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グルテンに硫酸を添加して、グルタミン残基量を定量する、という
内容が論文に書いてありました。
どうやら、発生するアンモニアを定量することで算出しているようなのですが、
どういう反応が起こっているのですか?

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

#1です。



弱いところなので自信がないのですが、
有機電子論的には側鎖Nのところは酸では分解できない。
むしろ隣のCと二重結合を作ってしまうような感じだと思います。
アルカリだと分解できるのでしょうが、それだと先にアミド結合が
ほどけてしまうでしょうから、やはりケルダールの反応を考えるのが
いいのではないでしょうか。
実際にやったことはないのですが、触媒がなくてもケルダールの反応は
進まないのでしょうか?そこそこは進むんじゃないかな、と考えています。
「ケルダール法で」って書けば分野によってはその詳細を記述しなくても
良い場合もありますし、単に丁寧に書いていない、ということなのかもしれません。

また、燃焼はケルダールの反応ステップにはありません。
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ケルダール法ですね。


食品分析の教科書には載っていると思いますが、
タンパク質+硫酸→硫酸アンモニウム+SO2(気)+CO2(気)+CO(気)+水
硫酸アンモニウム+NaOH→アンモニア+硫酸Na+水
このアンモニアをホウ酸でトラップして硫酸で滴定する。
グルテンの構成アミノ酸は分かっているのでそれなりの係数をかけると
窒素量からグルタミンざんきあるいはグルテン量がわかる。

でも今は試薬の管理とかめんどくさいので
細かいテクニックのいらない
デュマ燃焼法を用いた方法がとってかわりつつあります。

この回答への補足

お返事くださり、ありがとうございました。
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
私も当初はケルダール法を考えたのですが、
触媒が全く記載されていない上に燃焼させていないことから
それは無いのではないか、と考えました。
そして導いた自分なりの答えは
硫酸によるタンパク質のアミド分解です。
硫酸のみの添加なので、おそらくアミド結合のNまでは分解されずに
側鎖のNのみが単離されてアンモニアとして測定できるのでは
ないかと思いました。

補足日時:2007/01/05 15:00
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この回答へのお礼

一応補足(?)もつけさせていただきました。
もし間違ってたらまた教えていただけたらと思います。
おかげさまで発表は無事に終了しましたが、
自分の知識になると思うので。。。

本当にどうもありがとうございました。

お礼日時:2007/01/05 15:05

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