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こんにちは(^ω^)。
1914年に作られた唱歌『児島高徳』について
教えてください。児島高徳が14世紀の武将と
いうところまでは検索しましたが、肝心の歌詞の意味が
皆目わかりません(どこをどう検索するのかもわかりません)。

歌詞の著作権が消滅しているとのことなので、以下に書きます。
現代語訳をして、できれば少し解説していだだければ
ありがたいです。よろしくお願いいたします。

船坂山や杉坂と、
御あと慕ひて院の庄、
微衷をいかで聞えんと、
桜の幹に十字の詩。
『天勾践を空しうする莫れ。
時范蠡無きにしも非ず。』

御心ならぬいでましの、
御袖露けき朝戸出に、
誦(ずん)じて笑ますかしこさよ、
桜の幹の十字の詩。
『天勾践を空しうする莫れ。
時范蠡無きにしも非ず。』

A 回答 (2件)

歌詞の元になったのは太平記にある有名な逸話です。


No.1の方の参考URLの記事で紹介されているのがそれですが、続きがあります。

高徳が桜の木に句を彫りつけた次の日の朝、護送の役人たちが句を見つけますが、誰一人その意味が分からなかった。
誰かが帝のお耳に入れると、帝はその句の意味をすぐに悟り莞爾と微笑んだ。

というものです。
ご質問の唱歌は以上の情景をそのまま詩にしてます。


船坂山、杉坂と(護送される帝の)後を追いかけて院の庄まできた。
(警護が厳しく帝を奪い返すことは出来なかったが、せめて)
自分の忠誠心をお知らせしようと桜の幹に十字の詩句を刻んだ。
『天が勾践(帝のこと)を見捨てることはありませんよ、いずれ范蠡(自分のこと)が現れることでしょう』

(罪人として護送の役人の命令に従っているから)
(帝は)ご自分の意にそわないお出かけに、
袖を(朝露と涙に)湿らせ朝出発なさるさい、
句をお読みになって(その意味を悟り)お笑いになる賢さ(は見事だ)
<以下省略>


余談ですが、太平記のこの逸話はフィクションだそうです。
鎌倉幕府の役人だって臥薪嘗胆の故事で有名な勾践・范蠡ぐらい知ってるだろうから『天勾践を空しう~』の句を見て意味が分からないはずがない、ということだそうです。
これは丸谷才一センセのエッセイで読みました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます(^ω^)
現代語訳はそうなるんですね。
しかし、90年前とはいえ、唱歌で
この歌詞は難しいですねぇ。

お礼日時:2006/12/21 19:55

↓下記の「参考URL」が参考になるかも



参考URL:http://www.pureweb.jp/~donbiki/Shouka/Kozima/Koz …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
歴史的背景がよくわかりました。
感謝ですお(^ω^)

お礼日時:2006/12/21 19:57

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