プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

読者にとっては、安く買える、絶版の本を手に入れることが出来るなどの利点がありますが、古本屋(BookOffなど)で本が売れることによって執筆者である作家には利点があるのでしょうか? 売れた値段の何割かは手に入るのでしょうか?

A 回答 (5件)

デメリットは、数多くあっても、一分のメリットもないと思います。


現在「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」を結成し、意見広告などの活動をしていると、思われます。
ブックオフサイドもこういう事態を見越して、初期の頃、赤塚不二夫のキャラをコマーシャルに使っていたと思うのは、うがちすぎでしょうか。

参考URL:http://www.k-book.gr.jp/bookclub-syo/21.html
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作家にとって、ブックオフなどの新古書店はまったくメリットがありません。

新刊で売れたかもしれない分まで、読者と古書店の間を行き来することで、売れなくなるからです。
新古書店で売れても、まったく収入には結びつきません。
新古書店で売れることで、認知度が上がって新刊が出ただとか、増刷されたという話は、知るかぎりまだありません。
なぜならば、新古書店でどの本が売れているという「統計」が、まったく世に出てこないからです。

新刊書店が、一生懸命ポップを作り、よい本を知らしめて、ヒットに結びつけるということは、実際にあります。
新刊書店で売れれば、出版社も動きます。
しかし新古書店は、そうした個々の本を売ること、内容を押すことは、しません。宣伝は、新古書店や出版社に、まかせっきりというわけです。

新古書店で人々に認知されるといっても、巻数の多いマンガのように、古書店で足らない分が新刊で買われるという効果は、ほとんどありません。
そしてマンガでも、新古書店の影響がどこまで出るのかわからないために、需要に見合うほど発行されなくなってきています。
つまりそれは作家の収入が減ることをあらわしていますし、新刊なのに手に入らないという影響も出ています。

また、希少な絶版本も、ブックオフなどの新古書店は蚊帳の外です。むしろ既存の古書店がブックオフの影響で古書そのものの価格が下がり、古い本をずっと棚にねかせて、必要とする人に売るということが、しにくくなりました。これにはネットオークションの影響もあります。
そうした町の古書店が潰れることによって、絶版で、欲しがる人があまりいない本が、むしろ手に入りにくくなっています。古書のプールがなくなりつつあるといってもいいでしょう。(その分ネットのマニアックな古書店ががんばっていますが)
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この回答へのお礼

皆さん回答ありがとうございました。
やはり金銭的なメリットはないのですね。ありがとうございました

お礼日時:2006/10/19 20:34

金銭的にはメリットは皆無ですね。


ただ、最近はサイクルが大変早くてすぐに絶版になります。2001年頃に出版された本すらものによっては取り寄せが出来ないような状態です。
作家としては、頑張って書いたものが少部数ですぐに絶版になるのは忸怩たる思いがあるでしょうから、古本屋にでも本がある方がいいのではという気もします(沢山あったらそれはそれで嫌かもしれませんが)。
また、ごく稀にですが、発行当初は販促もされず評価もされなかった作品が、たまたま古本屋で見つけた人によって取り上げられて口コミで話題となって復刊に至る─というケースもないではありません。

まあ、ブックオフなどの新古書店と呼ばれる古本屋は、発売したての新刊をどこかからまとめて入手してきて安売りしたりするため、作家の敵と見なされていますが。
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お金は手に入らないですが、新たな読者を獲得できるかもしれません。


「出会い」が古本屋であっても、それでファンになってもらえれば、その後は新刊&新品を買ってくれるようになるかもしれませんし。

それに作家さんだって、資料集めなどに古本屋を利用する事もあるでしょう。
なので「持ちつ持たれつ」なんではないでしょうか?
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金銭的なメリットはないでしょうけれど、絶版で目に触れることが全くなくなるよりは、誰かの目に触れた方がまだマシということはあるでしょう。

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