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噂で乳製品を食した後は薬の効き目が薄く、お酒を飲む前に食すと酔いが回りにくくなるいと聞きました。本当なのでしょうか??

A 回答 (3件)

効果が弱く出る薬と、強く出る薬があります。



テトラサイクリン系やニューキノロン系抗生物質は、牛乳中のカルシウムと難溶性のキレートを作るため、吸収が低下し、効果が減弱してしまいます。
その程度は、薬剤の種類によってまちまちですが、場合によっては血中濃度が3分の1程度になってしまうこともあります。

一方、薬自身が難溶性のものの一部には、逆に吸収が良くなってしまうものもあります。これは、薬が牛乳の脂肪分に取り込まれていっしょに吸収されるためで、グリセオフルビン(水虫の飲み薬)などは、牛乳(油っこい食べ物でも同じこと)といっしょに飲むことで、血中濃度が3倍にもなってしまいます。
ニンジンを油で炒めて食べると、ビタミンAの吸収が良くなるのと同じ理屈です。

また、腸溶錠(腸で溶けるようにつくられたクスリ)を牛乳で飲むと、腸で溶けるはずの錠剤が胃で溶けてしまい、本来の効果が得られない場合もあるといわれています。

その他では、強心薬のメチルジゴキシンを牛乳で飲むと、不整脈を招く恐れがあるとされています。

牛乳で飲んだ方が良い例として、牛乳の緩衝作用により胃液の酸度が抑えられることにより、アスピリンなどの解熱鎮痛薬の胃障害が軽減されるというのもあります。

お酒と牛乳の関係ですが、牛乳の脂肪が胃や腸を保護してアルコールの吸収を抑えると言われています。
油っこいものをつまみにしてビールを飲むと、酔いにくいと言われるのと同じことです。

ただし、これは単に吸収が遅くなるだけで、最終的にはほとんど同じだけのアルコールが吸収されますので、いずれきいてくるはずです。
あてにして飲みすぎると、後で後悔することになります。
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乳製品との影響は、yoyoyoさんの書かれている通り、薬の種類によると思います。


効果が薄れる程度のものから、効果が無くなってしまうものなどさまざまです。

お酒の酔いに関してですが、胃を保護するタイプの物の中には、多少は、酔いを防ぐ効果があるかも知れませんが、これも種類によると思います。
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こんにちは。


薬の種類によっては、食後飲むと吸収されにくくなるものがあります。
乳製品に含まれるカルシウムと結合してしまうため、吸収が低下する場合などです。
(機序はこれだけではありませんが)
でも食後に飲むように指定されているものについては、
特に何を食べた後であろうと関係ないと思います。

お酒の前に飲むと酔いが回りにくくなるというのは聞いたことないのですが
ある薬は「二日酔い状態」を引き起こすことが知られています。

どちらもすべての薬についていえることではありませんので、
薬の使用上の注意はよく読むことが大切です。
病院で処方された薬は、薬剤師の説明をきちんと聞き、
渡されるくすりの説明書をよく読むことも大切です。
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