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人はなぜ恐怖や緊張を感じた時に震えるのですか?
またどのように震えを防止できますか?

A 回答 (5件)

こんにちは。


健常人で普通に見られる筋肉の振るえを「生理的振戦」といいますが、そもそも「振戦(振るえ)」といいますのは自律神経の働きによる「生理反応」でありますから、これを自分の意思でコントロールするということは基本的にはできません。
但し、同じ自律反応ではありますが、寒さなどによる振るえと違いますのは、それが「大脳辺縁系」というところに発生する「情動反応」に従う「情動性自律反応」であるということです。これは、大脳辺縁系に入力された知覚情報がストレスと判定されることによって発生した情動反応が視床下部を介して全身の自律神経系に出力されることによって起こる「ストレス対処反応」でありまして、恐怖や緊張による振るえといいますのは、この「情動性自律反応」というのに当たります。

「寒いとき」や「怖いとき」、あるいは「緊張したとき」、我々は身体に振るえを感じますが、このようなものは、例えば「心拍・呼吸数の上昇」「血管の拡大」「発汗」などといったものと同じ生理反応であり、みな自律神経系の働きによって身体の生理状態を亢進させるために「ストレス対処反応」として発生するものです。これは、我々動物が与えられた状況に速やかに対処するためにどうしても必要な身体の準備ですから、自分の意思とは無関係に必ず発生します。ですが、寒さに対する振るえといいますのは、我々が動物として生得的に定められた反応様式に従って発生する本能行動と同様の「無条件反射」であるのに対しまして、「恐怖」や「緊張」などに伴うものは、「大脳辺縁系の情動反応」に基く「情動性自律反応」であり、こちらは生後の個人体験に基づく「条件反射(学習行動)」になります。
これがどういうことかと申しますと、「情動反応」というものが生後学習に基づく「条件反射」であるということは、取りも直さずそれは、そのひとの感じ方や考え方、あるいは状況などによって反応の結果が様々に変わってしまうということであります。従いまして、寒さなどのような「無条件反射」でありますならば、なんびとといえどもストレスの原因を排除する以外に手の打ち様はないのですが、このような「情動性身体反応」である場合はストレス入力に対する「情動反応」の方を抑制してやれば振るえは止まるということです。
とは言いましても、情動反応を抑制するということは、即ち感情を抑制するということでありますから、結局、恐怖や緊張に対する振るえを防止しようとするならば自分の感情をコントロールする術を身に着けなければならないということになります。もちろん簡単なことではありませんが、例えば、「怖くない、大丈夫だ!」などと自分を落ち着かせたり、あるいは緊張などの場合は「人」という文字を掌に書いて呑み込むといった「自己暗示」が一般的ですよね。
ですから、幾ら自律反応であるとはいいましても、情動性の場合は方法がないというわけではありません。このサイトでも「不安や緊張に対する対処方法」といった質問が過去に幾つもありますので、ご自分に合った方法を探すというのも良いと思います。それから、情動反応といいますのは生後体験によって作られる「学習行動」でありますから、慣れや経験を積むことによっても改善されます。場数を踏めば度胸が付きますし、慣れたひとは大勢の前でも余計な緊張をしたりしませんよね。
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あらかじめ激しい運動などをして、心拍数をあげおきます。

そうすることにより、震えを防止することができます。
副交感神経が交感神経の働きを抑制しようとするためです。
心拍数も落ち着き、リラックスしてくるでしょう。
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確か交感神経によって攻撃的になろうとして筋肉が緊張するためだったかと思います。


闘争反応か逃走反応かのどちらにすべきか迷って運動が自由にできなくなることによる震えもあったと思います。
アドレナリンの過剰分泌の結果小脳の機能が低下するために姿勢の制御がうまくいかなくなるためにフラフラしだすのも震えと言えなくもないかも。

体が震える原因は不随意神経なので自分の意思ではコントロールできないと思います。
強いて言うならリラックスするしかありませんね。
個人的な経験としては不安や恐怖の原因をあえて言葉にしたり、怖がっている自分の肉体的あるいは精神的な状態を分析したりしてみると冷静になれることがあります。
まあ、現実逃避の一種かもしれませんが(笑)
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恐怖や緊張したときには、自分も筋肉が震えたことがあります。


あと、汗をかいたり、鳥肌がたったり、血圧が高くなったりしたことはないでしょうか。

この状態は例えば犬や猫が攻撃をするまえに威嚇したりする場合に似ています。髪の毛を逆立てて怒ったりするようなイメージです。

この場合、敵から身を守ったりするため、戦ったり、逃げたりすることが必要です。そのために筋肉を震わせて活動のための熱エネルギーを作っているのです。(寒いときに体が震えるのと一緒です。)
怖いときも身構えて敵に対処しようとする体の反応です。

当然体の自然の反応なので、自分の意識外でコントロールされています。恐怖や緊張を感じた場合はそのように反応してしまいます。
ヒトが緊張状態に震えないようにするのは難しいと思います。

ですので震えを防止するには、恐怖、緊張を感じないようにする事だとおもいます。恐怖は何度も体験することで克服できるので、その人が怖い、緊張したと感じなくなれば震えなくなります。

初めは誰しも緊張なりを経験するものなので場慣れが必要だと思います。
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恐怖や緊張は


未体験に遭遇したときだと思います。
震えを止めるのには
「だいじょうぶ」と自分で納得できる
なにかを見たり、さわったり、思い出したり
することでおさまるようです。
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