ボーダー柄の袖の向きの違いは気になりませんか?
婦人服を製造する工場で働いています。(高級品ではありません。半袖ブラウスで市場価格3000~4000円前後です。)
洋服に関して、私は学歴も職歴もありませんが、職場で師匠と意見が分かれ悩んでおります。
生地に服のパーツ(身頃や袖)を無駄なく当てはめ、少しでも多く商品をとるのが仕事です。
袖の型紙は簡単に言えば三角形に似た形をしているので、その向きを交互に逆に入れると、隙間が少なく収まり無駄がありません。
生地が無地や上から見ても下からも同じものなら、問題がないのですが、たまに方向性(向き)のあるボーダー柄が入荷します。
例えば、上からクロ→キ→アオ→シロ→クロに戻る場合、上で書いた袖を交互、逆に入れる方法だと、胴体と逆方向の柄の袖、上からクロ→シロ→アオ→キ→クロの商品も半分出来てしまいます。
工場はこのやり方で何十年もやってきました。
正直、それだけ見ればあまり違和感はなく、言われなければわかりませんでした。(自分の観察力がないかもしれません)
しかし、他の商品で袖の向きが逆になってるものをネットでも探してみましたが見つけられませんでした。
向きを統一すると、手間も生地も余計に少しかかります。
師匠は「そこまで気にする人はいない」と言います。私はボーダーの向きを統一するのは商品として常識ではないのか?と思いながら、
師匠が服に無頓着で、仕事を面倒がる性格から、私が素直に考えられず、神経質な自己満足でこだわりすぎているのか?と師匠と二人きりの職場で悩んでいます。
他の方の意見がとても気になります。是非たくさんの方の意見が聞きたいです。
よろしくお願いします。
回答(3件)
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No.3ベストアンサー20pt
いくつか書きもらしました。
まず、高いレベルの技術、経験があるならば、例えば 製造コスト削減、クオリティは出来るだけ維持などの難問の際、どこを押さえ、どこをはずすか、またはけずるか、判断がつきやすくなるのですが、低レベルの技術のみでは、逆のことを要求された場合、判断がつきません。
ぜひより高いレベルを目指してがんばっていただきたいと思います。
海外にいると”日本人の国民的な欠陥”とも言うべきものがいくつも
見えてくるのですが、その中で、頂点を長い間 極められない、という性質があります。バブル経済の時もそうでしたし、第二次世界大戦の時もそうでした。 頂点に立った瞬間 崩壊がすでにはじまってしまう。
それが日本民族の最大の欠陥であります。 どうすればこの悪癖を改善
出来るのか、これには学者さんたちの研究が必要でしょうが、一番簡単
なことは、歴史に学ぶということですす。 日本にも”諸行無常”と
平家物語においても言われていますように、変わらないためには
変わり続けていかないといけないようなのです。11月13日発行の日経ビジネスに、ジャパンクオリティについての特集記事が組まれています。
ソニーの電池発火問題や、トヨタのリコール問題と並び、タビオという
日本の靴下専業会社のサクセスストーリーも掲載されています。
ものつくりという観点から、共通する概念もあるかと思うので読んでみられては如何でしょう。
この回答へのお礼
これだけ、時間がたってご返事をするのも恥ずかしいのですが、
どうもありがとうございました。
ご回答をしっかり理解してからご返事しようと考えていたら、繁忙期になり、いつのまにか失念してしまいました・・・申し訳ありません。
高いレベルを目指したいです!
今は少し新しいことを覚えれば、それ以上の疑問点がわんさかと出てきて大変ですが、精進したいと思います。
また、単純に工程を削ることを悪いことと、毛嫌いしていましたが、kenaoki様の言葉どおりいいものをたくさん見て目をこやすことで、コスト、工程の削減の判断力がついてくるものだと実感する昨今です。
本当にどうもありがとうございました。
再びNo.1です。失礼します。
欧米の工場へ行くと 誰が工場の責任者か、一目でわかります。なぜかというと、スーツの工場であれば、一番仕立てのいいものを着て、
コーディネートについても、単純なもの言いですが、一番格好がいいからです。これは、シャツやネクタイの工場でも同じことです。 日本のスーツ工場では、”なんやこのおっさん...”という人が工場長であったり、社長であったり、とても服装がその人となりや生業を表現しているとは言えませんし、そもそもプロフェッショナルとしてあまり評価されるものではないと思います。根本的に美意識が欠けているというか、彼らにとって、工作機械を製造するのもスーツを作るのも同じ次元のように思えるのです。でも例え安物でも大方の日本人は、こういうところで作った縫い目がきれいな着物のような直線的で、やせた人をより貧相に見せ、太った人を余計に太ってみせる格好悪い服に人気が集まったりするのです。 我々からすると信じがたいことではあるのですが...
以下は、私の持論でもあるのですが、日本とアジアは、直線とシンメトリーに大変敏感で、この性質は、そこそこの品質のものを、均等に 素早く作成するという能力に秀でたものとなりうる、つまり日本人の優秀性を示す重要な性質ではあるのですが、実は、西洋の本質は、曲線とアシンメトリーにあるのです。日本人は、大学入試に出ないため、世界史を勉強しませんが、これこそアメリカが仕掛けた最大の時限爆弾であり、日本を破滅に導くものです。(大げさではなく)
西洋の根本原理、理念といったものは、実はすでに古代ギリシャ、ローマで完成されており、彼らの芸術、例えばミロのビーナス、ギリシャの古代オリンピックの彫刻など、人間が生きることの素晴らしさが曲線と立体をたっぷり使って表現されています。これは、海に暮らす人たちが、生きることを喜び賛美する気持ち、ジョワ ド ヴィーブルと言いますが、からきている心情と考えています。対して地中海をはさんだエジプトの美術、芸術は対照的で、絵画も彫刻も全て正中線がまっすぐで、これは、砂漠にそびえるピラミッドが”死の世界”を意識したことによると言われており、我々日本人は、中国、朝鮮半島を通じて、エジプト的な概念で過去数千年間文化を築いてきてしまったようなのです。あなたのお仕事は、ブラウスですから、日本ではあまり曲線と立体の世界には、なじみはないかもしれませんが、当地の女性は、曲線と立体が日本の女性よりも強調されており、立体裁断は高級品においては常識に近いものがあります。 注文服においては、肩傾斜も左右で変えることもよくありますし、とにかく左右不均等、立体表現が徹底されているのです。 日本でも紳士物のシャツにおいて、イタリアのメーカーの影響で、立体的な作りのシャツが 少しずつ出てきましたが、おそらくクリーニング店の評判がよくないことは必至で、”縫製が悪い”という評判を広めるか、割り増し料金とするかのどちらかになると思います。彼らにとっては、アイロンが手早くかけやすい、平面的なシャツ、服が”縫製の良い”商品なのです。日本人がより格好良く見えるか、より良い着心地がどうか、などはどうでもいいことのようです。
話がそれましたが、西洋においては、人間の理想的なプロポーション
と美意識は、この古代ギリシャ、ローマの時代に確立され、現在においても常識とされているのです。 いったい誰が 紀元前と後を決めたのか、日本人はよくよく考えてみる必要があります。 欧米の上流階級においては、古代ギリシャ語、ラテン語がなかば必修ですが、これらがわからないと古典が読めないのです。 実は古典には 様々な人間の秘密が隠されており、欧米の一部の上流階級だけが この秘密を握っているのです。 日本では、クラッシックを古典と訳すために、ただ古くさいものと思いがちですが、classは、階級という意味であって、故にclassicの本当の意味は、最高レベルの...とか、傑作というのが本当の意味なのです。あなたの作ったブラウスが、西洋人から”classic"といわれたならば、それは”一級品”という意味になります。 ぜひ覚えておいてください。
近い将来、チャンスがあれば、スペインに行かれて アントニオ
ガウディが設計した建築物、例えば バルセロナのアパートメント、
サグラダファミリアの寺院などを見ると衝撃を受けると思います。
日本人には、アシンメトリーと曲線がすごくて、ものすごく不安な気持ちにさせられるのです。 直線とシンメトリーの得意な日本人ですが、実はサグラダファミリアの完成までにはあと数百年を要すると言われていますが、現在 その製作指揮を取られているのは、スペインに渡って
数十年になる日本の方です。(お名前は失念しましたが、有名な方です。)つまり、その気になれば、我々にも曲線と立体の世界は、理解が可能ではないかということです。 余計なことを色々書いてしまいましたが、日本のアパレルが 本当の意味で世界に肩を並べていくためには、あなたのような疑問を持つ方が とても大切なのです。 がんばってください。 最後に、欧米に行かれると、ズボンプレッサーをほとんど見かけないのですが、私は、日本企業の駐在員の奥様方から、
”こっちのズボンは縫製が悪いわね。プレッサーがかけにくくてしようがない、”とよく言われ、困ることがあります。 それは勿論 こちらのスラックスが、ヒップ、ヒザなど人間の骨格、動きを考えより機能的に出来ており、立体的な分、見栄えの良いのですが、それがわかっていないということで、これも服に 見栄えと動きやすさ、仕立ての柔らかさを重視する欧米人と、ひたすら佇まい、というか、縫い目がきれいなことのみにこだわり、自分を格好悪く見せているのに気が付かない日本人との大きな違いで、私は 少しでもこうしたギャップ、段差を少なくしていきたいと考えているのです。
この回答へのお礼
ありがとうございます。さっそく先日街に出てショップに行ったり、ファッションウォッチングをして、
今までと違った気持ちで見るようにしてみました。
高い物はなんで高いのかを考えたりなどして・・・
まだまだ、目を肥えるのは、時間がかかりそうですが、意識が変わったことは大いなる前進です。
>責任者は一番格好いい
なるほど、そうありたいですね。私の場合、張り合う人間がいないのは物足りないのです、訪れた人が、そこが町外れの寂れた小さな工場とは思われないように自分も工場も格好よく磨きたいですね。確かに格好悪い服を着たり、格好悪いものに、かこまれたりしては、格好いい物はつくれませんよね。
>日本、アジアの直線、シンメトリー
> 欧米の曲線、立体、アシンメトリー
自分の記憶にある各国の美術作品を思い出しましたが、納得、
根深いものですね。立体美、曲線美、意識していきたいです。
余談ですが、kenaoki様のお話から「歴史を知れば未来がわかる」という昔、感動したの言葉を思い出しました。また、「学ぶはまねぶから」と他の場でおっしゃってましたが、高校時代、教師から聞いて感動した言葉です。錆びついてた物が生き返った感じです。
>サグラダファミリア
スペインは一番行きたい国で、サグラダファミリアにも、うまくいえませんが特別な思いがあります。
確かに不安な気持ちになりますね。(そこに魅力を感じているのかも・・・)
それではいけないので(笑)、曲線とアシンメトリーの美しさを理解しに行きたいと思います。知識としてしってましたが、kenaoki様のお話を聞いて、日本人があそこを作ってると聞くと、心強いものがありますね。感性が錆びつかないように、いいものみていきたいです。
ありがとうございます。
遅筆なものでお礼、遅くなりますがご容赦ください。
ニューヨークから、失礼します。 今は当地にて、注文服並びに既製の紳士服の製造、販売の仕事をしていますが、このご質問を拝見して
昔を思い出して 大変なつかしいとともに、やっぱり日本は変わっていないな、と思わされました。 日本では販売、企画、輸入業務など、学校時代英語が専門だったせいで、16年前から、当地に勤務になり、当地で転職をしました。 理由は、日本の業界の官僚的に硬直した、正しい理論を受け付けない体質にいや気がしたからです。日本人は、日本の衣料品は、世界でもっとも品質がいいとかなんとか言って、外国のものをいまだに馬鹿にしている人もいますが、はたして本当にそうなのでしょうか。 そんなにいいものなのなら、なぜ、車や電化製品のように、世界中の人が日本の服を買わないのでしょうか?
結論から、言えば 日本の服は工場でラインに乗せて極力コストを抑えて量産するためにプログラムされた言わば単なる”工業製品”であって、欧米の一流どころのように、いいものを創るために、多少コストがかかっても 手間ひま、時には材料の無駄さえ惜しまない、より”作品”としてのにおいの強い製品は、日本では逆にあまり消費者に極端に少ないのです。 また消費者が、そうした作品の持つ、非均質性というか、個体差、ムラを嫌がることにも原因はあると思います。
その意味で、ユニクロはあなたがしている仕事を日本人的に極限まで
詰めていった結果の会社だと言うことが言えます。 但し 私の専門の
紳士服は、生地がウールであることもあって、極端に温度差、湿度差に
敏感なため、ユニクロ的な 超精密に数値化された生産ラインは絶対に
組むことが出来ず、おそらく今後ともユニクロは、スーツなどウール製品には手を出さないと思います。
さて、あなたのご質問ですが、あなたの主張は間違っていません。
間違ってはいませんが、あなたの作っている商品の日本でのマーケットが そこまでのレベルを望んでいないというか、とにかく、同じヤーデージから、縫い代もギリギリで、一枚でも多く製品を作ろうというポリシー、世界ですから、仕方がないことだとも言えます。もし仮に取引先が高級店で、欧米の一流店並みの作りをリーズナブル価格で、ということであれば、あなたがおっしゃるような生地の取り方で進めることも可能かとは、思いますが、現在のマーケットは、まず小売価格ありきで、
そこからコストを逆算して、目標となるプロフィットを算出して、それに見合った製造業者を探していきますから、なかなか あなたの希望を
通すことは、難しいと思います。 将来 あなたの努力で 工場が成長し、より高級品を生産出来る体制が整い、自分の責任で工程を組める立場になるまで、ここはがまんをされたら、と思いますが、如何でしょうか。 ただ15年前に私が争ったことは、時折日本へ出張した際にチェックしていますが、全然 修正されていません。 例えば、コードュロイやベルベットなどは、生地を上下さかさまに使うのが欧米の常識なのですが、その方が、つまり逆目の方が、素材にluster, 輝きが出るのですが、日本生産のそれらのジャケット、パンツは ほとんど昔と変わらず、順目のままで、味がまったく出ていません。また、テイラード
のジャケットのサイドのポケットの玉ぶちも生地をバイヤスに使うため、無地のものはまだいいのですが、ストライプの柄は、そこでラインが途切れてまったく美しくありません。こんな無様な仕立てをしているのは、世界で日本と、そして香港とシンガポールの一部のテーラーだけです。
まあ、とにかく、自分の天下になるまで 辛抱されること、それから
より上のレベルを目指す気持ちがあるのならば、ヒマさえあれば、外国の一流メーカーの商品というか、作品をよく見て、どうすれば、よりコストを下げて同じレベルのものが作れるようになるのか、日々考えていくことです。 色々 偉そうに言って失礼をいたしました。
この回答へのお礼
お礼が遅くなってすみません。
なるほど、ジャパニーズクォリティなどと電化製品がもてはやされたりしましたが、洋服の品質に対しての評価は聞かないですね。
逆に、アメリカ・ヨーロッパなど洋服の歴史があるところは強いですね。
私の師匠はユニクロなどのメイドインチャイナを馬鹿にしますが、
正直、私からみれば、服に思い入れのない人間がつくるものよりも
しっかりと生産工程が管理されているユニクロのほうが製品としての品質はいいと思います。
しかし、売り場の話を聞くと年配の方は日本製に強い信頼を持ってるようで、(安売りメインの場で、中国産と比べてですが)ありがたいことです。
今の会社に入って、「ニットなんてひっぱりゃ伸びる」「これでよしとしよう」が口癖のの師匠を見て、職人のイメージが崩れました。と、愚痴っても仕方がないのですが・・・
実は、私は生産を任されている立場なのです。が、
アパレルの経験がなく、やはり知識、経験ともに師匠にはかなわず、
強く言うことができません。(ベルベットも袖と身頃を逆につけていた!のはやめさせましたが、やはり順目にすると言ってきました。)
しかし、袖が逆になってても気がつかなかった私ですが、きれいに身頃と袖が合っているボーダーを見ると、感動します。
いいものをたくさん見て勉強ですね.
リーズナブルな価格でも、努力すれば、高級店の品質に近づけるという信念もあります。やる気が出てきました。
それにしても、kenaoki様の回答、他のものも参照させてもらいましたが「GAP」や「販売員の年齢」のお話などとても勉強になりました。
ありがとうございます!
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