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天皇誕生日の一般参賀の際に、お姿の背後の布に『四つ割菱』の紋がありました。

え??  天皇家の家紋とは違うんじゃ・・・・ と思いました。

ネットで調べたところ、この『四つ割菱』は、武田家専用の紋だと載っていました。
http://www.www2.harimaya.com/sengoku/bukemon/bk_ …
(ここの中段)

この疑問は、他の方も抱いているようです。
http://kunkemonogatari.blog73.fc2.com/blog-categ …

え??
まさか!!?

来年の大河ドラマの宣伝のために、陛下のお姿の後ろに『武田菱』を入れて、サブリミナル効果で視聴率を上げる作戦なのですか???

とりあえず、私はサブリミナルにかかっちゃったので、来年の大河ドラマは見ますが、陛下の背景に『四つ割菱』が飾られいてた真相について、教えてください。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

>>つまり、もともと天皇の家紋として使用していたということですね


 いえ、ここでいうところの菱模様は家紋ではなく、広く一般的に使われるひとつのデザインです。折柄や調度品などにも用いますね。
 質問者さんは模様=家紋と誤解されていますが、一度家紋という概念を切り離して考えてください。
 順序だてて整理しなおすと・・・

1.菱模様はそのデザインの美しさから、古くから広く折柄や調度品などに用いられていた。

2.天皇家や宮家でも菱模様を用いた。

3.武田氏の祖がその菱模様を「家紋」として用いた。

 現代人でもそうでしょう。きれいなデザインのものを身の回りに置きたいのは。当時も同様です。伝統的な模様も同じです。
 家紋というものも始めから家紋として生まれたのではなく、普遍的に存在する模様から、気に入ったものを「家の紋」「一族の紋」として打ち立てたものです。

 ですから、ここで使われている菱模様は家紋ではなく、伝統的かつ普遍的な模様です。そのデザインの美しさから今でも使われている。あまり他意は存在しないでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど。

たまたま、きれいな模様が陛下と一緒にカメラに映ってしまったのですね。
いや、よく分かりました。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/12/31 21:20

 菱(ひし)という言葉の語源は、「緊(ひし)」つまり植物の実が鋭くとがっている、あるいは葉がひしげた(ひしゃげた)形といわれます。


 菱模様そのものは正倉院宝物などにもあり、古くから使われていた意匠です。特に平安時代には『年中行事絵巻』『伴大納言絵巻』などにも頻出します。均整のとれた形が賞美されたのでしょう。
 その菱模様を清和源氏義光流の武田氏が家紋に流用したのです。

 ですから質問者さんは勘違いをされています。天皇家の武田氏の家紋を使ったのではなく、ごく一般的な菱模様から武田氏が家紋として用いたのです。ですから真相も何も単なる伝統的意匠が使われただけですね。

 なお天皇家の紋といえば「菊花紋」が有名ですが、これは後鳥羽天皇が特に菊模様を好み、後の後深草・亀山・後宇多天皇が受け継いで、いつのまにか皇室の紋と認識されるようになりました。天皇家の紋には「日月紋」・「桐紋」などもありますが、明治になってから皇室以外の菊花紋使用が禁止されたことにより(戦後にこの制度は廃止)、いつのまにか菊花紋のみが皇室の紋と誤解されるようになりました。

参考『家紋大図鑑』(秋田書店)
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この回答へのお礼

つまり、もともと天皇の家紋として使用していたということですね。

なるほど。

しかし、「日月紋」・「桐紋」もあるということですが、なぜ、『四つ割菱』をあえて使用したのでしょうか。

でも、それが『伝統』なのでしょうね。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/12/28 12:48

武田家は清和天皇の流れを汲む源氏・新羅三郎義光公以来の名門です。



http://www.h4.dion.ne.jp/~sueki/ouen/takedabishi …
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この回答へのお礼

つまり、清和天皇の流れを汲む今上天皇が用いることには問題がないということですね。

納得します。が、違和感はあります。

なぜ、『四つ割菱』をあえて使用するのかがわからないのです。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/12/28 12:44

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