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僕はD-VHSのビデオデッキを愛用していますが,S-VHSのテープをよく使っています。S-VHSのテープの方が安く,BSデジタルの番組をHSモード又はSTDモードで録画してもD-VHSのテープと画質に差が見られません。おかげでBS1のメジャーリーグ中継のような3時間を越える番組を2時間テープに録画できて重宝しています。
ということはS-VHSのテープとD-VHSのテープとの違いは何でしょうか。値段が倍違うことを考えると不思議な気がします。(まだそれほど普及していないせいかもしれませんが。)

A 回答 (2件)

まあ、D-VHSについての解答はありますが、主に本題のカセットの違いについての解答をします。



S-VHSは、FM信号(輝度映像信号)の帯域を5、5MHz化したもので、カセットにはS-VHS認識用の穴があるのも特徴。水平解像度は400本(VHS250本)に準じる設計。録画はアナログだが、磁性体はDA(デジタルオーディオ)に使われる質の高い磁性体を利用している。


D-VHSは、信号方式をすべてデジタル化しMPEG2-TSに準じたフォーマットで記録する。大きな特徴はMPEG2で記録するためメディア自体の容量に左右されること・・・簡単にいえば、ビデオテープがどれだけのデータを記録できるかで画質(エラーレート)が大きく変化する。アナログに比べて、圧縮もされており、エラーが多いと正常に読み出せなくなることもあるので、その点の信頼性が必要。

D-VHSでは最大50GB(7時間・・・ハードディスクを除く民生用記録メディアでは世界最大)の記録が可能となる。S-VHSとの違いは、メディアの磁性体の信頼性と容量で、S-VHSより大容量とされ、磁性体の集積密度はD-VHSの方が高い。
また、記録層は、常に決まったビットレート記録を維持できるように開発され、エラーレートが低くなるよう開発されている。
いかがでしょう。S-VHSテープはD-VHSビデオデッキで録画できても録画の保証がされていない理由はここにあります。
asucaさんの解答では、デジタルは劣化しないという記載ですが、劣化はアナログでもデジタルでもメディアが劣化すれば当然劣化しますよ。ただ、CDなどの光メディアの場合は、一応物理的な傷などの影響やメディアの保護層などの経年劣化でメディア自体が読めなくならない限り、映像は劣化しませんから関係ないですが・・・

接触型のメディアである以上再生回数を重ねると記録層とデータの劣化、及びエラーが増加します。そのときに、S-VHSでは磁性体密度が低いため、元々のエラーレートが高いと予想されます。すると時間がたったときに劣化が激しく速く読めなくなる危険があるということです。
(D-VHSはMPEG2というビデオ圧縮ですからね。通常のアナログや非圧縮とは違い重要な部分が多く欠落すれば映像を展開できなくなる危険性がある)
これが、D-VHSでは繰り返し再生しても専用の構造であるため、影響は受けにくいとなる。

ちなみに、メーカー規定のメディア(D-VHS)を使えば、デジタルであるためこれまでのVHS規格より高画質で長時間保存が可能です。

結論、
DーVHSが99.99%以上記録できるとすれば、S-VHSはそれ以下の記録となるため、D-VHSでは質が下がる。メディアによっては、正常に録画できない。長期保存ができない場合もあるということです。D-VHSの記録層の密度はS-VHSより高いということです。
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この回答へのお礼

いつも丁寧な回答ありがとうございます。D端子に関する質問の時はお世話になりました。
やはり信頼性の点でD-VHS専用テープが勝るということですね。また何かありましたらよろしくお願いします。

お礼日時:2002/04/30 23:36

まずは見ているテレビ自体の性能や録画するときどの放送を録画するかによって差はほとんどでなくなることはあります。



D-VHSのDは本来「データ」の略ですが「デジタル」の意味でも使われています。デジタルハイビジョン放送の録画にも使える機能を持っていますが地上波を録画するのだったら何ら利点はないかもしれません。

デジタル録がされた物は繰りかえしみても劣化が出ないと言う利点があります。

またBSデジタルなどを録画する場合は差が出ることがありますよ。

ただ、今使われている状態で満足なのでしたら別段高いテープを買う必要もないです。
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