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こんにちは。

単純な疑問なのですが、落語や歌舞伎、または狂言の世界などでは
何代目○○という名前があります。

過去の有名な名前を襲名して使い続けるのは分かるのですが
ここで疑問が2点あります。
どなたかご存知のかた教えていただけるとありがたく思います。

よろしくお願いします。

1.新しい名前を作成して継承することはもうないのか?
古くから使われ続けている名前ばかりを継承しているように思えたので。

2.どうやって襲名する名前を選ぶ、割り当てられるのか?
師匠が決める?のでしょうか

A 回答 (4件)

基本的に落語は世襲制ではありません。


http://smartwoman.nikkei.co.jp/culture/lecture/l …

この辺がご参考になると思います。
http://mitleid.cool.ne.jp/seshu.htm

1 新しい名前について
よくあるのは初舞台を踏む時に新しい名前を作ることはあります。
例としては、 つがせる適当な名前がない場合、男の子が二人いて自分が以前使っていた名前を長男に、新しい名前を次男につける場合など。
下の名前は本名を芸名にすることもあります。

現片岡仁左衛門さんは仁左衛門を襲名するまでは芸名が本名の名字と同じ片岡の家なので、名字も本名と同じ片岡孝夫でした。

それから弟子の場合は新たに作ることもありますし、部屋子や名題昇進の際に他の名前を継ぐこともあります。

↓ここで見ると分かりますが、初代と書いてある名前は新しく作った名前になります。
http://www.actors.or.jp/meikan/index.html

2 襲名する名前は御曹司なら当然親の名前が一番多いです。
兄弟がいる場合長男は親の名前を、次男は違う名前を継ぐことが多いです。
例えば今度萬屋錦之介を継ぐ中村信二郎さんは、↓錦之介さんとは親子ではなくおじさんにあたります。
http://www.actors.or.jp/meikan/members/keizu/12. …
http://www.theaterguide.co.jp/pressnews/2006/12/ …

大体こういう時は同じ家の近い名前を継ぐことが多いようです。

現松本幸四郎さん襲名の際は、松本白鸚、松本幸四郎、市川染五郎の三代で襲名をしました。松本白鴎はその際に新しく名のられた名前です。
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この回答へのお礼

こんにちは。

落語と歌舞伎はやや赴きが違うのですね。
勉強になりました。

歌舞伎の場合はやはり親、親類からの名前が多いのですね~
歌舞伎の世界に興味がわいてきました。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/25 15:16

1、歌舞伎に近いところでは 萬屋錦之助さん(歌舞伎役者の子として生まれたが 新しい映画の世界に進出して成功したが、一門の名前が消えるのではないかと心配して中村錦之助から屋号の「萬屋」をつけて新しい名前にした。

今の中村獅童さんのおじさんになります)
 中村鴈治郎家(成駒屋)は初代が大正時代で新しく元3代目は父の鴈治郎をなのったあと昔からの大名跡の坂田藤十郎をなのりました。この辺は本人のやる気と興行主が決めるのではないでしょうか。
 
 現市川団十郎は新之助→海老蔵→団十郎を襲名しています。新之助から海老蔵になったので数十年後には跡を継ぐと思います。現在活躍している役者さんの子供が大きくなってくるにしたがって父親に芸が似てくるとフアンはうれしいものです。こういうファンが歌舞伎を支えているので 興行主も無視できません。新しい名前より跡を継ぐ名前が好まれると思います。
 
  
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この回答へのお礼

こんにちは。

なるほど、比較的新しい名前も散見されるわけですね。

>役者さんの子供が大きくなってくるにしたがって~~

これはおもしろい点ですね。
俳優の世界では芸が似ることがあまりないので
歌舞伎の世界というのはおもしろいものですね。

情報ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/25 15:20

 落語については門外漢なので歌舞伎についてのみですが



 由緒ある名跡がたくさんあるのでそんなことはないと思われるかもしれませんがないことではありません。
たとえば中村鷹之資という名前は初代です。
最初は本名の「大」で舞台を踏みましたが、富十郎丈が息子のために新しく名前を作りました。
鷹之資くんが大きくなったら富十郎の名をを継ぐでしょうが、
その後、鷹之資くんの息子が二代目中村鷹之資を名乗るのではないかと思われます。
大きな名前を他人が襲名することもありますが(といっても歌舞伎役者はほとんどが親戚)
大体はこういうふうに受け継がれていくものだからです。

 このように、小さいころの名前は親が決めてそれに賛成してもらうという形になるようですが
襲名披露を行うような大きな名跡になると、やはり自分たちで勝手に割り当てるということはできません。
襲名披露のご挨拶、口上でよく使われる言葉に「松竹永山会長のおすすめもあり」というのがあります。
現在、歌舞伎興行は松竹が一手に仕切っているものですから
興行会社の松竹から「そろそろ襲名してはどうか」という打診が来るまで待ち続けます。
割り当てるのではなく、「したらどうか」という言い方になるんだと思いますが
まあ松竹のえらいさんのおすすめを断るなんてなかなかできないでしょう。
一門で受け継ぐのが普通ですが、会長の一声でよその一門に名前を貸すこともよくあります。
それ以外の脇役の役者さんに関しては、師匠が名前を決めてやるということになります。

参考URL:http://www.actors.or.jp/meikan/members/actors/a1 …
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この回答へのお礼

こんにちは。

親が名前を決めるのはなるほどと思ったのですが
まさか興行主?がそんな風にもちかけているとは驚きでした。

参考URLも非常に興味深く、おもしろいサイトでした。

ありがとございました。

お礼日時:2007/01/25 15:12

あたらしい名前を襲名することもないとはいえません。

ただ、古くからの由緒のある名前もたくさんあるので、よほどのことがないと新しい名前を作成して襲名することはなかなかないでしょう。(よほどの名人になればともかく。)
名跡は原則的には血縁関係か、師弟の間で引き継がれるようですが。
そういう権利を持つ関係者がいなければ興業会社とかと相談して名乗ることもあります。
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この回答へのお礼

こんにちは。

新しい名前はやはり珍しいものなんですね。
血縁、指定間で回されるものというのも納得です。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/25 15:06

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