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 うつ病で長く、休職、復職を繰り返している友人がいます。復職といっても社会的寛解といって完全に治っていません。
 周囲の者は大変でした。何度も自殺を試みたからです。
 もう何年も患っていますが、私は最近疑問に思うことがあります。
本当に薬でうつ病は治るのだろうかと。医者は5分間しか診察をせずただ薬を処方するだけで努力を怠っているのではないか。
「薬でうつは治るのか?」(片田珠美、洋泉社)という本を読みました。著者は遷延化、難治性を訴えています。そう簡単に治らないものだと。理由を7つ挙げています。
(1)高齢
(2)病前性格のかたよりや人格障害
(3)家族、とくに配偶者の問題
(4)困難な生活状況
(5)喪失体験
(6)早期復帰の失敗
(7)不適切な治療:不適切な薬物療法、精神療法的介入など。
 「ここで重要なのは、遷延化の要因として挙げられているもののうち、(7)不適切な治療を除くと、その多くは、医学的に、少なくとも薬の作用によって変えることはできないということである。」
 「問題は、薬があまり効かないタイプのうつ、いわば<純然たるうつ>ではないタイプの患者さんにも、抗うつ薬が処方されているという原現状である。当然、症状はなかなか改善しないため、薬の種類も増えていくが、それでもなかなかよくならず、患者さんは「いつまで薬を飲まなければならないのだ ろう?」あるいは「いつになったら治るのか?」という疑問や不安を抱くことになる。」
 うつ病の患者の中には、薬物療法でも治らないでながびく人が多いのだが、医者に行くと、症状のみ を聞いて、原因らしいことを聞かず、抗うつ薬を処方する。だが、うつ病の患者に、上記の7つの要因 があれば、薬物療法だけでは、治りにくいというのである。当然といえば、当然だが、当然のことが考慮されないのが、日本のうつ病医療の現状である。
 どう思われますか。

A 回答 (8件)

No.7です。

返信ありがとうございます。

私が受診している病院は、栄養医学を実施していて、さらに「低血糖症」という病気の治療も行うクリニックです。
低血糖症とは、糖分過多やミネラル不足、ストレスや先天的体質などがあいまって、精神的にも肉体的にも不調を起こす病気です。うつ病などに酷似する症状も多いです。
下記サイトの一番下の項目「疾患としての“低血糖症”」をご覧になってみてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E7%B3%96% …

一般的な血液検査以上の詳しい検査を行い、その結果から食事・運動・睡眠などの改善指導、サプリメントの紹介があります。
低血糖状態やアドレナリン・ノルアドレナリンの作用により起こる精神的な不調についての対処方法も教えてくれます。

対策としては、いろいろ注意事項があるのですが、何点かご紹介しておきます。

・甘いものやジュース、コーヒー、コンビニ・ファーストフードなどを極力避け(毎日食べるものではなく、ごくたまに食べるものと考える)、バランスの取れた食事をとる。穀物・野菜・肉・魚・豆類などバランスを考えながら、出来るだけ多くの食品群を毎食に取り入れる。
・夜できれば11時前に寝る(ホルモン分泌の関係上)
・日常的な運動。体力が無い場合は、10分程度のゆっくりした散歩程度から始める。筋力をつけてエネルギーの蓄えられる体にする。自律神経が整う。
・毎日最低5分間日光浴してメラトニンとセロトニンの生成を促す。できれば1時間。
・おなかがすくとイライラや具合の悪さが現れる場合は、食後3時間くらいしたら牛乳、チーズ、ゆで卵、ナッツ類のような甘くない間食(たんぱく質が良とのこと)を摂る習慣を持つようにする。

低血糖症の治療は、栄養医学の一環なのですが、低血糖症の治療まで行う病院は、私が知る限りでは千葉県に1ヵ所(日本における低血糖症治療の先駆者)、東京に精神科とサプリメントクリニックの2ヵ所があります。
「低血糖症 クリニック」だとか「栄養医学 東京(都道府県名で検索)」のように調べれば出て来やすいかと思います。
なお、栄養医学を取り入れた病院は全国レベルでもまだそう多くないですが、受診する場合は、サプリの紹介だけでなく、きちんと生活指導をしてくれる病院を選ぶ必要があります。

ご友人にとってご参考になればと思います。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなりました。どうもありがとうございます。

お礼日時:2006/12/31 14:08

5分間の診療では、カウンセリングどころかアドバイスもほとんど無いのでしょうね。

私も、カウンセリングはもっと重視すべきと思います。

カウンセリングや環境の重要性については他の方が良い回答をなさっていると思うので、別の要素のお話を付け加えたいと思います。
食事を含めた生活や先天的体質などがメンタルの病気にもつながっていくという理論もあります。「栄養医学」「栄養療法」等と呼ばれる理論です。
心と体はつながっているという考え方です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4569640737

実際にこのような治療を受けて、詳しい指導を受けておりますと、一般的な精神科等の薬を出すだけという治療方針が不十分だと感じるようになりました。

薬の必要性や有効性については、素人ですのでなんとも言えませんが、症状の程度によっては、栄養療法の実施で精神薬は必要ない人もあると思いますし、生活改善(食事だけでなく運動や睡眠も重視されます)は薬と平行して治療を行う場合でも、メンタルの不調改善に役に立つと思います。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。早速、ご紹介の本を買うことにしました。面白そうですものね。医食同源って言いますものね。詳しい指導を受けてられるそうですがどのような指導なのですか?差し支えなければ教えてください。

お礼日時:2006/11/30 05:09

ウツ二十年選手ですが(爆)


薬でなおるものでは絶対にないですね。ウツの薬は解熱剤に似ています。そのままだと死んじゃうので対症療法的に処方するものです。
一番の解決法は成人男性の場合「仕事場」の精神衛生です。
これさえ変えれば殆ど薬は「つらかったら飲みなさい」程度に減ってしまいます。
家庭環境も大きく、周りの理解がないと悪化するばかり、理解があれば「あ、また凹んだね、また寝てな」で済みますし。
いわゆる陳旧精神病と呼ばれるようになるともう性格の一部。始めからそうだったのか、発病したのかさえ分りません。
ですから、お読みになった本の内容はおおむね正しいですが、患者本人が直す気がある状態に持って行くまでは薬で何とかするしかありません。
少なくとも放置しておいて治るものでは無いですから。30%は放置しておいても治ると言う意見もありますが、それは環境などが変わったせいだと思います。
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この回答へのお礼

 御礼が遅くなりました。アドバイスありがとうございます。
 >一番の解決法は成人男性の場合「仕事場」の精神衛生です。
 先の方も社会的環境の配慮が大事だとおっしゃていましたが、私も回答者様と同意見です。ただ、周囲のものの一人として言わせてもらえば、正直、どう接したらよいか分からぬ時があるのです。特に自殺未遂をされたら、本当に困ってしまいます。職場も困るでしょう。産業医がいる会社でも十分に対応できていないのが現状でしょう。3万人以上の自殺者。未遂をいれるとどうなるのでしょうか。うつ病は深刻な問題です。薬だけでは治らぬと思えて仕方がありません。

お礼日時:2006/11/28 20:46

うつ病歴約2年です。



まず、
>どう思われますか。
に関しては、”当たり前のことを整理して書いている”程度です。

その本は具体的な対策を提示していのでしょうか?
うつ病の原因は多様でケースバイケースなので、カウンセリング(またはヒアリング)の必要性を説いているだけでしょうか?
内観法(だったかな)あたりを紹介しているのでしょうか?

現在のうつ病の治療法(=薬物療法)を否定(あるいは問題提起)する場合の具体的対策に目新しいものを提示している書籍(あるいは人物)を見たことがありません。
何故かは簡単です。
”ないから”です。

>本当に薬でうつ病は治るのだろうかと。
”全く元の状態になる”ことを治ると定義するならば治りません。
”状態にあった社会生活が送れるようになる”と定義すれば治ります。

>医者は5分間しか診察をせずただ薬を処方するだけで努力を怠っているのではないか。
医療行為の良し悪しを診察時間をモノサシにするのは間違いです。
これは、内科、外科・・・医学のすべての分野共通で、いい医師は無駄な時間は使いません。
適切なヒアリングと適切な薬の処方(処方しないのも選択肢)、適切なアドバイス、患者の経緯経過を記憶する時間的余裕が必要です。

うつ病には前述のように完治がないので、医師(あるいは治療法、薬の種類等)に多くの患者が不満を持つことになっていると思います。
私自身も、いっそ通院も服薬も辞めてみようかといつも思います。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなりました。アドバイスありがとうございます。
まず、著者の言いたかった事は次のとおりです。
「薬物療法が主流になるにつれて、精神療法や精神分析の重要性は相対的に低下しましたが、これはとても残念なことだと私自身は思っています。苦悩を消してくれる「魔法の薬」などないのですから、人生を振り返って、心の内面をもっと見つめることも必要ではないでしょうか。」
うつ病には完治が2種類あると聞いております。完全寛解と社会的寛解です。完治はあると思いますよ。

お礼日時:2006/11/28 20:35

私もうつという病気で服薬を、かれこれ10年以上続けています。


PHP新書に「うつを治す」という本が出版されていて、購入、読破しました。
本にもあります、私も今年、重度で約1週間寝たきりで何もできなかった状態から少し良くなって自殺願望発生、しばらくして、今では外出するまでに至りました。
本でもありますが、受診している先生は精神療法と言っても話をある程度聞く程度である程度時間が経つと、次の患者さんの診察に回されます。
私は重度は今年で2度目ですので、間違いなく障害服薬し続けるだろう事を本を読んで感じました。なぜなら、薬を止めてまたひどくならないように予防のための意味も服薬継続にはあるそうです。
薬を止めるたびに自殺願望が起こるのも経験上「しんどい」ものですから、それを薬で予防ケアするのであれば、良いかなと思っています。
薬を飲んでいるときと飲んでいないときの感情の波が激しいと正直疲れますので…。
鬱の時は「脳の伝達物質が減っている」ことが分かっています。意欲の低下がそれに影響されてくるんだと思います。
伝達物質を増やす効果があるのがうつ薬だそうです。
私がインターネットで精神科医に相談してみますと、心の風邪はたとえとしては何度もひくことがあるという意味では適切だそうですが、細かく言うと糖尿病のようなケースも考えられるので、風邪を例に挙げるのは誤解が生じやすいと指摘されました。
薬物以外には、私はカウンセリングを受けたことがありますが、これを今勉強する立場で今過ごしています。心理療法、特に箱庭などをしているのですが、自分が今どんなことを考えているのかを知ることができます。それに、心理療法を体験しながらメンタル面での治療にもなっているので、一石二鳥の方法を得ました。
質問者さんもご友人さんもカウンセリングを学習されてみたら新たな糸口が掴めるかもしれませんね。
また、ネガティブな性格だったので、前向きな性格に変えようと成功哲学を読んでみたりもして、読む前よりは少しは前向きな気持ちを持つことができたかな、と思っています。
是非、参考になさってください。大事なことは「今の状況をあるがままに受け止めること」が一番最初に重要なことであると知りました。また、うつは安めという体の信号でもあるので、決して無理はしてはいけないとも、この病気にかかって身にしみて分かりました。
どうぞ、お身体を大切に質問者さん、ご友人さん、過ごしてください。
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この回答へのお礼

 優しさに溢れるご回答ありがとうございます。お人柄も優しい方なんでしょうね。私の友人もそうです。優しく、仕事も出来て、家庭からも、会社からも望まれる人間です。
 カウンセリングも平行してやられているのですね。友人にも勧めてみます。今の治療だけでは治らないような気がして。
 最後の3行、友人にも伝えます。ありがとうございました。

お礼日時:2006/11/26 17:21

概ね同意です。



私の治療経験から感じるのは、
「医者は患者本人の病気を治療出来ても、患者を取り巻く『世間』までは治療出来ない。」
という事です。

患者と『世間』との関係性が改善されないと病状が悪化、もしくは長引く可能性が高いケースが多いと感じてます。

↓も、ご一読頂けると幸いです。
http://www.geocities.jp/japankaroshi/esprit468.htm
http://www.josuikai.net/josuikai/21f/main53-1.htm
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。まずお詫びを。参考URL少し量が多くてあまり読めませんでした。すみません。7つの理由以外に世間との摩擦もうつ病が治らないケースが多いというご意見には同感です。先日、電車に乗っていたら、人身事故で止まりますというアナウンスがありました。それを聞いた人が、また死にやがってとつぶやくのを耳にしました。以前に比べれば、うつ病の認知度は上がったものの、世間に余裕がないときは冷たいものかもしれませんね。阿部先生の『「世間」とは何か』は読んでおくべきでした。参考URL面白そうなので後から読みますからね。

お礼日時:2006/11/26 16:43

他の多くの精神疾患の場合であっても、うつの症状は顕著に現れることが多いといいます。

医者がそれらのことを考慮しながら、病状を見極め、病名を変えていくことが多いのはこのためです。投薬の方法なども変えていきます。
ただだからといって、医師に原因の追究を求めるのも、私は正しいと思えません。話したくない患者さんもいるし、原因の問題を解消する力は医師にはありませんからね。
普通の病気でもそうですが、患者自身が治そうとすることを医師がサポートするしか出来ません。
患者さんが話せば、色々な話を聞いてくれるはずですし、カウンセリングは医師の専門分野ではありません。臨床心理士がそれをすることが多く、医師によっては医学以外に勉強して資格を持っている人もいますが稀のようです。
真っ赤な他人の医師に、丸投げするのも限界があると思います。結局は自分自身でもがくしかないし、それを出来るまでに改善してもらうために薬を処方してくれるのが医師だと思っています。
私も時間はかかりましたが、今では再発もなく、社会復帰できました。周囲の理解や協力も必要ですが、自分がもがくことが一番大事だと思いますよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。うつ病を治すには患者自身の自己努力が必要だという回答ですね。みんな十分に努力している様にはたからは見えてしまうのですが。もがいているのを見るのは辛いものです。それでも、患者自身がもがいて治さなければならないのですね。何度も自殺未遂を起こした友人の事を思うと、そんなに頑張らなくてと思うほうです、私は。薬と少しのカウンセリングには問題があると思っています。それより、<純然たるうつ>ではない患者さん、友人もそうでしたが、に、抗うつ薬が漠然と処方されているのはおかしいと思います。薬で治らないはずだなあと思ってしまいました。

お礼日時:2006/11/26 16:33

 精神科・神経科では、一人一人の患者さんに対する診察時間が短くて、ゆっくり話を聞けない状況の病院がほとんどなのだと思います。

その結果、原因はともかくまずは薬を出さねば、になってしまうのではないでしょうか。一方、話をたくさん聞いてくれるタイプの所(カウンセリングルームのような所)では、話は聞いてくれるけれども薬を処方できない所がほとんどだと思います。
 医学・心理学両方を修め、経験も豊富という治療者と場があれば理想的なのだと思います。
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この回答へのお礼

早速のアドバイスありがとうございます。同感です。友人のひとりでは抱えきれない悩み、病気がそうさせているのでしょうが、聞いてあげるだけです、私は。それでも自殺未遂を起こしたときは自分を責めました。心理療法は保険の点数が低いし、マンパワーがそもそも不足していると思います。悩みを聞くだけでもいいのにね。
参考までに著者のインタビュー記事を上げさせてください。
http://www.tokyo-np.co.jp/book/jicho/jicho200609 …

お礼日時:2006/11/26 15:56

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