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こんにちは。「外来語の功罪」について調べるレポートをやっています。調べるうちに混乱してきた点、わからない点があるので教えて下さい>_<)

Q1.英語から来た外来語で、カードやランチはこれに含みますか?「外国語をそのまま原語として発音しているものは、外来語に含まない」という記述がありました。とすれば、カードやランチって英語の発音そのままで使っているから外来語ではなく外国語???@_@)

Q2.「外国語と外来語の区別は、個人による」との記述もあります。本当に個人の主観で分けちゃっていいのでしょうか...。

Q3.功罪=良い点と悪い点という意味ですが、外来語を取り入れる良い点とは何だと思いますか?私は悪い点ばかり思いついてしまいます。歴史がわかる・語彙が増えるなどでしょうか??

A 回答 (5件)

Q1


私は「カード」「ランチ」は「外来語」に属すると考えます。
ついでに、文部科学省の外来語をどう定義しているかわかる答申を載せておきます。(といってもよくわからないんですけどねぇ~)
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t1991020 …
この方法でいくと、ついこの間、安部首相が記者会見で「非常にセンシティブな問題で・・・」とか言っていた「センシティブ」は外来語というよりも、外国語といえるのではないか?記者から「センシティブってどういうことですかっ!?」と質問を浴び、しどろもどろになっていましたね(笑)

Q2
日本には、「これが日本語です」と考えて発表するのに「国語審議会」というのがありますが、あまり知られていません。例えば、フランスでしたら「アカデミー・フランセーズ」(←これはQ1であげた答申に当てれば外国語といえるでしょう、日本語ではフランス学士院ですから)という識者からなる機関が外国から入ってきた言葉に対してどう対処するかイチイチ決めて発表したりしています。法律ではないので拘束力はないし、賛否はあるものの、一応、尊重はされ、一定の基準にはなっています。
一定の基準となる物差しがQ1であげた「よくわからない基準」だったり、また物差しを決める機関がよく知られていない以上、個人の感覚に頼らざるを得ないといえるかもしれないです。

Q3
これが最もむずかしいところですが、外来語の功罪のほうがよく言われると思います。また、インターネットの普及と同時に、日本ばかりではなく、世界のいろいろな国で同じ問題を議論するようになっていると思います。
例えば、お隣の中国。ご存知のように、中国語は原則、全て漢字表記(中国語表記)です。例えば、「インターネット」は「因特網」、「ホームページ」は「首頁」、「メール」は「電子郵件」です。
ですが、数年前に「漢字で全部書くのは効率よくないし、いちいち中国語に訳していたら世界に追いつけないかもしれない。漢字やめて中国語をアルファベットにして英語はそのまんまアルファベット表記にしたほうがいい」という意見がおおまじめに中国の学識者の間で出たことすらあります。どういうことかというと、自国の伝統的な言語や文化を守るのはやはり、したい。でも、世界とコミュニケーションしやすく、なおかつ最新の知識をできるだけ早く取り入れたい。という両方の考えの衝突に悩むということではないでしょうか?
自国の文化を守りたいのは当然ですし、功罪を言うのは簡単ですけれども、それでは外来語ぜんぶやめて日本語にしたとしたら、どうなると思いますか?うかつにコンピューターも触れられなくなりますね。
誰が毎日入ってくる外国語を日本語にするのか!?という問題もあります。さらに、その日本語に決める機関があったとして、それが果たしてみんなに受け入れられるか?という問題もあります。
事実、小泉首相の頃に、「各省庁でへんな外来語使うとわからなくなるから日本語にしましょう」と決めて実践してみたのですが、「かえってわからなくなった」と不評な言葉も多いのです。
このように、外来語の功罪を言う裏には極めて現実的な問題があります。もっと言えば、「自国の言葉は守りたいけど、新しく出てきたものや観念を表すのにはとりあえず外国語あてはめちゃって意味ごと広めたほうが楽だし早い。いちいち決めて発表したのでは追いつかない」ということが言えると思います。
あえて「良い点」「悪い点」という書き方をしませんでしたが、考える一つのヒントになりましたでしょうか?
もちろん、私もむやみやたらな外国語の取り入れをいいとは思っていません。Q1で挙げた首相の言葉なんて「いい加減にしろ!」と思います。一方で、日本は世界でも有数の識字率を誇る、学習好きな国民性を持っています。ですから、従来の日本語の観念にない外国語をそのまま取り入れても定着しやすいのだと思います。
また、これだけコンピューターが普及している世の中で「漢字検定」が大流行していたりもします。ですから、外来語の濫用が起きている一方でそれに危機感を持っている人が少なくなく、濫用された言葉はいづれ淘汰されていくのではないか、とやや楽観的に考えています。
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この回答へのお礼

たくさん答えていただいてすいません..><)
ヒントを与えてくださったので良い点、悪い点について、自分なりに考えることができそうです♪ 自然に淘汰される..たしかにそうかもしれません!!

お礼日時:2007/02/14 12:18

Q1.英語から来た外来語で、カードやランチはこれに含みますか?



かなり普及していますから外来語でしょう。いずれにせよ、英語の発音をカタカナに変えたら、英語の発音そのままということはありえません。

Q2.「外国語と外来語の区別は、個人による」本当に個人の主観で分けちゃっていいのでしょうか...。

明確に区別できないため、そう言っておくしかないのでしょう。もし「区別は個人による」のなら、Q1のカードもランチも、外国語と外来語のどちらともいえる、ということですね。

Q3.功罪
<良い点>
・新しい概念を取り入れられること。漢語だって昔は外来語。感覚的な言葉が多く、理論的な語彙が少ない日本語は、中国から言葉を輸入することで、思想と思考を深めました。

<悪い点>
・認知度の低い外来語を使うと聞き手に理解してもらえないこと。
・特に英語の場合、英語の発音とカタカナ表記が違うことが多いので、英語学習者を混乱させてしまうこと。
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この回答へのお礼

そうですよね。カタカナにした時点ですでに日本語化されているのですね。なるほどー。新しい概念か!ありがとうございます♪

お礼日時:2007/02/14 12:26

http://www.econ.keio.ac.jp/staff/nakanoy/article …
の中間に「厳密に言えば、まだ日本語化が十分に行われていないと言う理由で、外来語の中に含まない場合もある。 」
とあります。外国生まれで、日本語の中に使っていれば、外来語です。
鍵は、日本語化であり、言語発音ではありません。
この意味で、個人に寄るというのは、その個人の日本語の中で普通に使われているかどうか。
安倍首相の国会答弁で、外国語が多すぎるという指摘がありましたが、本人としては、外来語のつもりなんでしょう。

功罪で、功は、新しい概念が作りやすいということです。
セクハラを日本語に訳していたら、なんだかわかりません。
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この回答へのお礼

日本語化かぁ~!なるほど~。そう考えれば、振るいわけることができそうです。セクハラ....w たしかに。

お礼日時:2007/02/14 12:24

レポートの冒頭で「『外来語』とは今回○○のような言葉のことを指すものとする。

」と断ってから議論すれば良いだけでは?

個人的には「カード」とカタカナで表記されて日本人が認識できればすべて日本語で、由来が外国語であればすべて「外来語」。なので「センシティブ」も日本語だし、他のほとんどの日本語も中国由来の外来語。

逆に言えば、その辺に「功」の部分、日本語の柔軟性や寛容性があるのではないでしょうか?
言葉というのはコミュニケーションのツールであると同時に思考のためのツールでもあるので、外来語の受容性が高いということはひいては日本人の思考の柔軟性にも通じるものがあると思います。

>私は悪い点ばかり思いついてしまいます。
レポートなんだから文献をあたって欲しい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。文献はすでに調べました。
思考の柔軟性ですか...そこまでは考えつきませんでした。

お礼日時:2007/02/14 12:22

Q1、


広義には「カード」「コンピュータ」なども含むと思います。
外来語といわれているものの中には、英語ではホンとはそう言わないよ、というのが結構あります。
(例)
「ホッチキス」(stapler)
「レントゲン」(x-ray)
いずれも人の名前
なので、英語でも同じように言い、日本語には本来ない語句が「外来語」ではないでしょうか。
「CD」
「レコード」
「ディスプレレイ」
「マウス」
などなど
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私たちは普段使っている言葉だと、昔からあるものだと勘違いしてしまいますよね~。

お礼日時:2007/02/14 12:16

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