プロが教えるわが家の防犯対策術!

昨日、マトリックスを見ましたが意味が解りませんでした。
そこでこちらで、調べて、世界観や内容などはわかったのですが
まだ、なぞのところがあるので教えてください。
1.ラスト。女の子がなぜネオの為に太陽を出せたのか。
 また、あのコは何者なのか?
 あと女の子がスミスに見つかってフェードアウトになったあと
 オラクルが出てきて「酷いこと」を…っていってたから
 死んだのだと思ったのですが…
2.スミスとのバトルで、どうやらネオが勝ったようなのだが、
 ネオがスミスになってしまったから負けたんじゃないの?
 スミスが最後光になった消えた後オラクルが出できたのはなぜ?
3.オラクルは何故預言者なのにマトリックスに住んでるの?

以上。お願い致します

A 回答 (2件)

おはようございます。

話せばとても長くなるのですが・・・
1について、彼女 ( サティ ) は最初に出てきたフランス人 ( だったかな? ) 夫妻の娘です。彼等はプログラムでありながら、サティという娘を持ちました。しかし、サティには仕事がありません。仕事、目的のないプログラムはソースに戻れば削除されてしまいます。彼等はそれを防ぐ為にメロビンジアンと交渉し、自分達を犠牲にして彼女をマトリックス内にEXILE ( 放浪者 ) として残す道を選択しました。オラクル ( 預言者 ) やサティは死んだのではなく、スミスによってプログラムを上書きされたと考えるのが妥当でしょう。つまりスミスというプログラムをコピーしたと。ちなみに最後でサティがネオの為に太陽を出したのは、マトリックスVer.7に於いてサティにも仕事が与えられたのではないかと考えます。太陽を出すという仕事を。スミスが破壊された時点でマトリックスVer.6が終了しました。あの朝の日の出はマトリックスVer.7の始まりを表しているんだと思います。

2について、ネオがスミスになってしまったから負けたのではなく、ああする事でしかスミスを破壊する事が出来なかったからです。スミスはあの最後の時点では、ネオはおろかデウス・エクス・マキナ ( ネオがマシンシティに着いた時に出てきた顔 ) ですら制御不能な存在となっていました。スミスを破壊するにはいわゆるアンチウィルスソフトを注入しなければいけない訳ですが、スミスにはプラグがついていません。そして同様に彼によってコピーされたスミス ( 例えばオラクル・サティ等 ) もコピーされた時点でプラグが外れています。プラグが外れているものには注入する事が出来ません。ではどうすればスミスを破壊する事が出来るのか?それは、対極の存在であるネオとスミスを同化させ、バランスを崩した上でネオもろとも破壊する。それをデウス・エクス・マキナとネオは知っていた、だからこそデウス・エクス・マキナはネオをマシンシティへと導いた。それに応えるようにネオも単身でマシンシティに行く決意をしたと考えます。そう考えれば、ネオが武器も持たずにマシンシティに行こうとした理由が解明されるのではないでしょうか。ネオはデウス・エクス・マキナが自分を必要としている、つまり自分は絶対に無事にマシンシティに辿り着ける事を確信していた訳です。そして最後の決戦でスミスはネオに自らをコピーさせた。この時ネオが何の抵抗もしなかったのは、これが自分の最後だと悟っていたからです。そこへすかさずデウス・エクス・マキナはプラグが接続されているネオにアンチウィルスソフトを注入し、ネオもろともスミスを破壊したという訳です。最後にオラクルやサティが出てきたのは、スミスが破壊された為、正常なプラグラムへ戻ったと考えるのが妥当でしょう。

3についてはNo.1の方を参考にして下さい。
    • good
    • 5
この回答へのお礼

素晴らしい回答有難う御座います。

なるほど!!
その他、ちょっと不思議に思っていたことも
解決し、私のマトリックスに関する疑問がすべて解決いたしました!!!

有難う御座います

お礼日時:2007/02/05 17:01

3だけ確かなのは、


『オラクル』は元々マトリックスの一部で、一つのプログラムです。
また、救世主を必要としていたのは本当はマトリックス自身であり、ネオを救世主たらしめ、また、モーフィアスやトリニティがネオを救世主と信じたのも全てマトリックスの計画通りです。

人間という要素をシステムに取り込んでいる為に発生する不確定要素が一定以上に増えるとシステム自体の存亡に関わる為、システムに連結されている人間の中で危険分子、つまりシステムに悪影響を及ぼしそうな人物を、外の世界で生きる人間たちがシステムから切り離し、ザイオンへと導く…これも全てマトリックス、つまり製作者であるアーキファクトが計画した事です。
そのシステムの一部として、人間の心理分析を担当していたプログラムが『オラクル』なのです。
『オラクル』は、システムを正常に保つ為に救世主を作る必要がありました。また、救世主は、排除してきた不確定要素が増えて制御不能になりかけているという状態で生まれる物なので、その救世主の誕生を見極めてシステムに悪影響を与える前に役目を果たさせる事も任務の一部です。
不確定因子が増大し、救世主を生み出すようになった場合はそのままのバージョンでは今後の維持が不可能となる事が予測される為、システムを全てリセットして(リローデット)初めからやり直す方法が用いられます。これに、救世主が貢献するのです。
救世主のマトリックスとの戦いは、プログラムの初期化の為に行われるのです。その際にザイオンも滅びます。
そして初期化されたプログラムから、マトリックスは新たに数人の人間の男女を選び、システムの外に出し、新たなザイオンを作らせます。
それで当面は新バージョンのシステムの正常維持が可能になります。対処可能な不確定因子はザイオンの人間がシステムから切り離し、安全を保つ…不確定因子がたまり、制御不可能に近づくと新たな救世主が生まれてシステムのリセット…これが過去6世代にわたり続けられていました。判りにくいですが、それらは全て二作目の『リローデット』でネオがアーキファクトに対峙した時に明かされています。
最も当の人間たちは全くこの事を知らずに居ますので、毎回同じようにシステム維持の為に利用され続けてきたのです。
しかし最後のマトリックスは、マトリックス内部で発生したもう一つの異分子、つまりセキュリティシステムが暴走してバグと化したスミスを倒す為にネオを今までの救世主とは違い、スミスを倒す為の手段として、現状のザイオンを滅ぼさないと言う条件で利用しました。
つまり、現状のザイオンは存続し、マトリックスのみリセットするという選択肢を選んだのです。
結果的には救世主となったネオ…。
一作目からの流れで、とてもこれ等の設定が上手に語られているとは思えず、説明不足のため(余程注意してみなければ判らない)に物語が破綻してしまっているのが三作目のレヴォリューションズです。
こういった観点に立ってご覧になれば、幾つかの疑問が解けるかもしれません。が、とけたらとけたで、「それならばあの描写は無いんじゃない?」という失望感も襲って来ますが。
結局、三作目はアクションが面白い作品で、設定や物語は敢えて深く考えてはいけない作品と思ってみるしか有りません。
それまで意味深に語られてきましたが、全くそれらの物語に対するちゃんとした結末を付ける事が出来なかった作品です。
    • good
    • 5
この回答へのお礼

とても解りやすい説明有難う御座います。
ストーリーの疑問がさらに解消されました。
オラクルは人でなくシステムの一つという事なのですね。

アクションは確かにすごかったですよね。

お礼日時:2007/02/05 16:58

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!