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先月、夫とANAのパッケージツアー(団体)の成田-パリを往復しました。
これを機にマイルを貯めようと思いますが、ANAとユナイテッドの
どちらに事後加算をしたらよいのかで迷っています。

私は今後ほとんど飛行機に乗る機会がなく、
夫も2~3年に1度くらい格安旅行券でアメリカ・ヨーロッパ方面へ行く程度ですが、
私は仕事の関係で年間400万円ほどクレジットカードを利用しているので、
ショッピング中心でマイルをためたいと思っています。

このような場合、私が新たにANA VISAカード(住友)を作り、
今回のパリへのマイルはANAにためて、
今後もANAにマイルをためていったほうが良いでしょうか?
それともユナイテッドの方が何らかのメリットがありますか?
アドバイスがあれば、よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

こんにちは。

私はANAの「ANAマイレージクラブ」と、ユナイテッドの"Mileage Plus"の双方でマイルを貯めています。ご質問の内容に関しては、飛行機の搭乗分とクレジットカード利用分とで分けて検討したいと思います。

●飛行機搭乗分
最初に一つ確認なのですが、ANAマイレージクラブ(以下AMC)やMileage Plusに入会されるのはこれからなのでしょうか、それともマイルはまだ貯めていないが入会だけは済まされているのでしょうか。もし前者だとしますと、パリ旅行分のマイルを貯められるマイレージプログラムはAMCに限られます。

世界のほとんどのマイレージプログラムは、チェックイン時の手続き忘れや何らかの手違いによる加算漏れに備え、搭乗後一定期間内ならおっしゃるような「事後加算」ができる仕組みになっています。
ところが事後加算ができる期間内であったとしても、入会前まで遡ってくれるかどうかはプログラムによりさまざまです。入会前の搭乗はいっさい加算してくれないプログラムから、事後加算可能期間であれば入会前後を問わず加算してくれるプログラムまであります。
冒頭の2プログラムのうちMileage Plusは前者(入会前搭乗分は加算不可)、AMCは後者(搭乗から6か月以内であれば入会前分も加算可)に属します[1]。従って入会がこれからなら選択肢はAMCに絞られます。AMCでの事後加算の手続きについては[2]をご覧下さい。

既に両方に入会されているのならこの点の制約はなくなります。その場合のプログラム選択ですが、搭乗中心で貯めるならMileage Plusが一般に有利です。特にパッケージツアーでエコノミークラスを利用した場合、Mileage Plusなら区間マイルの100%を加算してくれますが、AMCですと50%のみの加算になるからです(*1)。成田-パリの区間マイルは片道6,200ほどですので、Mileage Plusだと往復で12,400マイル貯まりますが、AMCはその半分の6,200マイルの加算です。

なお話の順序が逆になりましたが、獲得マイルの有効期限については注意が必要です。Mileage Plusは「最終の加算または減算から36か月」と規定しており、何らかの加算・減算を行う度にその時点から36か月先まで有効期限が伸びます。すなわち実質的には無期限有効ということです。
一方AMCは世界的にも有効期限の短いプログラムで獲得の翌々年12月31日までと定めています。最長3年で失効するということで、それまでに特典交換に足りるだけのマイルを貯められそうかが大きなポイントになります。ただしNo. 2でnidonenさんからもご指摘がありますように、質問者さん
のクレジット利用額は年間400万円もあるとのことなので、3年間で12万マイルは貯まることになり特典航空券には余裕をもって届きます。12万マイルあれば例えば、日本-ヨーロッパのファーストクラス往復特典航空券1名分に交換できます。

●クレジット利用分
クレジット利用で貯める場合、今度はAMCの方が若干有利です。ただしMileage Plusのクレジットカードも決して悪い選択ではありません。

まずAMCから説明します。AMCの会員カードにクレジット機能をつけたカードは「ANAカード」と呼ばれます(クレジット機能のないカードは「AMCカード」)。
ANAカードでは利用額1,000円ごとにクレジットカード会社のポイントが1ポイント貯まります(*2)。このポイントはあとから、1ポイント=10マイルの割合でマイルに移行できます。従って利用額100円あたり1マイルが貯まることになります。
クレジットカードの年会費は2,100円(一般カードの場合)、これと別にマイル移行手数料が2,100円かかります(*3)。マイル移行手数料は一度払えばその年度の間有効で、その間何回移行しても構いません。またポイント自体の有効期限は2年なので「2年間の期限いっぱいまでポイントとして保有し、3年目の最初に移行手数料を払って片っ端からマイルに移行」とすれば手数料を節約できます。

貯める効率をもう少し上げる方法としては次の二つがあります。
(1)ANA JCBカード
JCBカードは年間100万円以上利用すると翌年「スターα」メンバーに昇格し、ポイント付与率が50%アップします[3]。この50%アップ分のポイントはマイルへの移行にも使えるので、1000円で15マイルがもらえる計算になります。
JCBは海外で通用度が落ちる弱点がありますが、当面海外に行かれないなら気にすることはないでしょう。
(2)ANA VISA/Masterカード(三井住友カード発行)
ANA VISA/Masterを含め三井住友カードが発行しているクレジットカードでは、カードにリボルビング払い「マイ・ペイすリボ」[4]の設定をするとポイント換算率が倍(1000円=2ポイント=20マイル)になります[5]。
ただし実際にリボルビング払いになってしまうと余分な利息を払うことになり損です。この場合「支払額の追加」手続きを毎月行って必ずその月で払い切ってしまい、利息を回避することが必須です。(これを手間に感じる方には(1)のJCB「スターα」をお勧めします)

Mileage PlusのクレジットカードはJCB、セゾン、UCなどが発行しています。この中で人気があるのはセゾンの「セゾンUAカード」[6]でしょう。
セゾンUAカードは年会費1,575円(一般カード)で、利用額1,000円あたり5マイルの加算です。これですと平均以下の条件ですが、別途の年会費(5,250円)を払って「マイルアップメンバーズ」制度に参加すると、利用額1,000円あたり15マイル加算されるようになります。
クレジット利用額の少ない方ですと、マイルアップメンバーズ年会費の割合が相対的に大きくなるので必ずしも有利と言えないのですが、年間に400万円使う方なら迷わずマイルアップメンバーズ制度を利用すべきです。

特典交換に必要なマイル数はAMCとMileage Plusで異なり、全般にはAMCの方が少なめです。ただし目的地によってはMileage Plusの方が少ないこともあります。

クレジット利用でマイル貯める場合、最終的に引き換えたいのが航空券ならよいのですが、電子マネー"Edy"への引き換えるのはお勧めしません(*4)。
クレジットカードを100万円利用すると1万マイル、これを引き換えると電子マネー1万円分になり還元率は1%と計算されます。しかし還元率が1%やそれ以上で、かつ年会費無料のクレジットカードは世の中にたくさんあります。最終的に商品券や電子マネーなどで還元を受けるつもりなら他のカードを選んだ方がよいでしょう。
クレジット利用額をマイルとして貯めることのうま味は、最終的に航空券に引き換えてこそ発揮されるとお考え下さい。上で述べたように例えば、年間400万円ずつ3年間使うと12万マイル貯まって日本-ヨーロッパのファーストクラスの航空券に引き換えられますが、これを有償で購入する場合の価格は160万円くらい(還元率13%)です。これがマイルとして貯めることの面白さです。

【結論】
(1)パリに旅行された分ですが、マイレージプログラムへの入会がこれからだとすると、選択は自動的にANAマイレージクラブに絞られます。一方、既にMileage Plusに入会していればそちらに加算することもでき、ANAマイレージクラブに加算するより多少有利でしょう。
(2)クレジットカードで貯める分は、以下のいずれかの方法がよいと思います。
・ANA VISA(またはMaster)一般カードを作り、「マイ・ペイすリボ」でポイントを倍にする方法を使って貯める
・ANA JCB一般カードを作り、「スターαメンバー」となって100円あたり1.5マイルを貯める
・セゾンUAカードを作り、「マイルアップメンバーズ」制度に参加して1000円あたり15マイルを貯める

[1] AMC貯まるケース・貯まらないケース http://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/sekisa …
[2] AMC事後加算手続き http://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/flight …
[3] JCBスターメンバー http://www.jcb.co.jp/campaign/starmembers.html
[4] マイ・ペイすリボ http://www.smbc-card.com/mem/revo/mypace.jsp
[5] http://card.milefan.jp/archives/000343.php
[6] セゾンUA http://www.saisoncard.co.jp/lineup/ca041.html

*1 Mileage Plus、AMCとも、これと異なる加算率になる例外がいくつか存在する。
*2 ANAダイナースは「利用額1万円=1ポイント=100マイル」
*3 ゴールドカード、ダイナースは移行手数料不要。(年会費に含まれる)
*4 搭乗で貯めて電子マネーで還元を受けるのは悪くない。搭乗分はそもそも、他に還元を受ける方法がないからである。

参考URL:http://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/sekisa …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
具体的な数字を示していただけて、大変分かり易かったです。
はじめのご質問ですが、私達夫婦はAMCには未入会ですが、Mileage Plusには夏に入会だけ済ませております。

みなさまからのアドバイスをうけて、ANAカードに心が固まってきました。
今回のパリ旅行分が6,200マイルしか加算されないのは一見損な気がしましたが、クレジットカード利用の面で考えると、
・ANAカード(マイ・ペイすリボ利用)1000円=20マイル
・セゾンUAカード1000円=15マイル
ということですので、年間を通して計算してみるとANAカードの方がマイルが多くたまることになるんですね。
ただ、夫の分はUAのマイレージプラスにしようと思っています。

日本-ヨーロッパのファーストクラスの航空券ですか…夢のようなお話で、何だかびっくりです。
やはり、折角ですのでマイルは航空券に引き換えたいものですね。
とりあえず、2年内に夫と2人でハワイへ行くことを目指して貯めてみたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/24 17:33

 UA のマイルが貯まるクレカを愛用しているものです。



 ご質問のケースですが、今後マイルをどのように使うかで決めるのが
確実と考えます。お二人とも海外旅行にはほとんど行かないようですので、
ここは ANA のマイルを貯めるのが得策でしょうね。

 UA のマイルでも ANA の特典航空券を引き換えることはできますが、
往復利用に限るとか、座席指定ができないといったデメリットがあります。
ANA からならそういう制限がないので、たとえば帰省に利用するなど、
国内線で利用すると便利かと思います。

 また、ANA のマイルは電子通貨の「 Edy 」に引き換えることも
できますので、航空券にしない場合は現金代わりに使えるのが大きな
メリットです。ANA カードで Edy 機能を内蔵したものにしておくと
なにかと便利ですよ。am/pm や 大丸ピーコックなどで使えます。

 ちなみにANAマイルは3年で失効するという弱点があるのですが、
年間 400 万円もクレカ払いされているなら気にする必要はないでしょう。
年間 4~6万マイルは貯まる計算ですので、期限切れになりそうな
マイルはEdyに替えてしまえばいいからです。

参考URL:https://www.ana.co.jp/amc-member/reference/edy/i …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
たまったマイルの使い道は、折角ですのでやはり国際線特典航空券に
引き換えたいと思っています。
ANAはマイルの失効が早いと聞いて気になったのですが、
カード払いでも思った以上にマイルがたまりそうなので安心しました。
私の場合はUAよりもANAカードの方がよさそうですね。
でも、夫はカード利用に消極的でANAカードを作る気はないらしく、
前述の通り2~3年は飛行機に乗る予定もないので、
たとえANAマイレージクラブに入っても今回のパリ旅行分のマイルは
失効してしまう可能性が大きそうです。
そのため、私はANAカード、夫はUAのマイレージプラスに分かれて
マイルをためようかと思っているのですが、いかがでしょうか?

お礼日時:2006/11/24 17:03

こんにちは。


マイレージのカードについては、他の方も回答してくれると思いますので、それらの方々の内容も含めて検討してください。私自身は、ANAのカードでマイルを貯めています。海外には年に2・3回行きます。国内も同様です。ショッピングは年間の300万円位です。UAの仕組みがわからないのでコメントはしません。ANAの場合、たまったマイルの期限は3年です。今年の旅行のマイルは、2008年末までとなります。貯めるより先に使う事を考える必要がでます。ちなみに今年は、ロストするマイルでヨーロッパに家族でいってきました。また、国内も使えるので割りと便利です。参考にしてください。
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この回答へのお礼

実際にANAカードをお使いの方のお話を聞けてとても嬉しいです。
私がANAカードを選ぶとしたら、今回のパリ旅行のマイルの期限は
2008年末までなのですね。
実質あと2年と考えると短いですが、ショッピングでもマイルを
稼げそうなことが分かり、安心いたしました。
今のところ、ANAカードに心が傾いてきています。

ご家族でヨーロッパですか…最高ですね。
私も溜まったマイルはやはり国際線特典航空券に交換したいと思っています。
(できれば夫と二人でハワイやアメリカへ…)
参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/24 15:01

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