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航空機における「V1」の正確な定義について、教えてください。

V1は、パイロットがGO/NO GOを決める離陸決心速度だと理解しておりましたが、『機長の告白 生還へのマニュアル』(杉江弘著、講談社、2000年)99ページによれば、米国連邦航空法FARの定義は「形式証明時の離陸加速停止テストの際、VEFの後、パイロットが最初に減速操作を開始する速度」(パート25.107)とのこと。だからパイロットはそれ以前に離陸を決心していなければならない、というのがこの著者の主張でした。(決心から減速開始の初動までに反応時間のタイムラグがあるから、という理由のようです。)

これを読んでふと思ったのが、以下の疑問です。
1.現行の米国航空法では、「V1」をどのように定義しているのか?
2.そこで定義された速度を、日本の航空局や航空会社もそのまま引用しているのか?(定義の内容は引用せず、「V1」の速度値のみそのまま引用しているのか?)

仮に、現行法でも定義が同じであり、日本ではその定義を引用せず速度値のみを引用しているとしたなら、「V1」のコンマ何秒手前、あるいは「V1」と同時に離陸を中止した場合に、タイムラグのあるせいでオーバーランをする危険があるように思うのです。

どなたかご存知の方、教えていただけますでしょうか。

A 回答 (1件)

>現行の米国航空法では、「V1」をどのように定義しているのか?



長くなりますし、一般の人には必要ないことです。また頭では理解できても、本当の意味で理解することは難しいと思われますので、書きません。ご自分でお調べください。


>そこで定義された速度を、日本の航空局や航空会社もそのまま引用しているのか?

ほとんど同じと考えて結構です。


>定義の内容は引用せず、「V1」の速度値のみそのまま引用しているのか?

「V1」の速度は、色々な条件により全機種、毎便異なります。従って、このようなことはありません。


>仮に、現行法でも定義が同じであり・・・速度値のみを引用しているとしたなら、・・・

引用していませんので、考える必要はありません。


>「V1」と同時に離陸を中止した場合に、・・・

滑走路の長さは、構造上の長さより短くなっております。パイロットは、V1で離陸中止たときに、最悪の場合でも構造上の滑走路上に停止できるよう訓練を繰り返し行っております。
あなたが取り上げた本の著者のように、離陸中止をするより、離陸を継続したほうが安全だという意見もあるのは事実です。

これ以上の話は、事の性格上、この場では申し上げられません。世界中のパイロットがこの点を一番重要視していることは間違いないと思ってください。
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この回答へのお礼

なるほど。技術的な側面その他の理由で、色々と込み入った話になるのですね。

パイロットの皆さんは、考える間もない瞬時の判断で対応をしなければならない場合があり、そのときに備えて多くの訓練と定期的な試験をクリアしているとのこと。あちこちでそのように見聞きしており、頭の下がる思いです。

Yoshaさん、ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/15 00:49

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