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ピカソの絵って何かの脳の障害で、あんな風にごちゃごちゃな絵になったんではないのでしょうか?その脳の障害がなければ、ピカソはかなり絵のうまかった人ではなかったんでしょうか?
ソースが出なかったのでこちらで質問させていただきました。

A 回答 (9件)

お答えします


完結に述べますね。

ピカソは幼少時代から大変絵が上手で、写実的な絵は写真の様な完璧さでした。では何故あんなに崩れた絵を描いたかと言うと、ピカソのあの絵は「セザンヌ」と言う印象派の有名な画家がいるのですが、彼の影響なんです。

セザンヌはリンゴを沢山描いた有名な画家なんですが、彼の絵の特徴は
「あり得ない構図」で描く事でした。
なにがあり得ないのかと言うと、彼の絵では視線が全て違うんです。
本来画家はイスに座って描く際、写真と同様自分が見えている所だけを描くようにしていましたが、セザンヌは違いました。
1つのリンゴは真横から描いているのに、隣のリンゴは真上から見ている。
写真では絶対に出来ない。セザンヌは一番箇々のリンゴの美しい角度を選んで、真上にしたり、横にしたりしていたのです。
セザンヌのそう言った1つの絵画に「色んな所から見た視線」を描かれているので実際にはあり得ない構図なので、彼の絵はそう言われています。

だからピカソも1つの女性の顔に横顔なのに、目がふたつあったり、半分色が違かったりしてるんですよ。
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No.3です。


他の皆様の回答も拝読して、参考になりました。

私もピカソは「上手いと思うけど、そんなに好きではない」という感じなんです。

“たぶん上手く描こうと思えば描ける人だったろうと思います。”とNo.3に書いた「上手く」は、誰にでも解りやすく写実的に綺麗に、という意味での「いわゆる」上手に、ということを言いたかったのでした。
ANo.5の方の「後期の作品もむちゃくちゃうまいまま」というのはだから、理解できます。
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いろんな方が仰るように、デッサン画には優れたものがあります。

かれの「手のデッサン画」を見たことがあります。写実的でビックリしたことがありました。
まず、基本をしっかり固めて、自分の絵を写実画から、自分が求めている作風に移行して行ったのです。
ピカソはキュビズムと呼ばれる作風を編み出しました。それは、本来立体的である人物画を「左、正面、右」という一次元(平面)ですべて表現しようと試みたのです。それが、独特の画風として世界中に広く知れ渡ったのです。

それを、今の画家はただ真似しているだけで、子供っぽい絵をピカソ風と勘違いする傾向がありますね。絵画を極めていない、また、普段から絵画をあまり鑑賞しない人から見れば、「訳が判らない、ごちゃごちゃな絵」と思われても仕方がないと思います。

わたしは写実的な絵が好きですが、ピカソに関しては正しい知識を持っているつもりですが、一方では、彼の絵は好きではありませんね。
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>ピカソはかなり絵のうまかった人



すごいうまいです。
8~10歳ごろの作品をスペインで見たことがありますが
子どもの頃から完成された大人の絵を描くような人で
本人もそういっていました。

お父さんが画家でかなり基礎を指導したそうですから
結果そうなったのでしょう。

むしろこどもの時の絵特有の
アンバランスさとか無邪気さとか
なかったそうです。

15歳ごろの「科学と慈愛」とかいう絵は
http://www.museupicasso.bcn.es/colleccio/index_c …
(ベッドの患者と脈をとる医者の絵)
コンテストで優勝し、18歳でパリに出て
いろいろな人、女性、芸術(画家、バレエ関係者、外国文化など)
と関係したり、理論を学ぶうちに
絵が変化していったと思います。

むしろ他に影響されやすく
どんどん作風を変えていったような
きがします。(私見ですが)

>脳の障害
ピカソに関しては聞いたことがありません。
ゴッホは聞いたことがあります。精神的な病気とか。
ダリも病弱で、早く亡くなったお兄さんの
身代わりとか家族への執着など心理的な面が
作風に影響したといわれているようです。
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えっと、まずはじめに。

ピカソはけっして絵がへたになったわけではありません。後期の絵の評価は分かれますが、やはりむちゃくちゃウマいままです。

印象派などは主流ではなく、抽象画も無く、西洋絵画は写真のような写実的な画風がまだ主流の時代でした。ピカソの父親も画家で、その影響なのか幼少期から写実的な絵を描きました。十代前半で、父の画力を越えて、大人の画家たちと対等に付き合っていた、という話もあります。幼児的な絵を描かずに、大人っぽい写実的な絵を描いたという意味では、なんらかの脳障害があった可能性もありますね。

印象派が登場し、写真機が発展し、従来の西洋写実絵画の存在意義が問い直されていたような時代です。
ピカソ自身も、写実的な絵画に疑問を持ち、また限界も感じていました。
交通手段、情報伝達が発達して、日本の浮世絵や正解のほかの地域の美術に関する情報も入ってきました。

そういう時代背景の中で、ピカソは色々な画風を実験していくことになります。が、本人はかなり頭のいい人なので、理屈っぽい絵が多いです。だからこそ、理屈を超えたパワフルな絵に対する憧れがあったのでしょう。
やがて、アフリカの原始的な絵(プリミティブアート)や幼児の絵の大胆さに新たな美を見出します。
それらの絵は、けっして上手い作品ではありません。しかし、写実性を追及した西洋絵画では到底不可能な面白い表現があるわけです。それはデフォルメ。子供の絵もアフリカの彫刻等も、どちらも興味のある事柄や大事な事柄は大きく描いたりして強調しますが、興味の無いことは描きません。しかも、西洋絵画では写真のように一定角度から見た絵ではなく、好きな角度で組み合わせた絵になっているわけです。
ピカソはそういう作品を積極的に盗用していきます。
当時はどんどん心理学も発達していたので、その影響も大きかったでしょう。人間が根本的に、モノをどういう風に見ているのか、どう理解しているのか、と言うことを考えて作品を作っていきます。

本人が(そして西洋の思想が)合理的だからこそ、その理屈を捨てて感性に任せたような絵を描こうとしたのが、ピカソという人だったのでしょう。(でも理屈っぽい絵も多いですけど)
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No.3さんと重複してしまう気もしますがちょこっと回答(になると思うのですが…)させていただきます。



ピカソは初めて絵を描いた時(幼少時)のはじめの人物デッサンからめちゃめちゃうまい人でした。。とゆうのもそれは授業で見たのですが、全体の形は斜めってはいたものの、一本の線で力強く描かれており、およそ少年がはじめてかいた絵とは思えない出来で私は驚いたのを覚えています。

その後の作品も絵描きとしてはかなり上のレベルで描き続けていったようです。
ピカソの絵の変化ですが、リアリズムの絵や一般的に描かれている絵の限界を知ってしまった彼は、その先をキュービズムに求めた(見出した)のだと思います。

天才とはときに凡人の考えにはおよばぬような幾つも先を考えつき、その世界の中に生きているものなのです・・・
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年配になってからのピカソがガラス板に鳩の絵を描く様子のVTRをテレビで見たことがありますが、スイスイと線を引いて、上手かったですよ(ピカソを捕まえて上手いも何もないだろうけど)。


鳩とか花とか闘牛士、ドン・キホーテの絵などは普通に見て上手いと思いませんか?
http://artofposter.com/myweb1_045.htm
たぶん上手く描こうと思えば描ける人だったろうと思います。

実際には幼稚園児みたいな絵を描いていたようですが(^^;
一番上の『海老と水差し』
http://www.ekip.net/oma/
たしかTVの「なんでも鑑定団」スペシャルのときの名画当てクイズ(どれがホンモノで一番高いか選ぶ)に出されていて、これが一番高かったんですが、鑑定士が「海老が活きている(生きている?)」と評価したら島田紳助さんが「生きてない生きてない、めちゃめちゃ死んでる!」と言った絵だと思います。同感。
私は素人なので、ピカソと言われて見ればなるほど線がしっかりしてる・・・・という程度で、今あらためて写真で見たらたしかに水差しを描いた線などがしっかりしている(慣れている人の線)と感じますが、いきなり見たら子供の描いたザリガニかと思います。

芸術家の場合は、分かりやすく綺麗に見えるままそっくり上手に描くことが必ずしも重要というわけではありません。
いろいろな表現方法があるわけです。新しい方法にも挑戦するわけで・・・
印象派だって描かれた当初は酷評されたそうですよ。

「アヴィニョンの娘たち」はアフリカ美術の影響らしいですが、描いた当時は友達からも理解されなかったとか。
めちゃくちゃみたいですけど、キュビスムなりの理屈はあります。
立体的な形にしたり、いろいろな面から見た顔をひとつにまとめて描いたり。だから目があっちにもこっちにもあったり、鼻が妙なところに付いてたりする。
http://www.pref.mie.jp/bijutsu/HP/event/catalogu …
ただ、見て好きと思うか嫌いと思うかはまた別でしょう。
私も個人的には、ピカソは天才なのだろうと思いますが、ファンというわけではありません。「アヴィニョンの娘たち」の実物を見て色が綺麗だと思ったことがありますが・・・。

ピカソはもともと絵が上手かったからこそ、あそこまで行ってしまった、行けてしまったんじゃないんでしょうか。
普通じゃないと言えば普通じゃないとは思いますが。他人が思いつかないことをやったんですから。
変わり者ではあったでしょう。

「上手いのは当然、普通の絵はつまらない」と思っていたという説もあるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%96% …
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ピカソの絵のタッチが変化するのは、その時期に付き合っていた女性のせいだというのが一般的な話です。


また、ピカソの生きていた頃のヨーロッパで流行った描き方にも、影響されているでしょう。
もともと、基本となるデッサン力は、若い頃(十代の頃)の絵をみると、その上手さは確認できます。
脳障害があったとの話は、聞いたことがありませんね。
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ゴッホやムンクが精神疾患だったとうのは聞いたことがありますが、ピカソは聞いたことないですね。



初期のデッサンなんかを見ると、むちゃくちゃ絵のうまい人ですね、ピカソっていう人は。それが、ああいう、キュビズムになっちゃったのは、脳の障害というよりも、作風の変化、何じゃないんでしょうか?

何かのテレビで、子供の絵を褒めていた、というのを聞いたことがあります。また、中沢新一さんが「対称性人類学」のなかで少しピカソに触れてますが、そこでの見解は、まとめるのがむずかしいのですが、単純にいえば、芸術の原点に回帰するような、アルタミラの洞窟の壁画じゃないけど、人類の、きわめてプリミティブな意識状態に先祖返りするような運動だったんじゃないかと、いってますね。

ちなみに、いま近くでピカソ展があってるんで、近いうちに見に行こうと思っています。
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