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漫画やゲームなどでよく出てくる沖縄の古武術の歩法縮地法ってなんなんですか?

漫画によって動き出しが読めない踏み込みだとか、頭の位置が上下しないため遠近が判断しにくいとか一歩で重力を利用してすごい距離を移動するとか横には使えないとか書いてあることが違うんですが(まあ、最後の二つは違うと思いますが(笑)

A 回答 (5件)

わたしも縮地法のことは知らないのですが、これは前足の膝の抜きと、古流柔術で言う「滑り足」の一種のことだろうと思います



やり方としては構えて、でている足の膝の力を抜きます。そうすると体が前に倒れていきます。この前に倒れる力を使って、前足を滑らせるように前進します。そして後ろ足は前足にそう形でひきつけます。これが膝の抜きを使った「滑り足」です。

文章で書くと長くなりますが実際に使うときは一瞬です。このやり方だと大きな筋肉運動が発生しないために動き出しがわかりません。また構えた状態でやると頭もほぼ上下しません。

ただこれは横の動きにも使えます。横の動きの場合はどちらかの膝の力を抜き、横に倒れればいいんです。空手の型にあるナイハンチの「波返し」という技がこれに相当します。

「一歩ですごい距離を移動する」というのは縮地法というより、「二歩一撃」のことであろうと思います。「二歩一撃」というのは両足を同時に動かす(正確には同時ではありませが)歩法のことです。正確に言いますと「一歩」ではなく「一瞬で」というのが正しいと思います。

これもやり方を説明しますが、まず構えます、そして後ろ足を一歩踏み出します。この踏み出した足が地面につく瞬間にもう片方の足を踏み出します。これは「一、二」というリズムでやるより「一」のリズムで両足を同時に動かすつもりで行います。

このやり方ですと「一」のリズムで二歩進むことになりますので、突きを加えれば五メートルほどの距離を一瞬で詰めることができます。これは古流剣術などでよく使われる歩法です。また一部の古流柔術にもある歩法です。

上にも書きましたようにわたしは縮地法のことは知らないのですが、質問者さんの言う「縮地方」には多くの歩法がごっちゃになっていると思います。まあこれは質問者さんのせいではなく、マンガやゲームを作った人が歩法に関して無知なせいだと思いますが・・・

もしろければ参考にしてください
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なぜ、「沖縄の古武術の歩法」として紹介されているのか、不思議ですね。

漫画等で取り上げられる、武術関連の縮地法は「武術的な歩法 (体捌き) の総称」だと思います。一般的に紹介されているものは、「動いている事を悟らせず、間合を詰める」「一瞬で長距離を移動する」の二つだと思います。私見であり、根拠はありません。

「動いている事を悟らせず、間合を詰める」については、「脚力に頼らない」的な説明が多いのですが、「力任せではない」程度の意味でしょう。すでに説明されている「滑り足」がモデル、もしくはそのものではないでしょうか。移動距離にもよりますが、四方八方に使えると思います。

「一瞬で長距離を移動する」は、二歩一撃として、すでに紹介されている、ポーンと飛び込む? (見ないとわからないと思います) タイプと、全速力で走っている状態を前触れ無く繰り出すタイプ (このタイプが実在するとしたら、滑り足と併用すると思われる。) もあります。静止状態と全速力で走っている状態を前触れ無く繰り出して間合を潰せるなら、それはそれで怖いものですが、ある意味で力任せなので、「武術的なもの」といえるかどうかは微妙です。
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実際目にしたことはないのですが…。


移動時に体がぶれないため、視覚的に近寄られたことに気が付くのが一瞬遅れるのだそうです。
誰かに物干し竿でも持ってもらって、なるべくゆれないようにまっすぐ顔に向かって突き出してもらってください。
その際竿は地面から平行にし、竿の先しか見えないように(棒部分が見えないようにする。)してください。
そうすれば、おそらく竿が近寄ってくることがわかりづらくなりますよね?それを人体で表現した技なんだそうです。
とある空手の達人は、接近する際100Mを10秒で走るのではなく、20秒かけてでもわからなくするための技術、それが縮地だといっていました。


というか一番わからないのは文が下手な俺の書き込みですな。
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もともとは天狗か仙人かの技だったと思うけど。



武術の縮地についてなら、
>動き出しが読めない踏み込み
普通、踏み込むためには溜めがいる。後ろに体重をかけて、思い切り蹴る、という奴。
しかし、それでは起こりが分かってしまう。
それでは何を使ってその溜めの代用をするか。あなたも持っている力を使います。つまり重力。
正確には重心から地面までの位置エネルギー。このエネルギーを斜め下に解放してやることで前方への推力を得る。
溜めを作るわけでもなく、つっかえをはずすだけなので極端に起こりが分かりにくい。
これに地面を蹴る力をスムーズに加えたり、足を大きく開いたり、後ろ足を前に持ってくるだけでかなりの距離を稼げる。

>頭の位置が上下しないため
これも不可能じゃない。大抵の武術は膝を落としている。
位置エネルギーを失って低くなった分、膝を伸ばしてやれば頭の位置は元通り。
どれくらい効果があるか知らないけど。

>すごい距離を移動する
どっかの誰かは若い頃に5mをまたいだと言うけど。これは伝説の類だと思う。

ご大層な名前がついているけど、今の伝統空手でも盛んに研究されているやり方。というか強い人は無意識に出来ている。
武術には感覚的に使えている技が多数あり、それを言葉に起こすととんでもない表現になってしまう。
そういったものが一人歩きしたものの一つが縮地だと思う。
でもコンマを争うものにしたら、これの効果は抜群だと思うし、対峙している者にしたらかなりの脅威だと思う。
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縮地法はよく知りませんけど、中国武術には「箭疾歩」という歩法が伝わっている門派があります。



特殊な構えから一歩で数メートルの間合いを詰める歩法で、距離感覚を狂わせたり、同時に突きや体当たりを行うことで威力の高い攻撃を行うようです。沖縄空手は中国武術の影響が多くありますので、箭疾歩が沖縄に入って縮地になった可能性は0ではないと思いますが。

ちなみに箭疾歩は
・特殊な構えなので、動き出しは「バレバレ」です(笑)。
・頭の位置は上下します。
・一歩ですごい距離(4~5メートルぐらいでしょうか?)を移動します。
・横には使えません(構えの向きがあるので)。
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