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焼却灰に含まれている六価クロムを還元剤を用いて三価クロムにしたいと思っています。

このような形で六価クロムの溶出が抑えられた灰は、通常、自然界の土壌に混ぜた場合、酸化されて六価に戻らないものでしょうか?

また、安全性を確かめるよい方法はないでしょうか?

どなたかご専門の方、ご教示をお願いいたします。

A 回答 (2件)

通常、6価ないし3価のクロムを自然界に戻すときは一般に水酸化クロムにして戻します。

焼却灰を一度水溶液(PH2位で)にした後、重亜硫酸Na等で3価に還元し消石灰等で中和沈殿すると良いです。焼却灰そのまま捨ててはいけませんよ。

自然界に戻ったクロムは例えば3価であっても6価になることがあります。例えば自然の雨はPH5.6ですが酸性雨ではPH2以下もあり得るのでその酸性雨に出会えば容易に6価になるでしょう。

しかし自然界で実際にはクロムは3価と6価を行ったり来たりするのでそんなに気にすることはありません。もし心配でしたら前の方が回答されている様にジフェニルカルバジド吸光光度法で確認されても良いでしょう。
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この回答へのお礼

sanasha様
 ご回答ありがとうございます。おっしゃるように水酸化クロムにして、クロムそのものを取り除くというのが最も安全な方法かもしれませんね。
 ところで、この水酸化クロムというのは、安定した化合物なのでしょうか? 例えば何かの溶液に溶かし、pHや酸化還元電位が変われば容易に六価クロムに戻ってしまったりするのでしょうか?

 前の方が紹介してくださった資料にもありましたが、六価と三価は簡単に行き来してしまいそうですね。
 参考になりました。ありがとうございます。特に焼却灰を捨てようと考えているわけではありませんのでご安心下さい。

お礼日時:2006/12/16 19:31

全くの素人で恐縮ですが・・・



下記資料によれば、マンガン酸化物を含む土壌の場合、3価クロムが6価クロムに
酸化されることがあるようです;
http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/conte …
(1~2頁目で土壌中のマンガン濃度について、また8~9頁目でマンガン酸化物に
 よって3価クロムが6価に酸化されることについて、それぞれ触れられています)

> 安全性を確かめるよい方法はないでしょうか?

上記資料の5頁目に「ジフェニルカルバジド」を使用した測定法があることが記されて
いますので、6価クロム含有量の測定自体は可能だと思います。
(私は詳細を知らないのですが(汗))


なお、ご存知かもしれませんが、焼却灰の廃棄を請け負っている企業もありますので、
そちらに依頼する方が無難ではあります。
例えばこちらなど;
http://www.taiheiyo-cement.co.jp/cement/index.html
(「ご相談コーナー」をクリックすると、「●廃棄物処理に関するご相談」という、相談内容
 を送信するフォームへのリンクがあります)
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この回答へのお礼

DexMachina様
 早速、ご回答いただき誠にありがとうございます。 農業環境技術研究所の資料は大変興味深く、ゆっくり拝見いたします。貴重な情報を誠にありがとうございます。
 化学的な実験であるため、業者に出すことは考えていませんが、安全性を第一にしていきたいと思っております。

お礼日時:2006/12/16 00:03

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