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ドビュッシーのピアノ音楽について、どんなことでもいいので、論文を10枚程度書けという 課題が出されました。私は、あまり、ドビュッシーの関係の 本は持っていません。なにか、いい本、Webアドレス、また、何か、知識がありましたら、教えてください。お願いします。

A 回答 (4件)

クラシック音楽にどのくらいの知識を持っているか、あるいは教授がどのくらいの難易度を求めているのかはわかりませんが、多少音楽の基礎知識があると考えてアドバイスします。

私の知識が少しでもお役に立てれば光栄です。もしよくわからないようでしたら、一言言って下さい。

ドビュッシーのピアノ音楽といえば、全音音階や平行5度の用法が挙げられます。これは、当時の音楽のなかにあって、革命的な技法です。目を瞑って聞いていても、そのタイトルにあった情景が不思議と浮かんできます。例えば、あの名曲「月の光」を目を瞑って頭に響かせてみて下さい。

そして、ドビュッシーのもつ音楽技法・才能をよく感じ取れる曲といえば、「前奏曲集」が挙げられます。例えば、前奏曲集第1巻第10曲『沈める寺』などは、4度と5度の平進行によって、まさに海底深くに沈んだ寺院を描写しているのが素晴らしいと思います。この進行は、あの有名な「亜麻色の髪の乙女(第1巻第9曲)」にも聞き取ることができます。

音楽に詳しいのでしたら、「前奏曲集」から聞き取れるドビュッシーのピアノ技法(その技法によって音楽にどのような効果をもたらしているか)について調べてみても面白いと思います。あるいは、全音音階などの独特の技法が生まれた経緯や歴史背景などをまとめても面白いかと思われます。

また、ハイドン讃歌(ハイドンをたたえて)という曲はハイドンの没後100年祭のときに捧げられた曲で、非常に面白い技法が使われています。HAYDNという綴りをドイツ語音名に当てはめると、「シラレレソ」となります。曲中に何度もこのパターンが出てくるので、一度聞いてみて下さい。

他にも「映像」や「版画」といった曲は奥が深いので、調べてみても面白いと思います。あるいは、同じフランス印象派のラヴェルなどと比較したり、ドビュッシーが影響を与えた音楽家について調べてみるのもよいかと思われます。

これ以上書くと長くなってしまうので、最後に強力なWebサイトを載せて失敬いたします。以上のことはこのサイトを見れば大体書いてあります。マジで使えます。また、何かありましたら何なりとお尋ねください。

参考URL:http://www01.u-page.so-net.ne.jp/ya2/imahori/
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この回答へのお礼

すごくありがとうございます。Debussyの曲は私のピアノの教授がフランス人で 得意としているので、結構聞いたことはあるんですが、自分で弾いたのは、エチュードとベルガマスク組曲ぐらいと、それから、前奏曲をすこし、楽典のクラスでAnalizeしただけだったので、ただただ、漠然と何を書こうと、途方にくれていました。たくさんのアイデアありがとうございます。もう少し、これを参考に調べてみます。また、分からないことが、あれば聞きますので、よろしくお願いします!

お礼日時:2001/01/07 11:20

エチュードが弾けるのであれば、相当の腕前と見てよろしいですね。

情けないけど、ベルがマスク組曲ぐらいしか弾けない私からは本のアドヴァイス。

まずは音楽事典を繰っていくこと。ドビュッシーで引けば、解説の末に何らかの参照印がついているはずですから、その参照項目をさらに調べていく。これを「いもづる方式」と呼びます。これだけで、テーマはかなり出てくるはず。

楽曲に関しては、安川加寿子校註の『ドビュッシー ピアノ曲集』(全8巻、音楽之友社)に解説が載っています。同じ音楽之友社からは『新編 世界大音楽全集』(詳しく覚えていないので、申し訳ありません)の中にドビュッシーの楽譜と解説があったと思います。
ドビュッシーから見た音楽は、『ドビュッシー音楽論集 反好事家八分音符氏』(岩波文庫)にあります。

また何かあれば、補足しておきます。
#それにしても、論文10本とは耐えられない重さ。。。
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クラッシク音楽は好きですが、専門家ではありませんが、


以下の成書('90以降)があるようです(内容未確認!)
------------------------------------
1.ドビュッシー書簡集1884-1918/ドビュッシー[他]/音楽之友社/1999.11 
2.ドビュッシー/V.ジャンケレヴィッ…[他]/青土社/1999.5 
3.ドビュッシー・ピアノ名曲集/ドビュッシー∥〔作曲…[他]/ドレミ楽譜出版社/1999.3 
4.「沈める寺」への誘い/島松和正/MBC 21/1998.8 
5.ドビュッシー/ロデリック・ダネット…[他]/偕成社/1998.4 
6.ドビュッシー/青柳いづみこ/東京書籍/1997.3 
7.歌う!ボードレール/山田兼士,美山節子/同朋舎出版/1996.3 
8.フォーレ、ドビュッシー&ビゼー作品集/全音楽譜出版社出版部…/全音楽譜出版社/1996.5 
9.ドビュッシー音楽論集/平島正郎/岩波書店/1996.1 
10.大作曲家11人の和声法/上巻/中村隆一/全音楽譜出版社/1995.6 
11.牧神の午後/オルセー美術館[他]/平凡社/1994.6 
12.大作曲家11人の和声法/下巻/中村隆一/全音楽譜出版社/1993.4 
13.音楽のために/ドビュッシー[他]/白水社/1993.12 
14.ドビュッシー/音楽之友社/音楽之友社/1993.6 
15.新編世界大音楽全集/声楽編 2…/音楽之友社/1992.9 
15.ドビュッシーとその時代/テオ・ヒルスブルンナ…[他]/西村書店/1992.11 
17.音楽のことば/第7巻/サム・モーガンスター…/哲学書房/1990.3 
18.大作曲家の世界/6/音楽之友社/1990.10---------------------------------
ご参考まで。 
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この回答へのお礼

たくさんの情報をどうも、ありがとうございます。早速、インターネットで、本の情報をしらべて、を取り寄せてみます。 日本には、何年も、いないので、こんなに、いろんな本があるとは知りませんでした。  本当にありがとうございます。

お礼日時:2001/01/14 08:54

私はドビュッシーが大好きなので、全然専門的な知識はありませんが答えさせていただきたいと思います。

参考までに。
クロード・アシル・ドビュッシー(1862~1918)は、それまで主流であったドイツ、ロマン派の音楽に対して、印象派という新しいスタイルの音楽を確立しました。また、モネ、マネ、ルノアールといったフランス印象派の画家たちや、ヴェルレーヌ、ボードレール、マラルメなどの印象派の詩人たちとも親交が厚く、生涯をかけて独自のフランス的な世界を作り上げました。
このような骨組み(短すぎますが・・・・・)に沿って、だんだん肉付けしていってはいかがですか?
また、同じ印象派のラヴェルなどと比較してみてもよいと思います。いくつか曲を聴き、共通する特徴、違うところなど、ご自身でも見つけてみてください。
まだ中学生で何もわかってはいないのですが、これでも少し参考になれば光栄です。
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この回答へのお礼

Ravel と比較するのは、いいかもしれませんね。。Debussy がTopicだったので、そっちには目がいっていませんでした。 どうも、ありがとうございます。

お礼日時:2001/01/28 01:48

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