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中国とかベトナムは社会主義の国だけれども、一部資本主義(ベトナムはかなり?)を導入していると言われているようですが、自分がこれらの国を観光で行く限り、日本と同じような資本主義の国にしか見えません。
好きな仕事をし、(言論の自由がないなどの多少の制限はあるものの)好きな暮らしをしているように見えます。
経済においてどのへんが資本主義的でどのへんが社会主義的なのでしょうか?

中国は基本的には社会主義だが、一部の地域でのみ資本主義を導入していて、ベトナムは完全に資本主義であるが、思想や政治的には社会主義的であるというのが、私の勝手な想像ですが、これは妄想でしょうか?

お分かりだと思いますが、かなり理解力がないので、厳密でなくてもわかりやすい回答をいただけると助かります。

A 回答 (7件)

>社会主義で成功している国はないのに、なんで依然として社会主義国は


>存在するのだろうと思いますが、いろいろあるのでしょうね。

いや成功している社会主義というのはあるにはあるのですけど、ソ連崩壊後、大国としての社会主義国というのは中国を除いて ない という事です。また、社会主義国の大国というバックが存在しないため、存続できないという事情もあったでしょう。王制国家の社会主義国などで親米である国などは結構ある種の成功を収めている国はあるようです。
また、例にだしたベネズエラの例で言えば、資本主義の失敗として極端な貧富の格差や貧困層の増大、飢え、資源や資本の多大な流出などを生み資本主義の失敗から社会主義国となりました。ベネズエラは油田産出国でありながら多くの国民はその恩恵は受けられず、国内の一部の資本家と国外の投資家がすべてを独占するといった状態が続き、国内の貧困問題など負の連鎖がどんどん拡大されという構図が出来上がってしまい、革命へとつながって行きました。そして現在その結果として、米国との政治的対立関係が出来上がり、ベネズエラの隣国の武装集団(テロリスト?)などを米軍、軍人が指導支援を行っており、ベネズエラ現社会主義政権の打倒、社会主義国家崩壊のために活動を行っています(かつて対ソ連の為にアルカイダの卵を指導支援したように、現在でも理由を変え場所を変えその手の活動を行っているわけです)。

経済に置いて、社会主義的政策は民主主義-資本主義に究めて劣りますが、社会主義国で成功している国がないというのは要は戦争に負けているからという事です。また米国の圧倒的な情報配信力などの影響力も理由の一つかもしれません。

そしてここに来て、中国やロシアの台頭があり、米国のイラクでの失態という状況があります。米国が軍事経済を圧倒する事が世界平和につながると信じて疑わない米国国民、対して何を考えているかわからないし、このところ大国意識を持ち始めている(おごりをみせる)中国、それを援護するロシア、、といった構図があります。
国家間の対立など大きな潮流の中では結局は何もできない一国民としては、何かの対立から大規模な戦争につながるなんて事態にだけはならないでほしいものです。
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この回答へのお礼

なるほど。
もっと自分でも勉強したいと思います。
ありがとうございました!

お礼日時:2007/02/18 19:55

{社会主義国家における資本主義経済の導入とは?}



生産力を増大する方法として、資本主義のような私企業の育成・外資の導入・自国市場を外国に開放、といったところかな。

生産力が停滞すると、経済は縮小するような傾向があります。言い換えれば、生産力が一定水準に落ち着いてしまうと、私腹を肥やす人間にとっても、普通の人間にとっても、今までの水準から低下するようなことが起こるはずです。
停滞状態は、「冷え込み」と同じです。
どうしますか?

もっと、もっとの生産ではないでしょうか?

中国の強みは、人口です。需要が低下しないことは、人口増大が示しているでしょう。日本は?
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この回答へのお礼

もっともっとの生産を目指さなくては冷え込んでしまうのであれば、
完全な共産主義は絶対に無理ということになるんでしょうかね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/14 00:41

純粋社会主義時代は、共産党員はだいたい拝金主義に染まってたね。


市場経済を導入してから、共産党員以外の平民も拝金主義者
になることができた。

国民みんな金儲けに励むのが資本主義かもね。
社会主義国の現地居住者の感想だよ。
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この回答へのお礼

ちょうど昨日、北朝鮮も金次第だと脱北者が言っているのをテレビで見ました。
社会主義であろうと完全にはお金儲けとは縁は切れないのですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/14 00:37

大ざっぱに言えば、社会主義陣営が限界を感じて資本主義を取り入れ、新たな形を模索しはじめたのが現在という事です。

冷戦期、中国に置いて計画経済はある種の成功を収めました。しかし、それは社会主義として掲げていた絵図の目標の達成であり、世界の民主主義陣営による資本主義界の米国や日本の様な経済発展は程遠いものであり、結果、社会主義の計画経済事態の限界を露呈する事になったわけです。
そこで中国は改革開放を掲げ資本主義を導入し、その波は多くの社会主義国にも影響を与えているわけです。またベネゼーラのように民主主義資本主義による失敗によって社会主義資本主義国家となっている国もあります。
現在はとにかく曖昧です。ソ連が崩壊し、中国が改革開放を掲げ躍進している現在では、かつての定義は崩れたと考えてあまり過去の定義付けにこだわらない方が良いでしょう。
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この回答へのお礼

社会主義で成功している国はないのに、なんで依然として社会主義国は存在するのだろうと思いますが、いろいろあるのでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/14 00:28

中国に関してですが、asotさんおっしゃるとおり、依然として「共産主義国家」です。


(共産党の一党独裁体制です)

ではなぜ、資本主義国家のようなのか。

それは、ちょっと強引ですが、「経済発展を取り入れつつ、より理想の共産主義体制に近づいてゆく」と言うのが共産党の理論だからです。

以前(毛沢東時代など)は「理論」のみを追い求めて、共産主義体制を目指していたので、国民も困窮し、経済的にズタぼろになった時代がありました。
その反省も踏まえて、資本主義的手法を取り入れ、経済発展を目指すようになったのです。

しかし、究極に目指すところはマルクス主義の社会主義、共産主義であることに変わりは無く、その「手段」としての経済発展、というのが彼らの理論です。

ですので、資本主義国家のような言論の自由も一部ありませんし、党本部の組織が自治体や企業の内部にまであります。
また、権力維持のため、共産党がいかに素晴らしい党であり、その党員がいかに尊敬されるべき人間であるか教育します。

当然、資本主義=貧富の格差、ということが問題となって生まれた社会主義思想です。共産主義を詠っている中国が経済発展することによって貧富の差が生まれたのでは矛盾してしまう。
そのため、中国ではそのような差が生まれないように政治的配慮もしています(実際の効果は分かりません)。

また、中国は共産主義の崩壊をいくつか見ています。それらは全て民の貧困と共産党への恐怖心、不信感が原因でした。
それらを払拭するためにも、経済的に豊かになり、国民生活のレベルが上がるということも、不満を党に向けない重要な要因でもあるのです。

マルクス主義を標榜しつつ、国家が崩壊しないための現実的な手段として、経済発展という道を中国(共産党)が選んだ、ともいえます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

資本主義を取り入れつつも、やはり目標は完全な共産主義なのですか?
経済発展するには資本主義になったほうがいいような気がしますが。
数十年先を考えたときに、共産主義のままでもこのまま中国は発展し続けられるのか疑問です。

お礼日時:2007/02/14 00:20

中国の市場経済に関しては、社会主義の面影をいつくか残しています。


・居住、職業選択の自由が制限されています
 (農村部に住む人々は「農村戸籍」ですので、当局の許可無く都市への引越し・出稼ぎは禁止されています)
・土地所有に関して私有財産制ではありません
 (国有であって、自由な処分に制限がかかっています。)
・国家企業が多い
 (最新の情報は知りませんが、重要基幹産業である軍事産業・
  鉄鋼産業・金融・交通・インフラは国家が排他的に支配しています。
 国有か、もしくは大半の株式を国家が保有。)

asotさんが言うように
>思想や政治的には社会主義的である
その通りだと思います。
社会主義・共産主義を否定すれば、一党支配体制や共産党指導体制の
正当性を根元から覆すことになり、当局は非常に警戒しています。
したがって、市場原理を一部導入して資本主義の恩恵を受けつつ、
政治的自由主義(言論・結社の自由)を制限して独裁体制を
存続させているというわけでしょう。
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この回答へのお礼

中国の農村はとても生活が厳しいというのをテレビで見たことがあります。
不公平な気がしますね。。。

政府が資本主義の恩恵を受けつつも社会主義・共産主義を続けたいというのは、
みんな自分の権力を維持したいだけなんでしょうか?

お礼日時:2007/02/14 00:15

(1) ヴィエトナムにおける修正社会主義について


ヴィエトナムは『ドイモイ』という政策を布き、市場経済を導入しています。 完全な社会主義でしたら、『計画経済』です。 政府から、生産目標がノルマとして課せられ、この生産数量を達成すれば事足れリです。

ところが、ヴィエトナムが完全な資本主義にみえるのは、南のホウチミン市(昔のサイゴン)は、1975年の解放前は完全な資本主義だったのです。 これに戻っただけのことです。 各企業はその年度の生産品目、品質、数量、販売価格等は独自の判断に任されます。 

(2) 中国も大きく変わろうとしている
中国は現在香港を併合し、ここに住む資本家にも共産党に入党できるように綱領を改正しました。 本来は資本家と労働者の対立が共産党としての運動の基礎だったはずが、ここに来て完全に揺らいでいます。

近い将来、資本家が党の書記長に就任するようになるでしょう。 小平による改革経済の導入で造られた企業が次々と香港の資本家や台湾や東南アジアの華僑によって買収されています。 一例を挙げると、ホテルは資本主義社会の経営者によって買収され、英語による近代的なホテルマンの養成が行われています。 

ただ、基本的には中国人には住所移転の自由といった基本的人権は我々日本人とは違って制限されています。 

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4% …
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この回答へのお礼

なるほど。
『ドイモイ』。。。初めて聞きました。
中国とベトナムは同じ社会主義でもぜんぜん違うのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/14 00:01

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