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最近,自分でオイル交換するようになって,オイルについて勉強しているところなのですが,基本的にオイルは新品時から2000kmくらいで30%程度粘度の低下があるようですね。

ただ,そうしたデータはオイル全体の粘度低下についてグラフ等で示してあるのですが,マルチグレードオイルの場合の低温側の流動特性と高温側の油膜強度保持特性の変化については記載されているものが見つかりませんでした。

そもそもマルチグレードオイルは低温でもやわらかく,高温でも油膜が切れないような幅広い温度範囲で使用できるように作られたものとのことですので,その特性(低温流動性と油膜保持性)が使用に伴ってどう変化するのかが交換時期や運転方法(劣化してきたころには高回転まで回さないなど)を考える上で重要だと思うのですが,そういった情報をご存知の方はおられませんでしょうか。

いろいろ調べたのですが,思うようなデータにめぐり合えませんでしたのでここに質問させていただきました。

A 回答 (1件)

詳しい話やデータなどは持ち合わせていませんので一般的な話です。


マルチグレードのオイルは低粘度のオイルに粘度指数向上剤を入れたものです。
粘度指数向上剤は高温になればオイルの分子同士をくっつけて大きな分子のようにすることで粘度を上げる働きをします。
ですから長年の使用により粘度指数向上剤が劣化した場合ベースの柔らかなオイルの粘度に近くなると思われます。
ただ実際は燃料が燃えるときに出た燃えカスのカーボンが清浄分散作用でオイルに溶け込みますのでカーボン量が増えるにしたがって粘度が上がるということも考えられます。
これは限度を超えて長期間オイルを使用した場合へどろのようにドロドロになるのを見ればわかります。

しかし調べるポイントは粘度が高い=油膜が強いとも言えない所ですね。
モチュールでは製品解説に粘度は低いが油膜は強いオイルとうたっています。
その為高回転での使用でもオイルの抵抗が少なくよりパワーを引き出せるとなっています。

まあ自動車用のエンジンは運転状況がバラバラですのでオイルの許容範囲も大きいと思っています。
だから適当に交換していても支障ないんじゃないでしょうか。
そんなところで細かいデータの提供も無駄と思われてるんじゃないですかね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
なるほど,ご指摘を受けてさらに調べてみましたが,粘度=油膜保持強度ではないんですね。また,使用に伴って粘度指数向上剤が劣化した結果がオイル全体の粘度の低下で,それは3000kmくらいでそうなるみたいですね。そこから先は清浄分散性が保たれるうちはベースオイルの性能くらいでよければ使用が可能ということなんでしょうね。
3000kmあたりを超えたくらいからは過度な負荷を与えないように気をつけて,次に交換するまでおとなしくしておくのが得策のようですね。
大変参考になりましたありがとうございます。

お礼日時:2006/12/09 20:18

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