プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

音声学においてしばしわからない箇所があるので
この場を借りて質問させてください。

まず単語の強勢についてなのですが、これを調べる際には語彙層・音節構造・接辞を用いて分析するとあるのですがいまいちよくわかりません。ある単語があり、それがどこに強勢があるのか調べるときその語彙層でもってその単語がどの語系に属するかにより強勢が前にあるのか、
真ん中なのか後ろなのかを判断するのでしょうか・・・?(・ω・`)
そしてこの音節構造なのですがこれは強勢を調べる際にどのような
役割をするのでしょうか?(penult ultima・・?)


また、発音において例えば単語のeatenはイートンではなくイーゥン
next doorでは発音するときtが消えると思うのですが、なぜこの
ように変化するのでしょうか?(また同様にtのほかにdも消えると)
鼻腔開放・側面開放が原因・・・?←それもいまいちよくわかりません・・・

質問ばかりで申し訳ありません。音声学は苦手な分野でなかなか
理解できていないです。どこか参考になるウェブサイト等あれば
教えてくださると助かります!

A 回答 (2件)

>ness、ly、ful、ous,ment,


などがつくことにより強勢の位置がどこに移動するかは
その単語がその文・会話のなかでどこの位置に属するかに
よって判断するということなのでしょうか?

言葉が足りず申し訳ありません。
-ness, -ly は強勢の位置を変えない接尾辞です。
effective に -ness/-ly をつけようがつけまいが,強勢は音節「fec」に落ちます。
これに対して,atom の強勢は a にありますが,atomic と -ic をつけると,アクセントは to に移ります。

一般に,語根の近くにくっつき,現在ではあまり新しい語を作る力を失い,強勢の位置を動かすことのある接尾辞を「クラスI接辞」とよび,クラスI接辞の外側に現れ,新しい語を作り出す力があり,強勢の位置には関わらない接辞を「クラスII接辞」といいます。

これが語彙音韻論でいう「層の分離」です。

語と語の組み合わせで強勢の位置が移動することもあります。
たとえば,Japanese のアクセントは nese にありますが,Japanese teacher ですと,第一強勢は tea,第二強勢は nese から Ja に移動します。でもここまで要求されているのかな?

>側面開放はいまだ少しわかりません。

舌先を歯茎につけたまま,舌の両脇で破裂を起こすのですが,言葉で説明するのは難しいですね。
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1.単語の強勢について


強勢は一般に接辞と音節構造で決まります。
まず,接辞には強勢に影響を与えるものと与えないものがあります。
つけると強勢の位置が変わる接尾辞
atom, atomic ; electric, electric-ity
強勢の位置が変わらない接尾辞
beautiful-ness, beautiful-ly, leaderless

この二種類の接尾辞は,それぞれ別の層に属しており,前者のほうが先にくっつきます。逆はダメです。
×leader-less-ity

つぎに音節ですが,これはちょっと複雑です。閉音節か開音節か,3音節以上か2音節以下か,品詞は何か,などによって決まりますが,ここではちょっと説明が難しい。

図書館に行って次のような本がある棚を見て,分かりやすそうなのを読んでください。(最近の本はよく知らないもんで)
『現代の英文法3 音韻論』開拓社
『新英文法選書1 文法と発音』研究社
『日英比較選書10 音節構造とアクセント』研究社
『英語学モノグラフシリーズ14 アクセントとリズム』研究社


2.鼻腔開放・側面開放
[t,d] は舌先を歯茎につけて,発音します。「タ,ダ」と行ってみてください。日本語では舌先が歯と歯茎にべっとり付けて,それから空気をため込んで破裂させて離す,という風に発音しているはずです。このように普通は「つけて破裂」で一つの音です。

しかし,場合によっては舌先を歯茎から離さないで発音することがあります。

たとえば,後に [n] が来るとき。[n] は空気を鼻に抜く音です。口の中を空気が通るかどうかはあまり重要ではない。そこで発音するときにちょっと手を抜いて,一応,舌先は歯茎につけるんだけども,離さないでおくのです。で,破裂は鼻の入り口のところでするのです。これが鼻腔解放。

[t,d] のあとに [l] が来れば,今度は破裂は下の両脇でやります。これが側面解放。eaten や ridden で鼻腔解放が,little や riddle で側面解放が出てきますが,口では説明が難しい。CD 付きの音声学の本を買うか,ネイティブに頼んで発音してもらうか。

最後に next door ですが,これは [t] と [d] が連続していますね。いちいち何度も舌先を歯茎につけたり離したりするのが面倒なので,[t] の方は破裂させずにくっつけたままにします。あるいはもう完全に [t] を落としてしまう。

いずれにせよ,できるだけ手を抜く,楽な方楽な方へ流れる,そういう傾向です。これを難しくいうと,経済性の原則といいます。こう呼ぶとかっこいいですね。
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この回答へのお礼

わざわざありがとうございます♪

単語の強勢は音節と接辞で決まるということですね。
つけると強勢の位置が変わる接尾辞
atom, atomic ; electric, electric-ity
強勢の位置が変わらない接尾辞
beautiful-ness, beautiful-ly, leaderless
ということなのですが、ness、ly、ful、ous,ment,
などがつくことにより強勢の位置がどこに移動するかは
その単語がその文・会話のなかでどこの位置に属するかに
よって判断するということなのでしょうか?(汗

音節に関しましては上記の参考文献でチェックしてみます。

鼻腔開放はよくわかりました♪語尾に[n]がつくことにより
歯茎に舌が触れ鼻腔開放になり本来イートンとなるものが
イーゥッンみたいに変化するですね。(勝手にまとめましたけども汗
確かに自分で実際に行ってみたら上記の説明のようになりました

側面開放はいまだ少しわかりません・・・すみません

[t][d]はよくわかりました、ありがとうございます♪

お礼日時:2007/01/30 22:04

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