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言葉のもともとの出典をご存知の方がいらっしゃれば教えていただけませんでしょうか?

The risks of inaction are far greater than the risk of action.

http://edition.cnn.com/2002/ALLPOLITICS/08/26/ch …

この言葉、リンクの記事によれば、イラク戦争の半年前の2002年08月27日にチェイニー副大統領がイラクに対する作戦行動の正当性を主張する趣旨で語ったものだそうです。その後米国の軍事介入を擁護する言葉として位置づけられ、日本の書籍でも取り上げられているようですが、当人には失礼ながら、この言葉、チェイニー副大統領の口から出たにしては語呂が良すぎるような気がします。

もちろんコピーライタがいるのでしょうが、この言葉もともと彼の言葉なのでしょうか?歴史のある言葉であれば、もともとの出典をご存知の方ご教示いただければと思います。

A 回答 (2件)

聖書の言葉のもじりではないかな?と思い色々検索してみましたが、参考URLのものしか発見できませんでした。



The Bible says that sins of omission are greater than the sins of commission;

.bellevue.org/templates/cusbellevue1103/details.asp?id=1360&PID=33051&Style=
(参考URL欄にコピーすると途中までしか表示されませんでした。上記は先頭の"http://www"を抜かしてありますのでご注意)
本当にこのような文が聖書にあるのか?あるならば、もっと検索すればhitしても良さそうに思うのですが・・・

このような表現「不作為の罪(もしくは不作為がもたらした結果)と作為の罪の対比」を結構見かけるように思いますので、無意識の内に質問者様が挙げられた言い回しがでてきてもおかしくはないように思います。

参考になれば幸いです

参考URL:http://www.bellevue.org/templates/cusbellevue110 …

この回答への補足

丁寧なご回答ありがとうございました。
なるほどバプティスト教会の聖書解釈ですか。参考になりました。
検索してみましたが、もじりとしてgreaterでなくlesserを用いて比較する表現もあるようですね。

宗教色のある政権のもとで起こった戦争の正当性肯定の主張と聖書・神学の表現との間に類似性があることは興味深く思われました。

補足日時:2006/12/06 00:21
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この回答へのお礼

造詣の深い方からと思われるご回答、たいへん貴重に思います。

欧米人の積極・消極2分法的レトリックは聖書から軍務まで至るところに使われている、ということですね。なるほどです。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/12/11 23:39

どのくらい伝統的な表現かはわかりませんが、少なくともチェイニー発言より前にあります。

下記URLは、2001年11月の国防関係者の発言です。おそらく、"risks of inaction ..." は軍務関係で、actionを正当化するためのよくある言い回しでしょう。

The military regime has belatedly realized that the risks of inaction are always far greater than those of action.

参考URL:http://www.defencejournal.com/2001/november/quan …

この回答への補足

早速のご回答ありがとうございます。リンクの評論も参考になりました。
やはりお決まりのことばなんでしょうか…。

9・11直後のことですね。パキスタンまでが、世界の孤児となったタリバン黙認(・支援)の姿勢から米国追随・タリバン打倒の積極姿勢に転じ、米国による新砲艦外交が始まる過程で、この種の表現が重ねてされているのは興味深いところです。

補足日時:2006/12/06 00:07
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この回答へのお礼

的を得た、すばやいご回答に感謝します。
質問者としては、両回答に付同点引き分け、とできないのが残念です。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/12/11 23:42

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