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ディープインパクトが有馬記念レースを最後に引退すると聞きました。この名馬は、まだまだ賞金をがっぽり稼げると思うのですが、なぜ早々と現役引退してしまうのですか。

A 回答 (10件)

サラブレッドには「走る」という他に「種牡馬」としての役割を期待されています。

牝馬の場合は、(1年で1頭しか生まれませんから)ある程度のレベルがあれば繁殖牝馬、つまり母親になれますが、牡馬の場合は、年に何回も種付けをすることができるので、ごく一部のいい成績を残した馬しか種牡馬にはなれません。

種牡馬になるときは個人所有という形ではなく、シンジケートといって、複数の出資者で共通して持つ、というのが一般的です。ディープインパクトの場合、その金額は51億円と言われています。

問題はこの種牡馬になるタイミングなのです。何でもそうだと思いますが、物には価値があります。上がることもあれば、下がることもある。だから種牡馬になるタイミングというのは非常に重要です。他の例で言えばプロ野球選手とかでしょうか?ドラフトで1位指名されようが下位だろうが、成績が良ければ年俸は上がり、悪ければ下がり、クビになります。ドラフトというのはその時点での価値でしかありません。

ディープインパクトの場合、すでに
3歳クラシック三冠
天皇賞・春、宝塚記念、有馬記念、ジャパンカップ
と勝っており、ディープインパクト向きの国内の大きなレースで勝っていないのは天皇賞・秋しかありません。仮にこれに勝ったとしても価値が上がるとは考えづらいのが事実です。勿論、負ければ価値は下がります。

したがって、価値を上げるためには海外のレースに出るしかありませんが、今回の一件に限らず、海外遠征はリスクがつきまといますし、負けた場合、内容によっては、価値が下がることになります。

また、競走馬ですから、故障がつきものです。ディープインパクトの場合、これまで幸いにも大きな故障とは無縁でしたが、あれだけの走りをする馬ですから、いつ故障が起きてもおかしくありません。

したがって、来年現役続行して得られる賞金や評価アップよりも、価値が下がることや故障リスク、また、種付け期間が1年減ることによる実質的減収(種付け料1200万とすれば100頭種付けすれば12億円で、ディープの去年の獲得賞金を上回ります)を考えれば、このタイミングで引退するのは当然の選択肢かと思います。

見る側や、興行的側面からは勿体ない感じもありますが、馬主の立場に立ってみれば今回の選択は妥当な判断でしょう。結果何も起こりませんでしたが、有馬記念すら使う必要はなかったかもしれません。(これまでの例では先にシンジケートを組んでGIを上乗せするごとに1億価値アップといったものもありますが、ディープにはなかったので)
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この回答へのお礼

有難うございました。それにしてもディープの引退は淋しいです。

お礼日時:2007/01/05 18:06

儲けたいとか、お金の問題ではないと思います。


ホースマンとして、競走馬としての名馬を託されたならば、無事に走り終わらせて次世代の親として送り出したいと思うのは当然だと思います。
名馬の子供が出てくるのは楽しみです。
なぜ、今引退かというと、馬主さんが「私のハートが小さすぎた」と言っていました。理解するに、2歳・3歳・4歳と走ってきましたが、いつなんどき怪我をするかドキドキだったと思います。このドキドキを5歳時の受け入れられなかったと理解しました。
今はホッとされていると思います。
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この回答へのお礼

お金の問題ではない・・嬉しいですね。有難うございました!

お礼日時:2007/01/08 19:25

一番人気がある時に引退した方が


イロイロ値段が高いの。
大人の世界だからね。
走るよりもっと楽に稼げます。
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この回答へのお礼

走るよりは楽? ・・そうかも。

お礼日時:2007/01/05 18:09

今から11年前、ヨーロッパで無敗のまま引退した『神の名馬・ラムタラ』を巡るシンジケートで大騒ぎになったことがありました。

 シンジケート33億円という法外なものでしたが、ラムタラ(Lammtarra)の子供たちはいずれもたいした結果を残せませんでした。 

やはり、馬は牧場で走って才能が開花するのであって、種はあまり関係ないようです。  多分、ディープインパクトもたいした結果は期待できません。 しかし、それでも群がって来る『金の亡者たち』です。

ラムタラのその後を示すサイトを添付します。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%A0% …
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この回答へのお礼

名馬の子供はすべて名馬、というわけではないのですね。

お礼日時:2007/01/05 18:08

走ることによって稼げる賞金よりも、引退して種牡馬生活を送ったほうが「安全・確実」に稼げます。



種付け権を共同してもつ「シンジケート」が51億円で作られました。日本競馬の生涯獲得金額レコードが約18億ですから、軽く超えます。

走り続けることにはリスクが伴います。故障するリスクもそうですし、負けるリスクもです。価値が下がってしまってはどうにもなりません。国内最強になってしまった今、価値をあげる勝利はもはや凱旋門賞勝利だけです。それだけのためにリスクは背負えないと判断したのでしょう。

名馬は血を残すことも大切な仕事です。ですから、無事に走りきれた今引退するのです。
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この回答へのお礼

やはり走り続けるのはリスクがありますか。有難うございました。

お礼日時:2007/01/05 17:52

レースでの賞金より種牡馬になって種付け料でやって行く方が遥かに稼げるからでしょう



歳取って評価が下がったりするのは嫌ですし、一番怖いのは骨折して予後不良で安楽死させられること。レースの賞金はおろか種牡馬としての種付け料ももらえなくなりますから
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この回答へのお礼

どうも、そうみたいですね。ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/05 17:39

 血統保存のための繁殖が第2のお役目です。



 1回分が1,200万円です。
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この回答へのお礼

1回が1200まんえんも!!!

それにひきかえオレは。うーん・・(絶句)・・ (ーー;)

お礼日時:2007/01/05 17:38

1.種牡馬とした方が儲かる(とふんだ)。


2.1を踏まえて、今までに実績だけで種牡馬としてもう十分すぎ、これ以上付加価値がつかない。
3.現役続行だと最悪”レース中のアクシデントでその場で薬殺”という自体もありうる(過去に実際あり)
などなど。
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この回答へのお礼

あくまで計算づくの選択ですか。ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/05 17:35

レースで賞金を稼ぐより種馬として稼ぐ方が楽に儲けられるからでしょう。

調教中やレース中に骨折して予後不良にでもなったら目も当てられません。
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この回答へのお礼

なるほど、リスクを避けるわけですね。

お礼日時:2007/01/05 17:33

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2623151.html
同じ質問があったのでどうぞ。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/05 17:31

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