私の以下の理解があっているのかどうか、知りたいので、お分かりになる方、お願い申し上げます。
まず、配当金ではなく、また、株を買い占め、経営権を取得し、その会社を切り売りするような特殊な場合を除く、通常の売買のキャピタルゲインの事ですが、よく、損する人がいれば、必ず、得する人がいるといいますが、本当にそうなのでしょうか?
株式数が変化がないと仮定すると、株式市場全体の時価総額が増えるということは、資金が株式市場に入ってきている、つまり、増えた分だけ、確実に得している人がいる、また、株式市場全体の時価総額が減ってきているということは、減った分だけ、損している人が必ずいる、という事で理解はあっているのでしょうか? 株式市場全体の時価総額が一定の時だけ、損した人の分だけ、必ず、得した人がいる、つまり、平均すると、損得0であるのではないでしょうか?
以上、私の理解があっているのか、間違っているのか、間違っているのなら、どこがどう間違っているのか、教えてください。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
おっしゃる前提での売買がゼロサムゲームなのは本当ですよ。
誰かが得したと言う事は、誰かがその分損した事になっています。特に短期で見た場合にはその傾向が強くなります。
ただし、長い時間で見れば本当の意味でのゼロサムかどうかは少々疑問のあるところです。
なぜなら、5年以上の長い時間を掛ければ一株辺りの資産や利益が大きく変化してきます。例えば会社が10倍大きくなったとしましょうか?
その場合1000円で買ったものが1200円で売れたからと言って必ずしも得したとは言えないと思いませんか?
要するに、株価と株の価値とは同一の物ではなく、実際の価値よりも株価が極めて高かったり低かったりした時に売買したならば、単純なゼロサムゲームとは言い切れないのではないかと思います。
それでも表面上動いている数字のみを追ったのならば株式市場は完全なゼロサムゲームになりますよ。
ちなみに時価総額の増減は関係ありません。
例えばマイクロソフトのビルゲイツ会長が時価総額上では兆単位で儲かったり損したりしていますが、実際に売買しなければ、実質的に損した得したにはなりません。
時価総額と入っても日々の売買で決められた株価×枚数です。日によって出来高がまちまちであるし、時価総額はあくまで理論上の価値である事を前提にしてください。
No.4
- 回答日時:
これは実は難しい問題です。
少し注意して考えてください。
まず(1)1000円で株を買った人が2000円で売って利益を得るとします。
(2)次に買った人は3000円で売却、
(3)そしてそれを買った人は4000円で売却
(4)さらにそれを買った人は5000円で売却、
(5)5000円で買った人はそのまま、
現在株価は、5500円になっているとすると
(1)の人から(4)の人まで全員、得しています。
だからと言って(5)の人がその分、損しているかと言えば
そんなことはありません。
もし仮にこの後、この株が暴落して500円になったとしても
今度は(5)の損は▲4500円で、(1)の人から(4)の人までの利益合計
と一致しないことになります。
ですから、スタート時を1000円として、そこから計算し始めて
上がったり下がったりした結果、元の1000円に戻ってきた時点で、
ゼロサム関係は成立することになります。
(手数料などのコストを除いてですが)
ある銘柄が株式公開して株価が上がり続けている場合、
損している人はいないこともあり得るということです。
しかし実際には増資などで企業が資金調達したりすると
わかりにくくなってきます。
これらを明確にするには、スタート時点と終了時点を明確にし、
最終的に皆、決済して損益を明確にするという前提があれば可能です。
例えば新規公開株で最初につく価格(初値)をスタートとして、
1年後に皆、清算して損益を確定すると言う場合です。
しかし株価が初値より上昇している場合は、ゼロサムというより
トータルでプラス、下落している場合ならトータルでマイナスとなります。
証券会社の手数料がそれほど安いわけでないので、
回転率が高ければ、証券会社の一人勝ちもあり得ますが。
バブルで膨れた、株式市場の時価総額はどこにいったのでしょう?
これらをマクロ的に考えると、たいへん難しい問題となってきます。
相場のバブルというのはどんなものでもそうですが、
高値を買ってもそれをさらに高く買う人が存在し続ける限り、
膨張することができます。この表現は不適切かもしれませんが、
マネーサプライがジャブジャブあふれ、次から次へとお金が流入、
回転し続ける限り、その膨張は続きます。
そしてそれが限度を超えた時に、破裂するわけです。
この限度を見極めるのがなかなか難しいのです。
しかしどんな相場でも価格がついた時には買い手・売り手両方が必ず
いたわけで、資金の流出入はマクロ的にバランスしているはずです。
しかしその中には、新規公開、新株発行による資金調達、証券会社の手数料、
倒産による市場からの撤退、株式消却、合併などさまざまな要因が絡み合っ
ていますから実体は相当複雑でしょうし、知ることもできません。
スタート時を明確にして皆、時価で決済できると仮定すれば、
最終的な(現時点での)損得は判明すると言っても、現実的ではないでしょう。
スタート時を明確にするというのは、証券取引所開設時?
という問題になるからです。何世代にもわたっての損得勘定を計算した
ところで意味はないでしょう。それに戦後レベルから考えたら、
時価総額は上昇しているに決まってます。祖父は生涯を通じてプラス、
父はマイナス、私は・・・みたいなことを考えても・・・。あまり意味はないですね。
バブルで損した人は誰かを儲けさせたのか?
創業者を儲けさせた部分もあるかもしれませんし、隣の人を儲けさせたのかも
しれません。あるいは皆、損したのかもしれません。
皆、損したケースでは創業者(株主)を儲けさせたかと言えば
そうとも言えません。
スタート時と清算時が明確になっている完全なケースとしては
先物、それも差金決済タイプ(受け渡しなし)のもだと
ゼロサムになります。(コストはやはり別ですが)
だからこれらは投機マーケットなのです。
株式市場は、経営者がすべてもくもくと企業価値の増大に努める
限り、皆が利益を手にすることが(理論的に)可能なマーケットです。
これが投資マーケットです。
しかし、実際には、すべての企業がそうではありませんし、
たとえそうでも、相場には常に大小のバブルが存在し、
場合によっては、実体より割安になり過ぎる(逆バブル?)
も存在します。(つまり常に相場が企業実体を正確に反映しているとは
限らない)
それでも理論的には必ずしもそうならないとしても、
本質論として「株式市場は自分の利益を他人から奪い取る
サバイバルゲームだ」と思い込む必要はないと思います。
No.3
- 回答日時:
ヘタをすると、全員が勝ち組、あるいは全員が負け組になるというのが私の持論です。
(外為取引がなくならない限り)例としては(あくまでも例です、実際にこんなことはありません)
あるとき10000円の株を10000株買った。そのとき円は1$=100円だったので日本で買った。このときアメリカ市場にも上場されていて、そこでは1株100ドルだった。
翌日、買った株は9000円に下がってしまった。アメリカ市場でも90ドルに下がったが、1$=120円になったので、アメリカで売った。
この場合、手数料は考えないとすると、
買った時 10000円×10000株=1億円
売った時 10000株×90ドル×120円=1億800万円
と言う事で、800万円の儲けとなります。
単純に行ってしまえば、確かに損をする人もいれば得をする人はいるけど、やり方次第では全員得をする場合もある、当然逆の場合もある、と言う事になります。
こんな感じでいかがでしょうか。
ありがとうございました。 確かに為替の損益まで考慮に入れると、おっしゃる通りだと思います。 しかし、株式だけの各通貨ごとの決算だと、最初から最後までならゼロサム、中間を取ると資金の流出入で、勝ち組、負け組みの割合が決まるような気がしております。 また、勝ち負けが確定するということは、株式を売却した時にしか、確定しませんから、株式市場から資金を流出した時、流出した人が、勝ち負けが発生し、株式市場内に資金がある、すべての株主は、勝ち負けは未確定なのですね。 いろいろとありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
考え違いだと思います。
多くの方がそのように考え違いされていらっしゃるようです。時価総額は 現時点の株価×発行株数 のことです。ですから発行株数が一定であれば株価の変動のみで増減します。一度に全株式を売買するわけではありませんので(発行株数のごく小数部分の売買で全体を評価してしまう),これは見せかけの金額といえます。これは宝くじ・競馬などとは基本的にちがいます。
宝くじ・競馬であれば税金を考慮しなければ,あたった人々は外れた人々の全額を山分けすることになります。
株式の場合,ソニーの株価が10000円していたとしても,10000円で全株式を売れる保証は全くありません。宝くじ・競馬であれば外れた人々の分は絶対あたった人々が貰える仕組みになっています。
株式の時価総額は全株式を一度に売買するわけではありませんので,一つの目安とお考えになられるとよいでしょう。
ありがとうございました。 確かに時価総額は、計算上の見せ掛けの金額ですね。 時価総額の代わりに、全ての株主の株式取得原価の増減が、株式市場への資金流出入になるのかなと考えております。
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