、立体的で、絵の上手下手も関連する絵画より、迫力をもって訴えることができます。

 さらに箱庭の場合、ユング派が得意とする夢分析と共通するものがあります。夢分析の場合もそうですが、夢は本来、個別に分析するべきものではなく、一つのシリーズとして夢を分析していきます。そして、そこには何らかのテーマが隠されているのです。箱庭の場合も、シリーズとして見る視点が必要でしょう。例えば、前回は川に分断されていた箱庭に、今回は橋がつけられた。次はどうなるのかなといった具合に、見ていくことが大切です。どうしても、わからない玩具の置き方については、率直に聞いてみてもいいと思います。また、子どもの気持ちに添った言葉がけも、時には必要でしょう。しかし、あくまで自由につくらせるように心がけることです。「この子はこういう子だから」という風な意識で見ることは、ルームの雰囲気にも影響を与え、作品に反映されます。できるだけ自由で暖かい雰囲気をつくることが必要でしょう。

 くれぐれも、あまり、知的に理解しようとし過ぎてはいけません。また、夢と同様に箱庭にも多重的な意味がありますので、一つの観点からその子を見過ぎるのもよくないでしょう。大切なことは、解釈ではなく、箱庭に表現された本人の内的なイメージが、心の葛藤を統合する力を持っていることです。ですから、本人が進んでつくっている限り、自由に作品をつくらせることです。作品をつくること自体に意味があるのです。また、そのできた作品をながめることで、自分のもやもやした気持ちもはっきりしてくるのです。カウンセラーは、本人の無意識が暴走しないように見守り、基本的にはその子どものかたわらにいてあげればいいのです。

 
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