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たまに、ある映像の中で赤色をみても、それが本当に赤色をしてるのかあやしいと思う(色弱ではありません)ことがあるのですが、これは人の目が赤色を完全に感じ取れていないからなのでしょうか?またこのことから人の目が感じ取れる色の誤差(%)範囲はどれぐらいなのでしょうか?よろしければ、そのことがよく書かれている文献も教えていただきたいです。

A 回答 (3件)

こんにちは。


ご質問の趣旨がきちんと機械できているかどうか自信がないのですが・・・
色の専門家ではありませんが、色の専門家と少々おつきあいがありました。次のような説明ではいかがでしょう。

例を上げると、“多少くすんだ色で微妙ではあるが、普通なら自分で明らかに「赤」と言えるハンカチであるはずなのに、「赤だ」と言う自信がなくなってしまう時とは・・・”。
良く言われるものに次の3つがあります。

○ 薄暗いとき
 人間の目は、感度の自動調整機能があります。目に入る光の量そのものを調整する「絞り」である「虹彩」の他に、視細胞自体の感度も変わるのですが、この感度の最大値は白黒の「桿細胞」が高く、色を見る「錐細胞」は低いのです。その結果、ちょっとしか暗くなっていない(十分明るい)ように感じるのに、色がよりくすんで見える(微妙な赤なら自信がなくなってしまう)ことがあります。

○ 遠くにあるなど小さく見えるとき
人間の目は、ある程度大きさが小さくなると、色を認識することができにくくなります。こちらは細胞の大きさというより、もっと高度な認識能力の問題のようです。

○ 照明の色や周りにあるものによって影響を受ける
今回のご質問の本命でしょうか。例えば、白熱電灯に照らされた机では、白い紙はちょっとだけ赤っぽく見えますが、あまり違和感がないでしょう。しかし、これをビデオカメラで撮影し、蛍光灯のある部屋でテレビに映すとかなり赤く見えて違和感があります。そして、蛍光灯を消してテレビを見続けると数分~10分くらいでまた違和感が減っていきます。これが人間の感覚での「自動ホワイトバランス」ですね。このような赤っぽい照明や周辺にある物に赤~茶色等が多い環境に一定時間居た場合、照明が赤いという認識が薄れて「普通の光」だと感じているのに、赤いシートを通じて見ると朱書きの文字が白い紙にとけ込んで見えにくくなるように赤っぽいハンカチが赤いと感じられにくくなることがあります。
ご経験の「赤く見えなかった」が、テレビの映像ならば、このような効果が働いていた可能性がありますね。逆に、緑の多い照明下では赤はよりくすんで暗く見えるようになります。こちらは仕組みが違いますが、「照明により特定の色が感じられにくい」点では共通ですね。

これらの感覚の変化はある程度科学的・技術的に解明されており、例えばテレビの信号を送るときに、少ない信号数(情報量)でもきれいに見えるような効果をあげるのに一役買っています。

なお、人間がどのくらいの微妙な色の違いを見分けられるのかを数値にするのは難しいですが、「光の波長」で表現すると、健康な人なら波長が「2~5ナノメートル」くらい違うと見分けられると言われています。人間が見えるのは、400ナノメートル(青紫)~700ナノメートル(赤)なので、全体の幅が「300ナノメートル」とし、見分けられる違いを2ナノメートルと置くと、「原色」で約150色(0.7%)を区別できることになりますね。
実際には、濃い・薄いや、複数の色の混合色があるので色は無限にありますが、あえて目安を理解する上で参考になればと思います。

さてさて、ご質問の趣旨に合っているでしょうか。
お役に立てば幸いです。
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色は物理量ではなく心理量なので物理学では答えられませんわな。


心理学で言う色の恒常性の効果(http://en.wikipedia.org/wiki/Color_constancy)とか
生物学か心理学で聞いたほうがよさそうな
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それを測定することは、できません。

哲学のカテゴリーの方がいいのではないでしょうか。
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