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昨日、BSで「世界から見たニッポン」というのがあって思ったのですが、
その中で、当時の清、今の中国の留学生や
当時仏領植民地だったベトナムの人が漢文で
日本人と意思疎通しているところがありましたが、
本当に100年前、漢字文化圏(日本・韓国・中国・ベトナム)では、
漢文で意思疎通が出来たのですか?
それに、まだこの頃は、ベトナムでも漢文を使っていたのですか?
それともう一つ、いつ頃まで漢文で細かい内容でも
筆談可能だったのでしょうか?
ふとテレビを見ながら細かいところまで筆談したとあったので、
100年前は出来たのか・・・と、感動してしまいました。
ということで、これに関する回答をお待ちしています。

A 回答 (4件)

私の母親は趣味で詩吟(中国の漢詩を朗詠する)をやっておりますが、


中国に連れていったときに、現地の人と「筆談」して半分ぐらいはどうにかなった!と自慢げに話していました(爆)・・・まぁ、思い込みの部分と現地の人の親切な解釈も多分にあるんですけど。それは置いておいて、、、、百年前の人だと、漢文の素養がある人はもっといたでしょうから、余裕でしょう。下の方もおっしゃるように、夏目漱石や中島敦、森鴎外らは高い漢文知識を持ち、美しい漢詩を書いているほどです。
また、ベトナムでは現在でも漢字がある程度書ける人が少なくありません。特に、商売に強いと言われる華僑系の人がそうです。また、現在のローマ字表記法は19世紀末にフランス領になってから広まったものです。それまでは漢字とチュノムという独自文字の混合でした。ベトナム語自体は中国語を語源にしたものの割合が大変多く、南方系中国語と漢字に書けば一緒で発音も似ているものがあります。ですので、日・越どちらの人もある程度の漢字が書けて、あとは経験則で意思疎通をするのは十分可能だったと思われます。
ちなみに、ベトナムが中国の支配を受けていた時代はあります。10世紀ぐらいまで、約1000年ほどの支配を受けていて、なおかつ中国から独立後も中国の政治・行政システムを真似ています。ただし、当のベトナム人にとっては中国に支配されていた時代は辛く厳しかったようですが。「ベトナム」は漢字で書くと(または中国語でも)「越南」ですが、もともと支配者である中国に対する反乱国の名前「南越」からきています。
また、韓国・ベトナム・中国とも19世紀末~20世紀はじめぐらいまでは「科挙」試験がありました。科挙試験には漢文の高い知識を求める問題が山とあったそうですから、立身出世を夢見た人や知識階級が漢文がスラスラ書けても不思議ではなかったでしょう。
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この回答への補足

え~、これ、自分の文面をコピー貼り付けされてる。
投稿時間が2007/2/12 19:25:19だから、5時間くらい後に・・・。
あまりいい気分ではありませんね。

補足日時:2007/02/17 13:42
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100年前だと知識階級は筆談が出来たと思います。

日本は17世紀初頭で3割の識字率(世界一と聞きますが)が在りましたが、他国の識字率は非常に低かったのでのでほんの一握りの人に限られたと思います。
ベトナムが一番早く漢字を使わなくなったと思います。今65歳ぐらいの人は学校でアルファベットのみで習ったといっていましたから。日本と韓国はかなを開発し、より簡単に表記できるようになったのですが、ベトナムは声調が6声ある関係で漢字よりかなの方が複雑になってしまって、全く普及しなかったそうです。そこで、教育の普及のためにアルファベットに直したそうです。南編に漢数字の5と書いて、ナンと読み、意味は5です。
日本は60年前から新字体を使いますし、中国も25年前ぐらいから簡略体を使いますし、韓国も戦後からハングル文字のみを使い出しましたので、最近はほとんど筆談が成立しなくなりました。日本人と中国人そして、韓国人のお年寄りが、単語のみでわずかに会話が出来ます。
以前ベトナムに行きお寺を見学したのですが、お寺ですので当然たくさんの漢字があるというより、漢字のみで書かれていました。周りにいたべトナム人にこの文ははこういう意味だと教えてあげたら、感心して聞いていたのが印象に残っています。思わず「私が外国人よ」と言いたくなりました。
また英国に留学したとき結構韓国人がいたのですが、そのうちの一人が南米の人間に、「愛」という字を書いて見せ「これはLOVEという意味だ」と自慢げな顔で説明していたのも印象に残っています。韓国の若い人はほとんど漢字を知らないようです。前に別の韓国人と筆談しようと思ったのですが、あまりにも漢字を知らなかったので「学校で習ったでしょ」といったら、「習ったけど忘れた。覚えているのは数字だけ」と言っていました。
中国人は25歳以上なら旧字体も分かるのですが、これには日本人のお年より以外はついていけません。
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100年前(明治40年)なら日本人にはギリギリ可能でしょう。

乃木希典や夏目漱石の漢籍に対する知識は半端ではありません。ただ、それ以降の大正時代に入ると急激に漢文の知識は低下しました。

朝鮮では昔から漢文の知識は日本の比ではありません。中国文明を崇拝し、中国人以上に中国人になろうとしていました。自国で発明したハングルを軽蔑して使わず漢文一本槍でした。中国の科挙という非常に難しい試験(漢文の知識が必須です)に合格したものもいるくらいです。ただし、知識階級に限り、一般庶民は漢文どころか字も読めないものが大勢いました。1910年に日本に併合されてからは漢文の教育は日本なみになりました。

ベトナムも同じようなものです。ただ、ベトナムは朝鮮と違って中国に支配されたことはありませんから、中国崇拝の程度は低かったでしょう。
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