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古代ローマ時代の映画などで剣闘士競技の勝負がついて、敗者を「助命」する時に「親指?」を上下の何れかに示すのですが、史実としてはどちら向きなのでしょう?

A 回答 (2件)

親指を回して剣闘士の運命を宣告するのはローマ時代の文献にも


出てきます。ユウェナーリスの風刺詩にverso pollice vulgus
cum iubet occidunt populariter「親指を回して人気取り」
という表現があります。verso(ラテン語の辞書にはvertoという
語形で載っています)は「方向を変える、回す」というくらいの
意味です。上向きとも下向きとも特定できません。

親指を上に向けるのが「助命」、下に向けるのが「死」というのは
映画の世界のことです。傷ついた剣闘士が助命を願って左腕を挙げ
たので、「上向き=助命」という連想が働いたのでしょう。

実際には胸の上のほうで親指を立てて手首を半回転させる(喉を掻
切る動作)が殺せという意思表示、助命するときは親指を他の4本
の指の中に握りこんだこぶしを差し出したようです。
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この回答へのお礼

マサカ親指を「隠す」なんて思いもよりませんでした。
当時の資料・文献にお詳しい方からご回答頂けて感激です。

お礼日時:2006/10/18 17:11

 上向きが「助命」、下向きが「殺せ」です。


 ローマ皇帝が「パンとサーカス制度」の中でこれをやっていたのが、今の「グッド(親指を上げる)」と「バッド(下げる)」の元になりました。
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この回答へのお礼

「グッドジョブ」で助かるのですね!
ありがとう御座います。

お礼日時:2006/10/21 06:27

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